エロネタで心掴め!【S県M市立第三小学校、綺羅咲音也先生(24)】

2008-05-04 01:35:15 | 小説
~ 女人禁制、ズッコケ変態先生の体当たり性教育 ~

パンチラ写真を黒板にBURRRRN!!!!!と貼る
「盗撮容疑で前科一犯になりました!(笑)」
必ず子供の笑いを取る
それが、“オレ流”だ
これで掴みはオッケー!
「如何して男の子は女の子のパンツを見て昂奮するのでしょう?」
性的昂奮、リビドーについての問い掛け
六年二組の男子生徒は十五人
一瞬きょとんとしたが
すぐに手が挙がった
「いい匂いだから!」
「曲線美!」
「理由はねえ!」
それらに対し、
「なるほどなるほど、確かにそうかも知れん。」
先生は一つ一つの発言を汲み取って行く
「ここで、反論、は・ん・ろ~ん!じゃあ、これは如何かなァ!?」
DOOOOOOM!!!!!と、女性の局部ドアップ写真を黒板に貼った
人類最大のミステリーの提示に対し
生徒らに緊張と戦慄が走り、静寂が鳴り響いた...

エロネタ
子供たちの関心を惹き付け
理解を深める為の道具やアイデアを
綺羅咲先生は愛情を込めてこう呼ぶ
エロネタで授業が脱線しているように見せ掛けて
実は巧みに人間存在の本質を突き詰めようとしている
これが綺羅咲先生の真骨頂だ
実物のTバックをポケットから取り出し頭に被り
「これは変態ですか?」
生徒たち
「変態で~す!」
今度は机上に在った呑み差しのカップから取り出したTパックを口に含み、
「こにぇはぁひぇんたゃいでしゅかぁ?」
「変態じゃありませ~ん!」
子供たちの大好物、ダジャレである
続いてまたもやポケットからストッキングを取り出し被り
「じゃあ、これは変態ですか?」
「変態で~す!」
先生のポケットはエロ型ロボットの四次元ポケットのようだ
そして、スラックスとパンツを同時に勢い良く脱ぎ
自らが穿いていたボクサー・ブリーフを被った
「じゃあ、これはァ?」
生徒たちの表情が曇る
果たしてこれは変態なのだろうか?
“完成形”である先生の息子にも
みんな眼は釘付けだ

「授業のスパイスですね。物事を少し違った角度から捉えることで
問題提起の切っ掛け作りとなるんです。」

「では、本物の女性器を見たことのある人~?」
いよいよエロネタ実習が始まったようだ
一斉に生徒たちの表情が強張る
「お母さんのはダメですか?」
一人の生徒が発言した
「ダメです!」
綺羅咲先生はバッサリ斬り捨て、キッパリと否定した
しかし、母親のそれを見たことのある子供と云うのも少し妙である
それはさて置き
こんなダダフザケ V.S. ガチ真剣勝負が生徒たちを魅了するのである
女性器のモロ写真のコピーを生徒全員に配り
「如何思うかな?」
と、みんなに訊ねる
「キモチ悪い~!」
「エイリアンみたい~!」
「I HAVE NEVER SEEN! 」
「でも、みんな、ここから産まれて来たんだよ!」
「え~!?」
「ボクは帝王切開で~す!」
教室が笑いに包まれた

「じゃあ、本物の女性器を見に行こうか!」
「マジっすかァ~?」
歓声が上がる
綺羅咲先生御用達のエロ・スポット
M市内にある、いきつけの公衆便所で
本物の女性器を観察することの出来る
女子便所に忍び込み
覗き穴に群がる先生と生徒たち
眼は輝き、みんな興味深々だ
四~五人ずつ順番に個室に這入った生徒らは
固唾を呑んで訪問者を待ち構える
「おお~、見えた見えた!」
「凄え、実際に見た方が綺麗だ!」
「見える!見える!ここ!ここ!ここ!見えよるでえ!まるで、宝石箱みたいや~!」

再び教室へ
纏めに入ったようだ
「実はボクらが女性器を好きなことに理由なんてないんだよね!本能としか言い様がないんだよ。一人一人、例えば福山くんの眼には宝石箱のようにも見えるんだ。」
生徒全員、納得の様子

「女性の美しさについて考える切っ掛けになればいいと思うんです。
それだけでも掴めれば儲けもんですよ!」

先生は最後まで、“おまんこ”と云う言葉は使わなかった
そして、先生は終わり際、みんなに向かってこう言った
「I HATEエロチシズム!BUT,エロチシズム LOVES ME!」
綺羅咲先生の座右の銘である
生徒たちは意味が全く判らない
しかし、大人になってその意味が判る日が
彼らにもいつか来るだろう
こんな先生が先生なら生徒も生徒
それはもしかしたら鉄格子の中かも知れない
因みに綺羅咲先生の好きなAV女優は
関西弁を自在に操る夏目ナナちゃん
サイン会出入り禁止になる程熱狂的なファンだ

変態先生の険しい道はまだまだ続く

※ 参考文献:20070630朝日新聞夕刊



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