ちょっと息抜き

2007-02-24 14:32:09 | Weblog
今、仕事中だけどこっそりゲームなど・・・
この四川省なるゲーム単純なものだが何度やってもなかなか飽きない私の最高タイムは3分13秒 3分を切るのはいつか!
なお、関係者はサボリのことは内密に・・・m(_ _)m

大爆発中

2007-02-16 05:37:00 | Weblog
「もうパチスロは止めました」 そう妻に宣言したのは2日前
仕事がなくお休みの今日 午前中は雪かきやDVDなどを見て過ごしていたが、ついに我慢できず小遣いを握り締めパチンコ屋さんへ
バーの嵐に小遣いもなくなり掛けたその時、女神が微笑んだ
いつもはキックやパンチでラオウに遣られていたのだが今日は違った
剛掌波が来ても避ける避ける 遣られてもユリアが「ケン」と勇気付けてくれるし、もう負ける気がしません
よし!ラオウの昇天の瞬間でもカメラで写しておこうか
しかしこんな時に電池切れ・・・唯一撮れたラオウの攻撃をかわした瞬間 しかもマクロ撮影でピンボケだし・・・
結局43連! こんな事は3年に1度位でしょう

あの日・・・(幻)

2007-02-14 23:43:06 | Weblog
林道を下がって行くとあの空き地が見えた 車を止め濡れていた上着を脱ぐと何かが落ちた 
いつの日かポケットに入れていた飴玉だった 飴玉を口に入れるとその甘さが口の中いっぱいに広がる
雨は更に強く降り続いていた 私はそのフロントガラスを流れ落ちる水の流れを見つめていた

ふと目が覚める、寝ていたのだろうか 空き地を出てもと来た道を記憶をたどり車を走らせる

札幌の街の灯りが見えはじめる いつの間にか雨は止み空には星が輝いている

家の少し手前で車を止める 居間の窓には人影が見えた 妻だろう
どんな顔して帰ろうか、妻はどのように私を迎えてくれるのだろうか

意を決してドアを開けると妻はいつもと変わりなく笑顔で言ってくれた
 
「お帰りなさい」

食卓には食事の用意がされていた

「今、味噌汁温めるね」

温かい味噌汁を手にし口を付ける・・・


「ごめんよ・・・」

その言葉は妻には聞こえていたかは分からない

その日からは仕事も若い時持っていた仕事に対する情熱や面白さを思い出し、楽しんでやっていけてると思う
そして妻の存在が私にとっていかに大切な人なんだってことが

昨年私はあの川へとそしてまたあの岩魚に会いたくて出かけてみた
しかしまさしくあの橋と空き地なのだが奥へと続く道はなく、橋から下を見てもそこに流れていた川の流れも見当たらない

あれは幻だったのだろうか
それともあの時私は車の中でまる一日寝ていて、夢の中で川を歩き、そしてあの岩魚に出会ったのだろうか

たとえもし夢であったとしても、あの渓流そしてあの一尾の岩魚に出会えていなかったら今の私に戻れてはいなかったかもしれない・・・

あの岩魚を手にした時の冷たい感触は今でもはっきりと覚えているのだが

「渓流への想い」はあの日から私の心の中に・・・


完 iwana47


この物語はあくまでもフィクションです
でも、私の経験や渓流に対する想いも多少は書かれています
第2章は多分ないと思います 
書いている途中で私のあまりにもの文章力のなさに情けなくなりましたが、何とか完結出来ました 

もし次を・・・と言ってくれる人がいたら・・・
いやいや、やっぱり私は物書きにはむいてませんね f(#^^#;) ポリポリポリ 

ある日・・・(出会い)

2007-02-13 01:06:22 | Weblog
時折、ビッ ビッと大きな地鳴きと共に目の前をカワガラスが横切る 岩の上に止まりこちらを見ながら尾を上下させまた飛び去っていく
軽いめまいに近くにある白く平らな岩に腰を下ろす ロッドを置き岩の上で仰向けになり空を見つめる
白い雲が幾度となくかたちを変えながら流れている
いろいろな思いが私の心の中で葛藤している 
田舎に帰り自由気ままに一人で暮らそうか・・・
それともここで死を待ちこの水の流れに乗って人の生まれた海に帰るのも悪くない

もう陽は西に傾きかけている しかし戻る気力などすでに失っていた

ふと川面に微かなライズを見た 無意識のうちにロッドを手に取り、フライをエルクヘアカディスに替えフロータントを染み込ませる
這うようにして近づき、ライズのあった少し上手にフライを落とす
フライは流れに乗りライズのあった所を過ぎようとしていた「やはりだめか・・」
ピックアップしようとしたその瞬間、ライズ! ロッドに伝わる魚信 慎重に寄せ7寸程の渓魚を手に乗せる

岩魚だ・・・

白い斑紋に朱色の腹 居付きの岩魚だろうか
冷たい水の流れにつけたまま岩魚を手にしばしその姿を見つめる

突然と私の目から零れた何かは手にしていた岩魚へと落ちる そして止め処なく出る涙

「バカだ!」  「なんてバカなんだ!」 

私の悩み苦しむ姿を見て妻も苦しんでいたに違いない せめて自分だけでも明るく振る舞おうといつもより増して私に話しかけていたのだ
そうだった 私が苦しく悩んでいる時いつも私の側で明るく接し、そして励ましてくれたじゃないか・・・

「帰ろう」

岩魚を流れに戻しロッドを仕舞う もう薄暗くなりつつある沢を走るように戻る
何度つまづきそして川に転倒しずぶ濡れになったか分からない
車に着いた時はすでに周りは暗闇の中 風が吹き木々がざわめく 急にここに一人でいる事が恐ろしくなり ウエーダーを脱ぎ濡れたままの姿で車に乗り込みエンジンをかける
寒さと恐怖からか、震える手でタバコに火を付ける 突然暗闇に青白い閃光が走る 大きな雷鳴がとどろき雨がフロントガラスを濡らしはじめた


つづく

ある日・・・

2007-02-11 01:05:12 | Weblog
その頃の私は仕事で役職を与えられ、人を使うことの難しさ、そして人間関係における不安などを抱え深く悩み苦しんでいた
それでも仕事を休むことはなかった それは自分や家族の為でもなかった まるで商業用ロボットのように毎日決まった時間から時間まで黙々と働き続けていた
そんなある日の夜、いつもより増して妻が私に話しかけてくる 初めはその度「うん」「そうなんだ」などと言葉を返していたが最後には面倒で「少し黙っていてくれ!」と叫んでしまった
長い沈黙 そしてすすり泣く声が聞こえる 妻が泣いている・・・

もう何もかも嫌になり一刻も早くこの場から逃げ出したい 車のキーを取り家を飛び出す
何処に行くあても無く車のハンドルを握り暗い夜道を走り続ける
何時間走ったのだろう ある川に架かる橋を渡った右手の空き地に車を止める ラジオからは若い頃よく聴いていた安全地帯の「ワインレッドの心」が流れていた
外へ出て空を見上げてみると星が美しく輝いている 時折流れ星が流れそして消える こんな綺麗な星空を見るのは何年ぶりだろうか

ふと空き地の奥を見ると道が続いていることに気づく 多分この川の上流へと続いているのだろう
車に乗り、林道を上流へと走る 10キロ程走った所の車止めで車のエンジンを止め横になる 川の水の流れる音が妙に心地よい

ふと目が覚めるともう夜が明けようとしていた 川辺に降り顔を洗う 水は澄んでいてとても冷たい
この川にはどんな渓魚達が棲んでいるのだろう 
確かめたい・・・タックルは車の中だ・・・車へと戻りウエーダーを履きロッドを繋ぐ
川は玉石が多く多少歩きにくいもののへつりや高巻きも無く遡行は楽だ
何処まで来たのか陽はもう空高く上がっている ここまでまだ一尾の渓魚にも出会っていない この川には渓魚は棲んでいないのであろうか
暑い・・・苦しい・・・吹き出た汗が目に染みる そういえば昨日の夜から何も口にしていない ロッドを置き川の流れに口をつけそのままゴクゴクと飲む
不思議だ いつもは単独釣行時はヒグマの恐怖でこんなに奥まで来れないでいたのに、今日はその恐怖感がまるで感じられない
無断で仕事を休み、泣いていた妻を残し投げやりになった私の心がそう感じさせているのかもしれない

再びロッドを持ち上流へと歩き出す 
せめて一尾でも良いから会いたい もし出会えたら何かが変わるかもしれない・・・そんな想いで・・・


つづく