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Adele Ashworth. 2006. Duke of Scandal. Avon Historical Romance.
このシリーズ1作目はDuke of Sinです。<My Reivew>
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
期待はずれ。中盤ちょっとつまらなくなってしまったところがあったので、ガバッと飛ばし読みしたけど、お話の流れは損なわれませんでしたよ、なぜか…
Olivia Sheaはフランスで香水会社を経営するやり手で聡明な美女。が、人生最大の馬鹿な過ちを犯してしまいます。
ハンサムなEdmond Carlisleにだまされ結婚してしまったのです。
結婚初夜を待たずに財産をがっぽり盗み姿を消してしまった彼を探しだし、お金を返してもらい結婚も無効にするためにOliviaは一路ロンドンへ。
あるパーティーで、社交界の一遍通りの女の子達には飽き飽きしていたSamson Carlisle、Durham公爵のところにフランス人女性を紹介したいと知り合いが言い寄ってきます。パーティーにもデビューしたての幼い女の子達にもうんざりしていたばかりか、過去の経験からフランス人女性とだけはいかなる関係を持つことも避けたいSam。でも魔が差したのか、しぶしぶOliviaと対面。
Samがびっくりしたのは、彼女の美しさだけではありませんでした。彼女の美貌に見とれていると、OliviaはなんとSamのことを、彼自身も10年ほど会ってない双子の弟Edmondだと思い込み、金を返せと要求するのです。
ここからは、もちろん、SamがOliviaの言うことを信じずに色々疑り深くなったせいでどんどん話はもつれます。
最初にOliviaの視点からお話が始まっているので、Samってなんてバカな男なんだろうとOlivia本人であるかのようにイライラせずにはいられないし、うそつき呼ばわりされて悔しくなります。
でも、最初に言ったように、中盤ガクンとつまらなくなります。Edmondのやりそうなことだと分かっているのにSamがOliviaを信じようとせず嫌なことばかり言ってロマンスどころではなく、お話は遅々として進まないように感じます。
結局、二人でフランスへ行ってSamがEdmondのふりをして本人をあぶりだしてやる作戦に出ます。
そして私はこの辺から、EdmondがOliviaとコンタクトを取ったあたりまで一気にガバッと飛ばしてます。
が、ここから最後までは挽回してます。SamのOliviaなしではやっていけないという気持ちの描写などは作者Ashworthの魅力が前面に出てます。
全体的には、1作目が良かったので今回もかなり期待していたのですが、ちょっと残念な仕上がりです。
3人目の公爵のお話に期待することにします。
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