ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Duke of Sin

2006年10月30日 | A

Adele Ashworth. 2004. Duke of Sin. Avon Historical Romance.
                       
  

昔読んだことをすっかり忘れてたのでまた借りてきました。
最近、この"Duke"三部作の2作目"Duke of Scandal"が出版されてます。

Ashworthのブログは
こちら


Story:     
Dialogue: 
Hero:      
Heroine:  
Sensuality:

「未亡人」・Mrs. Vivian Rael-LamontはCornwallの小さな町で静かに暮らしていました。ある日突然、Gilbert Montagueと名乗る舞台役者がやってきて、Vivianにある請求をします。

William Raleigh、Trent公爵が持っているとてもレアで高価なシェイクスピアの直筆サイン入りの原稿をもらってこい、さもなければVivianの秘密をばらすと脅します。

何年か前に妻殺しの容疑で裁判にかけられて以来、すっかり世捨て人の生活を送っていた公爵、Will。時々、屋敷に飾る
花を届けに来てくれるVivianのことはちょっと気になっていましたが、ある日突然彼女が表玄関から訪ねてきます。その理由は、この世で数えるほどの人しかその存在を知らないシェイクスピアの原稿をくれとのことですが、動機が不確かです。
彼女は率直で美しくて魅力的。でも、なぜこの原稿がほしいのか、誰からこのことを聞いたのかと聞くと、答えをはぐらかすばかり。

ほんの少ししか彼女のことは知らないけど、自分のことを「殺人者」だと偏見の目で見ることなく接し、どこからか暖かさがにじみ出ているVivianともっと一緒にいたいという思いから、Willは原稿をあげる代わりに"Companion"になるよう要求します。

Vivianも自分の人生がかかっているし、どこか影があるけど本当は誠実な公爵の魅力に惹かれOKします。 二人とも暗い過去があり、特にWillはこの二人の関係に安らぎを見つけます。でもこの関係がばれると村でのVivianの地位はなくなってしまうし、なによりもWillにとってショックなことに、Vivianはもう結婚はできなかったのです。

          

前に読んだ時は、Willが最後のあたりでVivianのことを信じきれていないのや、Willの暗~い雰囲気が嫌だったのを思い出しました。
でも今回もう一回読んでみて、Willの切ない思いがよく分かりました。ここまで求められるなんて、Vivianになってみたいヮ…!(
主人公は二人とも34、35歳あたり。大人の恋愛のお話

2作目、Duke of Scandalのレビューは<
こちら>。



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