ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

North and South

2006年12月11日 | Audio Visual

BBC TVドラマシリーズ(全4回) North and South (DVD-2005年発売)
ヴィクトリア期の女性作家 Elizabeth Gaskell原作。
1855年初版。

A Must See!  

友達との約束はキャンセル。家事はムシ(私の場合はいつも)。家族や恋人にも邪魔されないようにスケジュール調整して下さい。
というのも、4部作なので、おまけ(特にRichard Armitageのインタビュー!)を見る時間は別で、最低でも4時間は邪魔されない環境を準備しなければいけません!!! 
ハンカチの用意も!

1850年代の産業革命の頃の北部の産業都市を舞台にしたお話。階級の違う主人公二人のロマンスでもあります。
産業都市Miltonの汚い環境になじもうと努力する美しくて芯の強いMiss.Margaret Haleと、決して失敗は許さない厳しいMr.John Thorntonが主役。
キャラクターだけでなく、役者さん二人もとても印象的です。

キリスト教会に信義を見出せなくなったRichard Haleは教会を去り、妻と娘Margaretを連れてイギリス北部の産業都市Miltonへ引っ越します。
イギリス南部の緑の多いHelstoneできれいな家に住み、中産階級の豊かな暮らしをしていたHale一家でしたが、Miltonでは自分達より身分の低い商人や、他人に関心など持たない貧しい労働者達との付き合いが始まります。

それでもMargaretは徐々に労働者達数人と友達になり始めます。しかし、彼らの働く工場の厳しい社長Mr.John Thorntonに対してだけは、初めて会った瞬間から、彼の労働者に対する扱い方などから激しい嫌悪感を抱きます。
数日後、父のもとにプラトンを勉強しに来たThorntonに、Margaretははっきりとそんな自分の気持ちを告げます。

ですが、聡明で自分の意見をはっきりと言うことができ、思いやりにあふれた彼女に対するThorntonの気持ちは強くなる一方。

次第にMargaretは、労働者たちの労働条件の悪さはもちろん、Thorntonなど雇用者側の意見も理解し、板ばさみのような状態になりながらもMiltonでの生活を学んでいきますが、そこでの生活にどうしても馴染めない母のつらさに始まり、様々な困難が続きます。

同時に、麻の需要は減るばかりか、市場ではアメリカ産の安い麻が出回り、Miltonでは低賃金での労働が何年も続いていました。
そして労働者達の不満はつのり一触即発の状態になっていきます…。

時代背景とロマンスがうまく絡んだ、忘れ難い作品です。
          

Johnの母親がこれまた「鉄の女」(でいい感じ)なんですが、息子にはベタベタで、彼もそんな母親を大事にしています。この二人の親子愛には負けます。
Johnのちょっとおバカな妹はこのお話の唯一のユーモラスな部分です。
Hale夫妻も、Hale家の家政婦や、組合をひっぱったMr.Higginsというカリスマ的な労働者も、みーんないいキャラクターで、いい役者さんが演じているし、それぞれの顔が心に残ります。

そして何をおいても無視できないのはThornton役のセクシーなRichard Armitageです!
いつもしかめつらのMr. John Thorntonを演じきったArmitage 
Mr.Darcyを超えています。

Armitage自身がロマンチストなのか、かなり役にはまったようです。役作りのためにたくさん勉強もしたそうで、実際に北部にある博物館にも見学に行ったとか。
最も印象に残ったシーンは?と聞かれて、とてもロマンチックなシーンを3つ挙げています。
Margaretにプロポーズするシーン、MargaretがMiltonを去ってしまうときの馬車を見送るシーンと、Margaretとのキス

私もこの3つのシーン、とっても気に入ってます。
中でもThorntonが、Margaretの乗った馬車を見送りながら"Look back at me...!"と懇願するようにつぶやくところです。

Armitageのキスシーンの感想は、

" 'Was a fine way to spend an afternoon..."
って、顔がにやけてました。でもこのニヤケ顔もかっこよいのです・・・

全く別の役柄だけど、しかめっ面でぶっきらぼうで片思いの女性に思いっきり嫌われる…、と、Mr.Darcyとの共通点もあるMr.Thornton。
Mr.Thorntonとして人気を得たけど、Collin FirthのMr.Darcyと比較されることについてはどう思うかという質問に対しては、「Collin Firthのあの大人気のアタリ役と比べてもらえるなんてすごく光栄に思う」と言っていました。

今度、Jane AustenのPersuasionがTVドラマ化されるようですが、UK Historical RomanceではWentworthの役は彼にしてほしかったヮというコメントも見られます。

North and South Website

原作にはかなり忠実だと思うとArmitageが言っていましたが、どんなでしょうね。読んでみたくなりました。
BBCがTV化したGaskellのもう一つの作品"Wives and Daughters"も見ました。これも良かったので、近々レビューしますね。



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27 コメント

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どうぞ (K)
2008-12-10 05:53:44
豪州の通訳翻訳士の国家試験の受験勉強をした時に学んだものです。(←結局受けなかったけど)
Applefieldさんのブログへのコピペ、僭越ですがどうぞ^^
ありがとうございます (applefield)
2008-12-09 15:06:46
言語学に詳しいKさんのご意見は貴重です。ありがとうございました。このコメントをそのまま私のブログにコピペさせていただいてはまずいでしょうか?
アーミテージ (K)
2008-12-07 06:46:57
お久しぶりですー!

私もブログを始めて最初の頃はカタカナにしてたんです。そのほうが日本語で統一されて読みやすいと思いますし。
でも面倒くさくなっちゃって^^;
今は英語名そのままです。

Richard Armitageの場合、同姓同名の元・米国務副長官の「リチャード・アーミテージ」の表記が一般的に使われているので、私はそれでいいと思います。

Applefieldさんのブログでかなりホットに論議されているようですが、人物名・地名のカタカナ表記をする場合は、本人や場所のイメージはほとんど考慮されないのが通訳・翻訳なんですよね。

ファンには残念でしょうけど(笑


で、こういう同姓同名という偶然がなかった場合、地名や名前のカタカナ表記は、今現在一番一般的に使われているものを探します。

私は通訳翻訳も頼まれればチョボチョボやっているのですが、これが私が学んだ方法です…。

まずは辞書をひいてみます。

Armitageという名前の有名人が歴史上存在していてカタカナ表記がすでに存在するなら、自分で勝手に考えるよりは他のプロの翻訳者が使ったものを使うのが妥当だとされているからです。

で、私の辞書(同じくリーダーズ)にはArmitageは「アーミティッジ」とあります。そういわれれば、これが一番発音に近いかな。

・・・が、19世紀の画家や彫刻家の名前なので、ちょっと古い資料となります。

それに、どうしても米国務副長官の「リチャード・アーミテージ」のほうが聞きなれているし、なんにせよ、現代ではインターネットを使わない手はありません。

これがなかった時代は図書館へ行って、例えば「シェイクスピア」と「シェークスピア」のどちらが多く使われているかをただひたすら本の背表紙を見て検索…、でしたが、現代ではGoogle。

グーグルの検索語を記入する時にすでに「アーミテージ」という選択肢がドロップダウンに出てきます。

で、分かってたけど、「アーミテージ」のほうが断然ヒット数が多いです。

スペルに違いがないことも確認。

私だったらこれで安心して「リチャード・アーミテージ」にします。

男前のほうのアーミテージファンには残念無念!?かもしれないけど、イメージでこんなにギャップのでる同姓同名っておもしろいなと個人的には思います。今後のネタになるかななんて。


ということで、趣味でやってるなんちゃってブログなんですけど、こういう背景があるので、本の登場人物などのカタカナ表記をいちいち検索したりするのが面倒なので、今では英語表記のままなんです・・・。
できればでけっこうですが (applefield)
2008-12-06 13:34:18
お久しぶりです。
Kさんは作中人物や作者・俳優などの名をアルファベットで書いていらっしゃいますが、私は時々カタカナをまじえています。それでArmitageをどう書くかで、今、他の方にご意見をお伺いしています。できましたらKさんにもお伺いしたいのですが。ご興味やお時間がなければ無理強いはいたしません(このコメントも非公開のままでかまいません)。
Re: applefieldさん (K)
2008-11-09 07:29:56
長々とした説明に付き合っていただいてありがとうございます^^


>「なるほど違っていたのか!」とわかったときは楽しくていいと思ってます。

だからこそ私も、ブログで色んな方とひとつの本について色々な意見を交換できるのを楽しいんでいます。

ではでは、また機会があれば遊びに来て下さいナ!
なるほど! (applefield)
2008-11-04 09:14:16
Kさん、丁寧な説明ありがとうございます。

>両方とも、何が意識・無意識的なのかは関係なく、受け継がれていく

そっか。ここが私の理解が違うところだったんですね。「言語サインの発信」も受信も難しいですね。視覚的情報の有無はもちろんのこと、受け継いできた言語情報が違えば違うほど「推測」もはずれてしまう…。
リジー父のサイン(泣いてて笑ってて、口に手がいってる)は、個人的に知る人でもなく、よく知る国でもよく知る時代でもないので判断材料が少ないし、言語学や、英国でなくともオージーの事例に詳しいKさんと、そうでない私のオンラインコミュニケーションも同様に、推測がはずれやすい要素があったと思います。

でも違っているからこそ、「なるほど違っていたのか!」とわかったときは楽しくていいと思ってます。違う国や違う時代の映画や本にふれたり、ほかの人のブログを読んだりコメントしたりする楽しみもそれかなー、と。Kさんが色々書いて下さるからこそ、私の言語情報も更新できるわけです。
だから感謝するのはこっちですよ。これからもお付き合いよろしくです
Re: applefieldさん (K)
2008-10-28 13:56:13
これを大学で教えていたからといって、全てその内容が正しいとはかぎらないので、人それぞれ、様々な捉え方があって当然だと思ってます。

あと、うざいとお思いでしょうけど、付けたし説明です。職業病ですね…。

>コミュニケーション意識・無意識が混ざっているとしても、度合いは色々

もちろんです。というか、当然です。
でも私は、これ全てを含めて言語というのは(変化しながら)受け継がれていく、と言いたかったんです。
全て、です。
(これをCausal Theoryと呼び、私の説明ではこれを「ほとんど自然現象」と乱暴な言い方をしました

だから、Applefieldさんの↓解釈で:

>流れる涙をぬぐうのはより無意識(自然)だろうし、への字の口を隠すのは意識的(前の世代を見て学ぶ)

という風に、無意識を「自然」、口を隠すのは「意識的」という風には私は分けません。
両方とも、何が意識・無意識的なのかは関係なく、受け継がれていく、ということです。

じゃ、どうやってどの言語の部分が意識的か無意識的なのかと言い切れる根拠は、本人がそういい切らない限り、ありません。
話し手が何を意識・無意識的にサインを発信するかは、聞き手は推測することしかできません。

「話し手を理解する」というのはただ単に推測なんです。

例えば、浜辺に立っていた私が、海のほうで一生懸命両手を挙げて振っている人を見たら、その他の色々な状況も踏まえて、私は「あの人おぼれてる?!助けを呼んでいるんじゃ?」と解釈するかもしれません。

でも、その海にいる人が意識的・無意識的に手を振っているかどうかは私自身にはわかることじゃありません。
おぼれているから必死のうちに「無意識」にそうなったのか、それともただ単に、浜辺にいる人の注意を引きたくて「おーい!」と手を振っていたのか。

という話し手のレベルでの「意識・無意識」という意味です。

なので、『マナーとされている』ことを「意識的」、流れる涙をぬぐうのは「無意識」と言い切ることは私はできません。
日本人女性が笑うときに口を隠すは、マナーをきちんとマスターした女性であれば「無意識」にやってると思うことが出来ます。
でも、あくまでも推測です。


ちなみに「マナー」は、コミュニケーションレベルでは、普段マナーのいい人なら自然に取った「マナーの良い・悪い」仕草や、普段マナーなど気にしない人が取った「マナーの良い」仕草は色々なサインとなります。


コミュニケーションレベルでは、この「口に手を当てる」という行為は、状況によって様々に解釈することができます。「あ、この人女性っぽい」とか、最近ではそういう行為をする若い女性は少なくなってきているようなので、「う、おばちゃんっぽいな」と思わせ、聞き手のこの女性に対する印象が変わり、会話スタイルを変えたりするということになるかもしれません。

さらに、普段口に手をかざさずガハハと笑うような人が、とある状況でいきなりこういう仕草を示したら、聞き手(見た人)は「あれ、何で急に『おしとやか』なふりをしてんだろ?」と不思議に思ったり、「何かあるな」といぶかしがったりとある種のサインになります。話し手を良く知らない聞き手だったら、「あ、おしとやかそうな人だな」と思うかもしれません。
こういう仕草は状況に応じて聞き手が様々なその他の情報も処理した上で、一番しっくりくる解釈をします。
でも、話してのこの仕草が意識的なのか無意識的なのかは、個々の状況下で本人に聞くしかありません。

話し手・聞き手が最初から打ちあわてあれば、こういう仕草がなんらかの「Goサイン」になったりと、二人だけの「シークレットコード」ともなります。
これなら完全に意識して送られるサインでしょうね。

ということで、私が「意識的・無意識的」というのは、言語サインの発信における、という部分です。


でもこれでどうして私が話がかみ合ってないと感じたかがわかりました。
コミュニケーションって、こんな風に「勘違い?」というようなことが起こるまで、「相互理解が達成された」と双方が思い込んでいるだけです。
「理解」することって、別の人間の主観を、ものすごい量の言語情報を一瞬のうちに処理して、推測することなんです。

さらに、オンラインで勘違いが起きやすいのは、視覚的に捕らえる言語情報に欠けるというのが大きな理由の一つだと言われており、絵文字が発達したのもそのせいです。

さらに、「荒らし」が出たりケンカになりやすいのもこの視覚的情報がほとんどないせいだし、さらに顔が見えないと人って大胆になりやすいからだとも。
(この辺の研究は言語学や社会心理学で人気です。)

だからこそ私も気をつけているんですけど、私がゴチャゴチャ書いた内容や、私の言い方でカチンときた部分があればゴメンナサイです!

私のほうこそApplefieldさんにはいつもお付き合いしていただいて、感謝感謝です!
素人なんで… (applefield)
2008-10-28 11:11:05
Kさん、悩ませてしまったようですみません! 素人なんで許してください。
私は最初にリジーの父の仕草を見たときは、「泣き」「笑い」のどっちにポイントがあるのかわからなかったんです。日本人の女性がマナーとして(「社会的」と書いたのと同じ意味)手に口を当てて笑う(最近はしないけど)のとあまりに似ていたんで。でも他には(映画などでという意味です。ナマはあまり知らないから)英国男性がそうやって笑うのを見たことはないし、だから「泣き」笑いだからこその仕草かな?と思ってコメントに書きました。Kさんのお返事でも「男泣き」のほかに「泣き笑い」ともあったので、まだどっちにポイントがあるのかよくわからなかったけど、やっぱり「泣き」なのだろうと自分で解答を出したつもりで次のコメントを書いたんです(ほんとにレベルが低くて…)。「涙が出ると顔に手が行きますもんね」と書いたのは、流れる涙をふきたくなるという意味です。これはたぶん「自然に」生理的に、ふきたくなると思うんですけど。それで本当は目か頬に手をやりたいけど、恥ずかしい(という社会通念があるから)口あたりで手が止まったと思ったんですよ。への字の口を隠したいというのもあったかーと今さら思った次第。
コミュニケーションに意識・無意識が混ざっているとしても、度合はいろいろだと思うんです(またも素人考えで、見当違いならごめんなさい)。流れる涙をぬぐうのはより無意識(自然)だろうし、への字の口を隠すのはそれよりは意識的(前の世代を見て学ぶ)だろうと。
あーー、でも私は教室に入ってきたばかりの生徒みたいなものだから、先生にとってはまた「話がかみ合ってない」かも…。でも私としては少し勉強させていただいた気分(理解できたかどうかは別)で、説明してくださったKさんに感謝です。これからもどうぞよろしく!
Re: applefieldさん (K)
2008-10-27 08:48:12
なんだかだんだんと、同じことを話しているのか自信がなくなってきました…^^;

私も「泣く」ということの話をしていたつもりです。
ただ私の場合は、欧米では「男泣き」の場合、口に手をやる男性が多いのでは、ということです。

個人的に勝手に理由を想像させてもらうと、男性の場合、日本とよく似ていて、英語の世界では"Boys don't cry"といい、男性が泣くのは「みっともない」という概念がある社会が多いです。
豪州ではこの概念、日本くらい強い印象があります。(感動した場合は別だけど。)

だから男性は、泣いたり泣きそうになったりする際に、口がへの字に曲がってしまうのや、声が震えたり、嗚咽が漏れそうになるのを隠そうとして、(ほとんどムダだけど)口元に手が行くんじゃないかと考えています。


あと、なんだかApplefieldさんと話がかみあっていないなと感じたのは、前のコメントで「社会的というよりは自然な」とおっしゃっていたあたりからです。

Non-verbal communicationとは、コミュニケーションにおいて意識的な場合も無意識的な場合もありますが、どちらにしろとっても自然なものです。
話し言語と同時に、私達は顔の細かい表情、声のトーン、視線、姿勢、手の動きなど、さまざまな「サイン」を送り、聞き手はそれも同時に解釈します。

で、このNon-verbal言語(と共に話し言語)っていうのは言語・文化によって違ったパターンを見せる傾向があり、これを踏まえてRichard Armitageの目を動かす仕草についてコメントさせていただきました。
でもあの場合、Armitageの演技だけだし、私は見ていないし、それに彼一人の行動だけを見て、「欧米ではこうだ」とは言い切れないので、どっちつかずのコメントにさせていただきました。


>社会的というよりは自然

とおっしゃってた部分ですが、
コミュニケーションの手段って動物界では古い世代から新しい世代へと受け継がれていくのは自然現象のようなものです。

もう一度言わせてもらうと、言語っていうのは意識的でもあり無意識的に発信される部分があるのも普通です。

なので、一つのジェスチャー(意識的・無意識的に取られたものに関わらず)を取り上げて、「社会的ではなく自然」とするApplefieldさんの意図がよくわかりませんでした。

なので、私達は同じことを話しているのかなーと…。

ということで、なんとなくApplefieldさんと話しがかみ合ってないなと感じたので、色々と書かせてもらいました…。
それた話でゴメンナサイ (applefield)
2008-10-16 10:02:58
それた話のままズルズルとすみません。
Kさんのコメントを読んで、手が口に行くのは「泣き」の部分にポイントがあるのかなと思いました。涙が出ると顔に手が行きますもんね。
Re: applefieldさん (K)
2008-10-15 09:19:26
こんにちは☆

口に手を当てて男泣きするのはこちらのTVとか映画でよくみます。
それと、ちょっと前にオーストラリアン・ルール・フットボールのグランドファイナルがあったんですけど、17年ぶりの優勝をしたチームの選手が感無量で泣き笑いでインタビューに答えてましたが、結構手が口に行ってましたよ^^
Unknown (applefield)
2008-10-14 22:33:17
>Robin Hoodは、私はまた気が向いたら…

ではまたそのうち…

「口に手を当てて」で思い出しましたが、プライドと偏見(Matthew版)のUKエンディングでリジーの父が口に手を当てて泣き笑いしてました。もっとも社会的仕草というよりもっと自然な仕草でしたが。
Re: applefieldさん (K)
2008-10-13 06:13:23
ブログでは数回しか触れたことないんですけど、私は大学で言語学を教えてました。
日本語は、1年生の1学期(先生が足りない時)だけやってました。


>口に手を当てて笑う

うちのパートナーが「なんで笑うとき口に手を当てるの?」って言ってました。(笑



Robin Hoodは、私はまた気が向いたら…ということで…。

ではでは
Unknown (applefield)
2008-10-12 21:02:45
Kさんは日本語か何か教えていらっしゃるんですか?(ごめんなさい過去のエントリーをよく読めば書いていらっしゃるのかもしれないですが) 日本人の仕草
…代表は手を口にあてて笑うとかでしょうかね。

RHのGuy of Gisborneは強いのに弱い複層的なキャラが魅力的 写真だけじゃなくてぜひ動く彼を見てみてください
Re: applefieldさん (K)
2008-10-12 13:51:02
アメリカ人の声の大きさとか、ハリウッド映画のロマンチックさには結構しらけるオージーが私の周りには(うちのパートナーも含め)たくさんいます…(笑

Mr.DarcyやMr.Thorntonの仕草を覚えてたのは、ちょうどUK Historical Romanceで読んだことが気になっていたのと、Non-verbal Communicationを授業で教えていた時だったからですよん^^
普段は昨日の晩御飯のメニューも思い出せません!


昨日、CD・DVD屋さんでRobin HoodのDVDを見かけました。
値段はそんなに高くなかったです。
ちょっと「ぷ」ときたのが、裏に写ってたRichard Armitageのガンたれた悪者の雰囲気たっぷりの写真でした(笑
それでも、かっこよかったのでじっと見入ってしまいました
Re: Non-verbal communication (applefield)
2008-10-08 15:01:10
丁寧なお返事ありがとうございます。
あとから考えると、RHの他のキャラは別の表現もしていました。たとえば似たような場面でロビンは歯ぎしりしたり、ハーと大きくため息ついたり、目をキョロリもありましたし、バラエティ豊かで表現が大きい。シェリフは大声でわめいたり。役者の個性と役柄の個性、どっちが優先しているかは不明ですが。そうしてみると「英国人だから」天を仰ぐ訳じゃないみたい。

「アメリカ人のほうがリアクションが大きい印象」ってのは何か納得って感じで面白いです。大体、喋り方からしてそんな気がします

それにしても、ドラマのキャラの仕草をあとから細かく思い出せるKさんの能力はすごい! 役立つ情報をたくさんありがとうございました。
Non-verbal communication (K)
2008-10-07 11:43:57
こんにちは☆

Non-verbal communicationはその国の言語・文化によってジェスチャーとその意味が違ってくるので、日本人にとっては不自然に思えるしぐさが、他の国の人たちにとっては普通だということもあります。

英国人のことは知らないけど、オージーがあきれた時に目をキョロっと上に回したり、「あーもう!」というイライラ感や、むかつくことがあった時なんかは、上を向いてちょっと毒づいたりするのはあると言えばありますが、一般的には英国人もオージーもアメリカ人ほどは表に出さないといわれています。もちろん、個人レベルでの違いはあるでしょうけど。

さらに、日本では感情表現を極力抑えることを美徳とするので、うつむいて歯を食いしばって耐える → 極力表に出さない、他人になるべく感情を読み取らせない、というのが一般的に「普通」なんだと思います。
私は不満があればがまんせず思いっきり文句言うタイプなので日本では引かれますが、オーストラリアでは違和感ありません^^;

ちなみに、欧米人からすると、何も言わずなんでもがまんする日本人の姿は「気持ち悪い」印象を与えることもあります。

でも、どちら側の印象にしろ、「変」「不自然」とかいう印象を受けるのは、相手の文化のNon-verbal communicationに関する理解不足によることが多いです。


Robin Hoodの中のArmitageの演技ですが、私はそこまで詳しく見てないし、少数の人だけを見てその文化背景について言い切ることはできないのですが、もし一視聴者のApplefieldさんが「なんだかわざとらしい…」と感じたなら、なんだかわざとらしい演技なのかもしれませんよ。
もしかしたら、大げさなキャラにしてあるのかもしれないし、もしかしたら、英国人がみたら不自然とは感じないかもしれないし…。


ですが、UK Historical Romanceブログで、ずーっと前ですが、「目を回す」とか「天を仰ぐ」というような表現はアメリカンだ、イギリス人はそんなことしない、アメリカ人作家が書くヒストリカルロマンスのキャラのジェスチャーにはいちいちひっかかると言っていた人がいました。

確かに、イギリス人作家が書くHRのキャラはほとんどそういうジェスチャーはあまりないし、先にも書いたように、アメリカ人のほうがリアクションが大きい印象はあります。

でもですね、やっぱり「19世紀の英国人は全くそんなことはしない」とは言い切れないと思います。

もしかしたら、特に現代ではグローバリゼーションのせいでそういうジェスチャーが英国に輸入されたのかもしれないですし。


ちなみに、証拠というわけじゃないですが、あのブログを読んで以来私も気になっていたので気をつけて見ていたところ…:

‐North&SouthのMr.Thorntonは、私が覚えている限りでは一度だけ、妹のFannyがちょっととぼけたことを言ったのに対し、「ったく…」という感じで目をほんの少しだけ上のほうに…というしぐさをしたのを覚えてます。

‐あと、BBCのMr.Darcyも数回だけだけど、Lizzyの母親の態度に「付き合ってられない」って感じで目を上にキョロッとさせるのも覚えてます。


グダグダと書いてしまってApplefieldさんがお聞きしたことにきちんと答えているでしょうか…。
英国風感情表現 (applefield)
2008-10-07 08:40:00
趣味が似てて、でもちょっと違ってて。そういうのが話をしていて楽しいですよね
ところでオセアニアに住んでいらっしゃるKさんにちょっとお尋ねしたいことが。
Robin Hoodの中でRAが答えに窮したり、「しまった」「くそー」みたいな気持ちを表現するとき天を見上げるポーズをよくするんですが。きまってこれをされると、何か私には少しわざとらしいというか、ほかの表し方はないのだろうかと思ってしまうのですが、これはもしかしたら日本人だからそう思うのかなとも疑問に思って。例えば日本のドラマだったら、時には歯がみをするとか、悪態をつぶやくとか、こぶしを握るとか、上でなくて下を向くとか、色々あると思うんですが、英国人のRAには、OMGって感じで空を仰ぐのが一番自然なのだろうか、と…。どう思われますか。
Re: applefieldさん (K)
2008-10-04 16:45:00
またまた大人の態度で対処していただいて嬉しいです。

GisbourneのR.Armitage、もちろん、かっこいいって思いましたよ!

>「大問題」
あはは。
そんな、優柔不断じゃありませんよ~!
お互い好みとか感じ方が違うんですよね。
このドラマを見られた方の違った意見が聞けて楽しいです。

Timothy版とToby版に関しては全く同意です☆

ではでは。
そんなそんな… (applefield)
2008-09-30 23:33:01
全然失礼とかじゃないですよ!
RHは文芸ものより、ファミリー向けエンタメって感じが強いですものね。NHK大河ドラマと遠山の金さんの違い、かな?? でもGisborneはかっこよくなかったですかぁ!?
それからColinのDarcyかMatthewのDarcyかの「大問題」ですが。優柔不断(二股とも言う)でごめんなさい!! 私の逃げはこうです。Darcyをよく表現しているのはColin版、情に流れるならMatthew版もよし。Jane EyreのTimothy版とToby版も同様です。
Re: applefieldさん (K)
2008-09-29 15:40:55
付け足しと、私のほうが語弊があったので、お詫びと言い訳です…。

Robin Hoodのことを「幼稚」とバッサリ斬ってしまったんですけど、applefieldさんの好みにケチをつけるようなものすごく失礼な表現だったと反省してます。

私はあのドラマは全部見なかったし…。

幼稚だと表現してしまったのは、私の中ではあの番組はハリポタや最近多い児童小説から出てきたファンタジー系の映画を思わせたというのと、欧米で昔放送してた(今でもケーブルTVで見れる)SlidersやStar GateというSF系の連続ドラマを思わせたんです。

おもしろいと思う部分はあっても、ただ私にとってはあまりこういうのは好みではないというだけのことだったんですけど、こういうのを全てまとめて「幼稚」と表現してしまいました。でもそれはただの偏見ですよね。
せっかくコメントいただいたのに、失礼な返事ですごく申し訳なかったです。
applefieldさんの大人な対処で救われました。

ではでは、返事が遅かったり失礼なコメントを書いちゃうKですが、これからも気長に付き合って下さいね!
遅くなりました! (K)
2008-09-27 10:27:00
コメントの公開と、私からのコメントが随分遅くなってしまいました!ゴメンナサイ!!!

前に送ってくださったメッセージ、applefieldさんのおっしゃりたいことはちゃんと伝わりましたよ☆
全然語弊なんてありませんでしたから、ご心配なく!


ここでafさんと言い争う気は全くないんですけど、さらに私がC.FirthのDarcyが断然良い!という理由を書かせてもらいますね☆

私が思ったのは、あの映画版のDarcyはかなり小説に忠実で、Lizzyの気持ちの変化・成長が主なので、Darcyの気持ちがあまり伝わってこない、というのが私の印象でした。

その反面、ドラマ版ではプロデューサー側の意向でDarcyの気持ちがもっと豊富に語られています。
自分がものすごく高慢でヤな男だったんだとLizzyにガツンと知らされてからの態度の変化は、映画よりも様々なシーンに現われています。

フェンシングで"I shall conquer!"と何度もつぶやくシーンや、PemberleyでのLizzyとバッタリ再開し、"Cheapsideに住む"と一蹴した彼女の叔父と叔母に対する丁寧で改まった態度、宿に現われて妹を紹介した時のドギマギした態度や、ジョージアーナの楽譜をめくるLizzyに切ない視線を(しつこく)送る、などなど、Darcyが変化した部分は小説よりもやっぱりドラマ版のほうが豊富に語られていると思いました。
しかもLizzyが一番嫌悪したDarcyの"Ungentlemanly manner"がやっぱりDarcy本人にとっても自分の欠点としてかなりショックな部分だったので、彼女のためだけじゃなくて、紳士として自分を改善するためにも頑張った様子は、小説の本筋からそう離れてもないとも思いました。

でもapplefieldさんのコメントを拝見して、映画も見る人によって色々印象が違うんだぁ、と改めて実感。他の方の意見を聞くのは楽しいです。


ドラマ版のLizzy、afさんがおっしゃるとおり、おちょぼ口ですね(爆
実は、私の彼女に対する最初の印象は「おかめ」…^^;
あんまり美人だとは思いませんでした。あの髪型が悪いんだと思ったりもしました。役者さん本人はモダンな格好をするととってもラブリーなので…。

ではでは、メアリー・バートン、楽しんでください♡

コメントが随分遅れて申し訳なかったです。
これに懲りず、また遊びに来て下さいね!!!
Re:ミーハーでもいいのだ (applefield)
2008-09-10 08:47:08
Robin Hoodは確かに幼稚です。細かい会話が理解できなくても筋はわかるし、その筋も無視していいような代物だし。でもN&Sが英語で難しかったので、易しいRHは私にとって「やったー」という感じです。
Darcy<Thorntonってとこは同意見! Kさんと意見が違うのは「断然」Mr.Thorntonってとこかな
Mr.Thorntonの孤高で硬質な感じはもちろん魅力で、そのためにRAに興味を持った訳ですが、上司や宿敵や女性にいじめられる悪役Gisborneもキュートですよ? だから私の意見は「決めかねる」です。

実はMatthewとColinのDarcy、これも迷います。
物語の前半にはColinのプライドがぴったり。でも後半はその態度を愛する女性に拒絶されて反省した訳ですから、オロオロした感じのMatthewも合っている気もします。
>高飛車な感じが足りなくて、がっかり。物足りませんでした。
Kさんは理想が高そうですね。私だったら「2人まとめてOKよ!」ってとこです。
映画自体についてとKeiraについては同感。Keiraはパイレーツの時も同様の演技(地?)でしたね。目はきれいなんだけど。でも本当はBBC版のエリザベスのおちょぼ口というか含み笑いみたいな表情も気になりました。

ところで、ギャスケルの「メアリー・バートン」翻訳を読み始めました。マンチェスターの労働者ってとこでN&Sに共通してます。面白いです。
ミーハーでもいいのだ♡ (K)
2008-09-05 16:55:01
Robin Hood、TVでRichardが出てくるところまで見ました。
でも、私はこのドラマはちょっと幼稚だと感じたので、チャンネルを変えてしまい、それっきりなんです。
applefieldさんの好みにケチをつける気は全くありませんよ!
Richardって日本ではほとんど知られてないから、あの番組のRichardを見た方がここにもいて、Richardの魅力について語れる方と出会えたのはすごく嬉しいです。
なんか、ブログで一人で盛り上がってただけだったので…


それと、RHでは印象が違うRichardを見れて良かったんですけど、私はやっぱり断然Mr.Thornton!です。

DarcyとThorntonなら、私はThornton。
顔で

MatthewとColinのDarcyなら、私はColinです。
Matthewには、ColinがやったDarcyのように高飛車な感じが足りなくて、がっかり。物足りませんでした。

あんたの身分や下品な家族や親戚をがまんしてやるから結婚してくれ、って言う人ですよ。
Lizzyみたいな身分の女性にしたら自分は花婿として(身分が高いから)できすぎだ、って思ってるようなところがMatthewではうまく表れていなかったように思います。
あの映画自体も、Austenが描く当時の女性の様々な結婚観や、Lizzyの目を通してみる身分の違いやそれに対するユーモアなど、原作の良さが前面に出てなかったと思います。
Keira Knightleyの、特に怒ったりするシーンでは、唇とアゴを突き出して早口でセリフを言うというだけの演技?にもうんざりしました。


と、私自身が脱線しまくりブログです。


オースティンが生きていたらこういった様々な配役にはなんて言ったでしょうねー
RA (applefield)
2008-09-05 15:47:39
一番適切そうなのでここにコメントさせていただきます。
ギャスケル、ブロンテ、オースティンへの興味からBBCを見始めてここに参りましたが、N&SのThornton氏にはまってから思い切り脱線してしまい、今はRobin Hoodを見てます
数日前まではMatthewとColinどちらのMr. Darcyがかっこいいだろうとか、BBCのもみあげの長い人々の中でColinとRichardどちらがかっこいいだろうとか考えていたのに、今はThorntonとGisbourneどちらのRichardがかっこいいだろうと考えています。結局その輪の中から抜けてない、オースティン女史にバカにされそうな私です。でももし少しでも興味がおありでしたら、Hoodも面白いと思います。
Gaskell (K)
2006-12-20 07:23:41
「北と南」…。

翻訳がだめだとお話の魅力が損なわれてしまいますよね。訳すのは小池氏が言うように「簡単」かもしれませんが、文芸翻訳ではセンスが問われるんですよねー。

にしても、私はこのお話はDVDから見て正解だったということでしょうか 翻訳本は避けますね。


>日本で出るのが待ち遠しいです。ていうか出るんでしょうね。

そうなんです。まだ日本では出てないようですが、絶対日本のヒストリカル・ロマンスファンにも見て欲しい!って思いました。よく出来てます。
Gaskellはあと、Wives and Daughtersのドラマ化DVDもありますが、他は無いようです。
全部ドラマ化して欲しいっ

(それにしても、BBCは名作のドラマ化がうまいですよね)
北と南 (monaka)
2006-12-19 10:57:40
Kさま、こんにちは。

Elizabeth Gaskellについてはこちらにコメントしますね。

ギャスケルは、邦訳で全集がでています。
私は、岩波版の「女だけの町」(原題CRANFORD 小池滋訳)がとてもしみじみし、かつユーモアがあって好きだったので、あらすじを見て面白そうだった「北と南」を買って読んでみました。

そしたらびっくり!!

なんと(自分)史上最悪の翻訳だったのです。
とにかく読んでいるとめまいがしてくるというか、
迷宮に入り込んでしまうというか…。
それでもなんとか最後まで読めたのは、もちろん
原作の面白さゆえでしょうが。
しかも値段が高かった。(PB十冊買えるぐらい)

なんでも原書でサクサク読めたらなぁって思いました。(小池さんによると”原文の英語もそれほど難解ではない”そうです。だったら「北と南」の訳って一体…)

BBCのドラマもとても良さそうですね。
日本で出るのが待ち遠しいです。ていうか出るんでしょうね。いや出してください、お願い…。










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