ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Tempting the Heiress

2006年08月13日 | P-Q
Barbara Pierce (2004) Tempting the Heiress
St.Martin's Paperbacks

Story:  
Dialogue:
Hero:    
Heroine:
Sensuality:

タイトルはお話の内容と全く関係ありません。
あと、シリーズ最初から読むことをおすすめします。
私は読んでなかったので全然楽しめませんでした。読んでいたとしても、ハートマーク3つくらいに収まったと思いますが。

Mr.Brock BedegrayneはずっとAmara Claegのことを好きでしたが、両家をまきこむスキャンダルのせいで、Brockはイギリスを去りインドへ渡りそこで数年を過ごします。
このスキャンダルというのは、Amaraの親が決めた婚約者がBedegrayneとケンカした直後にアクシデントで火事が起こり死んでしまうというようなことなのですが、結局詳しいことは最後までわかりませんでした。それにBedegrayneがその直後イギリスを去った理由はシリーズを全部読んでいないと全ては分からず、何がなんだか。
とにかく、数年後、再びAmaraが結婚するかもしれないという話を聞きつけ、今度こそは絶対に彼女を自分のものにするぞと決心してBrockは帰ってきます。

二人の過去が徐々に分かってくるにつれ、Brockのつらい片思いやAmaraの不幸な人生などがわかり同情もしますが、ロマンスファンの満足がいくようなロマンスがなく、シリーズを読んでいないとさっぱり分からない状況ばかりで、あまり楽しめません。
ネタバラシしてしまうと、この死んだはずの婚約者というのが生きていたのですが、このあたりのつじつま合わせが全く納得のいくものでなく、最後はダメ押しのオチにならないつまらないオチになっています。

私の好きな長年の実らぬ片思いのお話のようなあらすじだったので選びましたが、期待はずれでした。


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