ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Spotlight on Julia Quinn

2007年05月22日 | Spotlight Authors

Spotlight on Julia Quinn(ジュリア・クイン)
医者になるつもりだったQuinnの冴えるユーモアあふれる登場人物たちの会話は特に爆笑モノ。電車などで読む場合はご注意を。 涙涙のシーンも忘れてませんよ。

Stand-Alone Titles
私はBridgertonシリーズよりもこっちのほうが好き。
Splendid 
これまでで唯一がまんできただけなく楽しめたアメリカ人令嬢のお話。Emma Dunsterは父の会社を継ぐという夢がるので、結婚はあさっての方向でただロンドン社交界を楽しむつもり。が、次々とトラブルに巻き込まれAlex(Ashbourne公爵)の腕の中に…。そして忘れられないキス

Dancing at Midnight 
聡明でブルーストッキングなLady Arabella Blydon(Emmaといとこ)は結婚市場にうんざりし田舎に退散。そこで戦争で心も体も傷ついたLord Johnと出会います。JohnはBellと出会うことでもう一度「生きたい!」と思うようになり、下手くそな詩を書き始めたり、傷ついた足をひきずって木に登ったり!それもこれも全てあの美しいBellと真夜中にワルツを踊るため…。

Minx 
Bellのお友達Mr.William Dunfordは突然爵位と財産(Heynrietta(Henry)という被後見人も一緒に)相続します。Stannage Parkをこれまで一人で仕切ってきて、これからもこのままでいたいHenryはWilliamを追い出す作戦開始。

Brighter than the Sun 
Charles Wycombeは30歳になる前に結婚しないと財産を相続できません。Eleanor Lyndonは今すぐにでも結婚相手を見つけないと父親のフィアンセが決めたとんでもない男と結婚させられてしまうかも!そんな二人の、形だけの結婚から始まった波乱万丈のお話。

Everything and the Moon 
これを読んで一目ぼれを信じられるようになりました なかなか二人は一緒になれないからもどかしくて切ないお話。じーんと感動のシーンあり。

To Catch an Heiress 
お金持ち令嬢のCaroline Trentはお金目当てでしつこくつきまとう男から逃れるためなら何でもします。一人で夜道を走り回ることになっても。そんなある晩、Carolineは王の特命で悪名高い反逆者を追っていたBlake Ravescroftに捕まってしまいます。各章の頭にあるCarolineの「新出単語辞書」がおもしろい

How to Marry a Marquis 
削除になったエピローグが>>ここで読めますよん。
弟妹達のためにお金持ちと結婚をしなければならないElizabeth Hotchkissはある日、貴族と結婚するためのHow-to本を発見。そして、その本を手にしている彼女を見たJames Sidwell、Riverdale侯爵は手助けすると申し出ます。まさか自分が一番Elizabethにふさわしいと思うようになるなんて想像もしていませんでしたが。

Quinnの次の新刊は"The Secret Diaries of Miss Miranda Cheever"だそうです。

Bridgertonシリーズ
美男美女で優秀なBridgerton兄弟・姉妹のお話。

1.The Duke and I 
アマゾンなどではかなりの人気。2006年に"Duke and I"のタイトルでHCで再版。DaphneとHastings公爵の形だけの結婚から始まった関係。苦悩のヒーローと純真なヒロインの苦しい恋

2.The Viscount Who Loved Me 
Bridgerton子爵(ん?称号?)とスピンスターKateのお話。Kateは私のお気に入り。これはミニ続編もあります。($2くらい)

3.An Offer from a Gentleman 
1章目はシンデレラのお話そのまま。でもそこからQuinnらしいオリジナルのお話に展開。ヒロインの生い立ちといい、H/Hの身分の違いなどから生じる悲恋。なんかHR分野で翻訳出版されるお話の特徴が分かってきたような…?

4.Romancing Mr.Bridgerton 
いつもハラペコCollinとBridgerton家のお友達「醜いアヒルの子」Penelopeのお話。Lady Whistledownの正体がこれで明らかに。

5.To Sir Phillip With Love 
双子の子持ちSir PhillipとEloiseの文通から始まったぎこちない関係・・・。Phillipにはこれまでのヒーローとはちょっと違う影があります。

6.When He was Wicked [未読]
Francescaと元旦那の親友でFrancescaにずっと片思いしていたMichaelのお話。「ただひたすら暗いお話」というコメントがチラホラ。

7.It's in His Kiss [未読]
これもヒーローが暗そう…。兄が残したイタリア語で書かれた日記をもってGareth St.Claireは祖母の家へ。そこでたまたまイタリア語がわかるHyacinthと出会い、日記が明かすSt.Claire家の謎に包まれた歴史と財宝の在りかを2人で探り出すことに。(これもミニ続編あり)

8.On the Way to the Wedding 
シリーズ最終回。ちょっと物足りない…。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ちはや)
2007-05-30 00:04:11
Kさん、はじめまして。ちはやと申します。
ネサフしてて、Julia Quinnの文字に惹かれてやってきました。
来月日本でも彼女の初翻訳本が出版されます。
残念なのはBridgerton家シリーズの3冊目からということ。
まぁ、日本語で読めるのはいいんですが。
今は2冊目のアンソニーの話を少しずつ読んで来月に備えてます。

Quinnの原書は全部持ってるのですがなにぶん読むスピードと英語力が全然追いつきません。来月の翻訳分を読んだらKさんお勧めのSplendidに手をつけようかな。

それでは、またお邪魔させていただきますね。
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Re:ちはやさん (K)
2007-05-30 07:03:51
ちはやさん、はじめまして!
メッセージありがとうございます

そうなんですよね。みなさんから教えていただいたんですけど、Bridgertonシリーズはなぜか3冊目から…^^;
別に順番は関係ないけど、やっぱり、お話の中でまだ読んでない前のお話の人たちが出てきて幸せそうにしているのを見ると、なんだか楽しみが少し減っちゃうようで、私はちょっと嫌なんですよねー。

がんばってアンソニーのお話、読了して下さいネ。
私はこれがこのシリーズで一番お気に入りです。

それに、花形アンソニーのお話の後だとさらにBenedictのちょっとした劣等感もよく分かっていいんじゃないカナ

Quinnの原書は全部持ってらっしゃるんですかっ
そんなファン根性が出てるちはやさんにホレました

それに、表紙が全部かわいいですよね。
(この記事のトップで使ったHCの以外…)

Splendidもゼヒどうぞ
私はAlexにはまりました。



ゼヒゼヒまた遊びに来ておしゃべりに付き合って下さいネ
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