Julia Quinn (1997) Everything and the Moon.
Avon.
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
Quinn自身も「一目惚れ」には懐疑的だったけど、お話を書き進むにつれ信じるようになったと読者へのメッセージで告白しています。私もこれを読んで信じるようになりました。
牧師の娘であるVictoriaと伯爵家の息子Robertは、一目で恋に落ちましたが、双方の父親が介入し、二人の仲は悲劇的に切り裂かれます。
そして7年後二人は再会します。
7年前あんなひどい形で自分を捨てた男のことはもう二度と好きになんかならないゾとRobertを避けようとするVictoria。一方、自分を裏切ったひどい女だと思っていたけど、昔より女らしくきれいになったVictoriaを忘れることができず彼女を追い掛け回すRobert。
やっぱり自分にはVictoriaしかいないんだ、とRobertは彼女を説得しようとがんばりますが、Victoriaはまた傷つくのが怖くて、かたくなです。
これが切ない
Spoiler
書かずにはいられない・・・。
ずっと前に読んだんだけど、このシーンはずっと心に残ってます。
RobertがVictoriaから借りたハンカチをお礼のお菓子と一緒に返し、そっと窓の外からVictoriaの反応をうかがっていたシーン。
ずっとかたくなに拒否され続けてきたので、Victoriaが、Robertの残り香を探るかのようにそっとハンカチを顔に寄せたのを見て、彼女は自分のことをまだ少しでも思ってくれているんだ、もしかしたらまだチャンスがあるかもとしれない、と涙ぐむRobert。
男性をそこまで切ない気持ちにさせるVictoriaがうらやまし~。
Quinnらしいユーモアもたっぷりで、ありきたりのストーリーラインを個性的に仕上げた一冊。 オススメ。
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