グッドモーニングショー

評価:★★★☆【３．５点】



全編通し、中井貴一の絶妙な押さえぎみ演技に唸りっぱなし。

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朝のワイドショー番組“グッドモーニングショー”の
メインキャスター、澄田真吾。
ある日、いつものように深夜３時に起床し、
タクシーでテレビ局に向かっていたところ、
サブキャスターの小川圭子から電話で、
２人の仲を今日の生放送で発表すると宣言されてしまう。
必死に説得するものの、圭子はすっかり盛り上がってしまう。
そこへ来て今度は、プロデューサーの石山から番組の打ち切りが告げられる。
そんな中、都内のカフェで立てこもり事件が発生。
人質を取った犯人の要求は、なんと澄田に会わせろ、というものだった。
過去の事件のトラウマから現場に出ることを極端に恐れていた澄田だったが、
成り行きから現場でリポートするハメに。こうして嫌々ながらも、
マイク片手に武装した犯人のもとへと向かう澄田だったが…。
＜allcinema＞

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普段、何気に見ている朝のワイドショーの舞台裏が
垣間見れて、これはこれでなかなか面白く観ることが出来た。

物語のメインとなるカフェでの人質立てこもり事件は
まったくと言っていいほど緊迫感がないのは
ある種のご愛敬かと(笑)

それにしても、次々出てくる新たな問題に
ごくごく普通のひとりの男を演じる中井貴一がほんとに上手い！
これは彼の表情七変化作品として、おそらく記憶に残るだろう。



【今週のツッコミ】

・突発で入ってくるニュースに負けてしまうのが
　ローカルニュースなのだが、あのケーキ屋さんの大量スイーツは
　当然、番組が買い取るんですよね。

・ちなみに立てこもり犯が人質とったカフェが↑の店なのか？と
　深読みし過ぎた（いや、どうみても違うでしょ）

・早朝出勤の手当てはいくらくらい？(笑)

・なにはともあれ、母は強し！あ、嫁か(笑)
　夫の不祥事をあれだけ暴露されているのに“動かざるは山のごとし”風に
　腕組みしてデンと構える姿に惚れそうだった。

・犯人と交渉するときの三つの約束。
　これは妙に納得できたが、実際はどうなんでしょう。

・起動中の時限爆弾の残り時間が残り数分を指しているのに
　焦る人がまったくいないというのも、どうしたものかと＾＾；
　液体窒素に漬けてしまえば起爆は防げるが、そこ問題じゃない。
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監督:君塚良一
脚本:君塚良一
音楽:村松崇継
出演:中井貴一/長澤まさみ/志田未来/池内博之/林遣都/濱田岳/吉田羊/松重豊/時任三郎/

『グッドモーニングショー』