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評価:★★★★☆【4.5点】
ミサイル発射まで持続させる緊張感がすごい!
◇
ロンドン。
英国軍のキャサリン・パウエル大佐は国防相の
フランク・ベンソン中将と協力して、
英米合同テロリスト捕獲作戦の指揮に当たっていた。
米国軍の最新鋭ドローン偵察機がケニアのナイロビで
凶悪なテロリストたちのアジトを突き止めるが、
彼らがまさに自爆テロを決行しようとしていることが発覚、
パウエル大佐は即座にドローンのミサイル攻撃による
テロリスト殺害作戦の決行を決断する。
その指示を受け、米国ネバダ州では、新人のドローン・パイロット、
スティーブ・ワッツがミサイルの発射準備に入る。
するとその時、アジトの真横でパンを売る少女の姿が発見される。
民間人の少女が巻き添えになる可能性が明らかとなり、
ロンドンの会議室では軍人や政治家たちの議論が紛糾し、
結論が先延ばしされていく。
大規模な自爆テロの決行が目前に迫っている以上、
少女を犠牲にしてでもテロリストを攻撃すべきと訴える
パウエル大佐だったが…。
<allcinema>
◇
比率という数字だけでひとの命を数えていいのかどうなのか。
最終的に責任回避の言い訳さえ見つかればいいということか。
これはどこの国も同じなんだなと思う。
本作、テロ準備行動真っただ中、さらに重要手配犯がいる場所に
民間の少女がパンを売り始めるという、完全なるバッドタイミング!
しかも、先日よりパンを大量に持ってきてるし^^;
ここでミサイル発射をするのかしないのか!
発射が遅れると長年追ってきたテロ手配犯らを見失ってしまう。
迫りくる時間との闘いだけでグイグイ画面に惹き込まれる。
過去にもドローンの遠隔操作でテロリスト攻撃映画があったが
そのどちらも言いたいことは同じ。
ただ、こちらは発射決定権という重大なテーマを前面に出し
その決断をするのに、こぞって自分の上司の方へ振る。
「いや、アンタでいいんだよ」(爆)
安心しましたよ!日本だけ優柔不断国家と思っていたけど
この大英帝国もさして変わらないという事実^^
【今週のツッコミ】
・例えば某メーカーでキャサリン・パウエル大佐のような決断で
大きなリコール問題に発展した企業もあるわけで、
あのシーンと直後の念押しにゾッとしてしまった。
・会議室の議論すべて皆正しい!間違ってはいないが
終盤、少女の父がテロリストらに助けを求め受け入れるシーン。
あれを見たら、本当の悪人は誰なんだろうと迷いが生じる。
・アラン・リックマン中将の最後のセリフもこれまた重い。
・現地ナイロビの工作員に応援しまくりだった!
彼がソマリアの元海賊でフィリップス船長を襲ってたとは信じられない。
米国で33年の懲役受けてたけど工作員として仮釈放?(←おい)
・劇中の会話の続きじゃないが、もしもパン売りが可憐な少女じゃなく
ヨレヨレのハゲ親父だったら、あれだけ議論するのか怪しいし
議論の対象になるのかも分からない(見た目は重要?)
・ラスト、ハリウッド映画との違いをまざまざと見せつけられた。
ワタシ的に保釈中のナイロビ工作員こそ本作のヒーローだったのに(違)
---------------------------------------------------------
監督:ギャヴィン・フッド
脚本:ガイ・ヒバート
音楽:ポール・ヘプカー/マーク・キリアン/
出演:ヘレン・ミレン/アーロン・ポール/アラン・リックマン/バーカッド・アブディ/
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
ミサイル発射まで持続させる緊張感がすごい!
◇
ロンドン。
英国軍のキャサリン・パウエル大佐は国防相の
フランク・ベンソン中将と協力して、
英米合同テロリスト捕獲作戦の指揮に当たっていた。
米国軍の最新鋭ドローン偵察機がケニアのナイロビで
凶悪なテロリストたちのアジトを突き止めるが、
彼らがまさに自爆テロを決行しようとしていることが発覚、
パウエル大佐は即座にドローンのミサイル攻撃による
テロリスト殺害作戦の決行を決断する。
その指示を受け、米国ネバダ州では、新人のドローン・パイロット、
スティーブ・ワッツがミサイルの発射準備に入る。
するとその時、アジトの真横でパンを売る少女の姿が発見される。
民間人の少女が巻き添えになる可能性が明らかとなり、
ロンドンの会議室では軍人や政治家たちの議論が紛糾し、
結論が先延ばしされていく。
大規模な自爆テロの決行が目前に迫っている以上、
少女を犠牲にしてでもテロリストを攻撃すべきと訴える
パウエル大佐だったが…。
<allcinema>
◇
比率という数字だけでひとの命を数えていいのかどうなのか。
最終的に責任回避の言い訳さえ見つかればいいということか。
これはどこの国も同じなんだなと思う。
本作、テロ準備行動真っただ中、さらに重要手配犯がいる場所に
民間の少女がパンを売り始めるという、完全なるバッドタイミング!
しかも、先日よりパンを大量に持ってきてるし^^;
ここでミサイル発射をするのかしないのか!
発射が遅れると長年追ってきたテロ手配犯らを見失ってしまう。
迫りくる時間との闘いだけでグイグイ画面に惹き込まれる。
過去にもドローンの遠隔操作でテロリスト攻撃映画があったが
そのどちらも言いたいことは同じ。
ただ、こちらは発射決定権という重大なテーマを前面に出し
その決断をするのに、こぞって自分の上司の方へ振る。
「いや、アンタでいいんだよ」(爆)
安心しましたよ!日本だけ優柔不断国家と思っていたけど
この大英帝国もさして変わらないという事実^^
【今週のツッコミ】
・例えば某メーカーでキャサリン・パウエル大佐のような決断で
大きなリコール問題に発展した企業もあるわけで、
あのシーンと直後の念押しにゾッとしてしまった。
・会議室の議論すべて皆正しい!間違ってはいないが
終盤、少女の父がテロリストらに助けを求め受け入れるシーン。
あれを見たら、本当の悪人は誰なんだろうと迷いが生じる。
・アラン・リックマン中将の最後のセリフもこれまた重い。
・現地ナイロビの工作員に応援しまくりだった!
彼がソマリアの元海賊でフィリップス船長を襲ってたとは信じられない。
米国で33年の懲役受けてたけど工作員として仮釈放?(←おい)
・劇中の会話の続きじゃないが、もしもパン売りが可憐な少女じゃなく
ヨレヨレのハゲ親父だったら、あれだけ議論するのか怪しいし
議論の対象になるのかも分からない(見た目は重要?)
・ラスト、ハリウッド映画との違いをまざまざと見せつけられた。
ワタシ的に保釈中のナイロビ工作員こそ本作のヒーローだったのに(違)
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監督:ギャヴィン・フッド
脚本:ガイ・ヒバート
音楽:ポール・ヘプカー/マーク・キリアン/
出演:ヘレン・ミレン/アーロン・ポール/アラン・リックマン/バーカッド・アブディ/
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
密室での緊張感はかなりのものでしたが、発射を迷いまくる様は不謹慎ながらちょっと面白かったです。決断を下せない上の人々も滑稽で楽しめました。
>現地ナイロビの工作員に応援しまくりだった!
同感です!
一応攻撃可否の議論はするけど、、、
あれは子供だったからで大人だったら誰も気にしなかったりして(苦笑
ジェイソン・ステイサム並みに強くて素手で全員倒すんでしょうね(笑)
責任者ともなると攻撃後の立場ばかり気にして
一向に作戦が進まないというのがワタシも可笑しかったです。
ナイロビの工作員役の俳優は『キャプテン~』以来、ワタシのお気入りなんです。
可憐な少女以外なら適当に議論して多数決かアミダくじで決定するかも(おい)
後期高齢者のようなご老人だったら気づかなかったとか言って
即座に攻撃したでしょうね^^;
>比率という数字だけでひとの命を数えていいのかどうなのか。
おっしゃっているコレ、ホントその通りで、そしてその数字が出るまでヘレン・ミレンが繰り返し担当者に計算させるあのシチュエーション(シュミレーションを僅かに変えつつ)…あー、仕事でありがちだわ!と思いましたが、自分の仕事は人間の命に関わる仕事ではないので…
あの作戦に関わっている現場は全員、たとえ戦場はいなくとも、命をすり減らしているのでしょうね…。
担当のお兄ちゃんも空気を読んだんでしょうね^^;
ワタシの仕事でも似たような状況はよく在ります(←おい)
>たとえ戦場はいなくとも、命をすり減らしているのでしょうね…。
「ドローン・オブ・ウォー」のときは思わなかったんですけど
本作は精神的苦痛の面で相当参ってしまうな~でしたよ。
ワタシなら鬱になりそうです。