
評価:★★★★★【5点】
ベタな展開ながらも親子愛、友情にホロリとさせられる。
軽めの印象の邦題とは裏腹に中身は真面目に取り組んでいる。
◇
中高大一貫私立学校の高校2年生、工藤さやか。
中学入学以来、ギャル仲間と遊びに耽り全く勉強をなかったので、
ついに成績は学年ビリに。
心配した母親が学習塾に通わせると、
なんと彼女の学力は小4レベルと判明。
彼女を受け持つことになった塾講師の坪田も困惑を隠せない。
それでも第一志望をノリで慶應大学と宣言したさやかに対し、
巧みな指導でやる気を引き出し、徐々に本気にさせていく。
こうして絶対不可能と思われた慶應大学合格を目指し、
二人三脚の受験勉強が始まるが…。
<allcinema>
◇
分かり易くてシンプルな内容を飾るのは
ヒロインを支える脇役たちの熱のこもった演技があったから。
今やバラエティ番組のなかで引っ張りだこのおバカキャラ。
主人公も御多分に漏れず、まさにそんなキャラだった。
しかし、彼女をここまでやる気にさせたのは
彼女に残されていた最後のプライドではないだろうか。
そして、天才塾講師と言ってもいい坪田先生の存在が大きな後押しとなる。
これはヘレン・ケラーとアン・サリヴァン先生の奇跡を描いた
『ヘレン・ケラー物語』を思い出さずにはいられない。
そんな時にもうひとつのヘレン・ケラー物語として
初夏に公開される『奇跡のひと マリーとマルグリット』が
控えているではないか。
これは単なる偶然なのかは知らないが、今のテンションなら
単館系オンリーでも是非とも観たい映画となってしまう(笑)
と、さすがに彼女らと同レベルに比較するのはご法度だが
誰が見ても不可能なことを可能にしたという意味では同じだと思う。
本作を観てる間、ずっと自分も頑張らねばと思わせてくれる。
ヒロインのキャラのイメージが劇中にどんどん変わっていくし
まっすぐにゴールインするのではなく、途中で挫折しかけたり
本当に苦労している姿に親目線で懸命に応援してしまう。
これは実話と分かっていても最後のシーンは涙が止まらなかった。
【今週のツッコミ】
・小言を言う担任に「学校に居る時くらい寝かせてあげてください!」
猛勉強して頑張ってる娘をかばう肝っ玉の据わった母が凄いぞこれ!(爆)
・塾講師いわく「やればできる子!」これは言ってはならない言葉だそう。
やっても出来なかったら、その先は落ちていくだけだから。
・塾で知り合ったヤンキー男子の存在も、分かり合える存在として
かなり大きかった。恋愛対象にしないところがグッドです(笑)
・あがた森魚ってどこに出てた?と思ったらまさかの塾長さんだった。
劇中でも「塾長!?え?ただの掃除のお爺ちゃんと思った!」でしたし^^;
・この映画、彼女の奇跡だけを描くのでなく家族の絆も同時進行とし
崩壊寸前だった家族が再生してく姿が盛り込まれていたから
ここまで感動する作品になったのだろう。
・モデルとなったご本人、2010年に慶応大学を卒業し
今はウエディング・プランナーとして、そして主婦として頑張っておられ
本作品にも名古屋弁指導やらスタッフの一員として大きく関わったらしい^^
---------------------------------------------------------------
監督:土井裕泰
脚本:橋本裕志
音楽:瀬川英史
出演:有村架純/伊藤淳史/野村周平/大内田悠平/奥田こころ/あがた森魚/
吉田羊/田中哲司/
『映画 ビリギャル』
ベタな展開ながらも親子愛、友情にホロリとさせられる。
軽めの印象の邦題とは裏腹に中身は真面目に取り組んでいる。
◇
中高大一貫私立学校の高校2年生、工藤さやか。
中学入学以来、ギャル仲間と遊びに耽り全く勉強をなかったので、
ついに成績は学年ビリに。
心配した母親が学習塾に通わせると、
なんと彼女の学力は小4レベルと判明。
彼女を受け持つことになった塾講師の坪田も困惑を隠せない。
それでも第一志望をノリで慶應大学と宣言したさやかに対し、
巧みな指導でやる気を引き出し、徐々に本気にさせていく。
こうして絶対不可能と思われた慶應大学合格を目指し、
二人三脚の受験勉強が始まるが…。
<allcinema>
◇
分かり易くてシンプルな内容を飾るのは
ヒロインを支える脇役たちの熱のこもった演技があったから。
今やバラエティ番組のなかで引っ張りだこのおバカキャラ。
主人公も御多分に漏れず、まさにそんなキャラだった。
しかし、彼女をここまでやる気にさせたのは
彼女に残されていた最後のプライドではないだろうか。
そして、天才塾講師と言ってもいい坪田先生の存在が大きな後押しとなる。
これはヘレン・ケラーとアン・サリヴァン先生の奇跡を描いた
『ヘレン・ケラー物語』を思い出さずにはいられない。
そんな時にもうひとつのヘレン・ケラー物語として
初夏に公開される『奇跡のひと マリーとマルグリット』が
控えているではないか。
これは単なる偶然なのかは知らないが、今のテンションなら
単館系オンリーでも是非とも観たい映画となってしまう(笑)
と、さすがに彼女らと同レベルに比較するのはご法度だが
誰が見ても不可能なことを可能にしたという意味では同じだと思う。
本作を観てる間、ずっと自分も頑張らねばと思わせてくれる。
ヒロインのキャラのイメージが劇中にどんどん変わっていくし
まっすぐにゴールインするのではなく、途中で挫折しかけたり
本当に苦労している姿に親目線で懸命に応援してしまう。
これは実話と分かっていても最後のシーンは涙が止まらなかった。
【今週のツッコミ】
・小言を言う担任に「学校に居る時くらい寝かせてあげてください!」
猛勉強して頑張ってる娘をかばう肝っ玉の据わった母が凄いぞこれ!(爆)
・塾講師いわく「やればできる子!」これは言ってはならない言葉だそう。
やっても出来なかったら、その先は落ちていくだけだから。
・塾で知り合ったヤンキー男子の存在も、分かり合える存在として
かなり大きかった。恋愛対象にしないところがグッドです(笑)
・あがた森魚ってどこに出てた?と思ったらまさかの塾長さんだった。
劇中でも「塾長!?え?ただの掃除のお爺ちゃんと思った!」でしたし^^;
・この映画、彼女の奇跡だけを描くのでなく家族の絆も同時進行とし
崩壊寸前だった家族が再生してく姿が盛り込まれていたから
ここまで感動する作品になったのだろう。
・モデルとなったご本人、2010年に慶応大学を卒業し
今はウエディング・プランナーとして、そして主婦として頑張っておられ
本作品にも名古屋弁指導やらスタッフの一員として大きく関わったらしい^^
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監督:土井裕泰
脚本:橋本裕志
音楽:瀬川英史
出演:有村架純/伊藤淳史/野村周平/大内田悠平/奥田こころ/あがた森魚/
吉田羊/田中哲司/
『映画 ビリギャル』
話を聞いて、
友達との友情が、映画の中のいい話ってだけでなく、
本物だったんだとわかって嬉しかったです。
友達と一時決別して、髪を切り、
本気120%で立ち向かうところは、心からエールでした。
>あがた森魚ってどこに出てた?
塾長!!!!!そうだったんだぁ~~。(-_-;)
中身が凄すぎて、本当に実話かよ!でしたが
こういう風に伸びていく子もいるってことが驚きでした(笑)
>友達と決別
こういう風にしても親友として変わらない繋がりは
本当に素晴らしいことですよね。
あがた森魚の変貌ぶりには後から知ってひっくり返りました(爆)