評価:★★★★★【5点】
まるで『ボーン』シリーズの第4弾のようだった。
いや~!予告編での予想からすると意外と地味目で
『ボーン』シリーズの二番煎じだろうと、やや食傷気味であり
大した期待もしてなくて、また、そろそろマット・デイモンも
いつまでも「ジェイソン・ボーン」キャラにしがみついていては
今後の俳優人生に暗雲が垂れるのでは?との思いは
この映画を観たら、すべて吹っ飛んで消えてなくなりました(笑)
イラクを舞台にした戦争映画といえば、先日公開された
『ハートロッカー』を真っ先に思い浮かべますが
今ここで両者を比較したとすれば、こちらの方が数段面白かった。
向こうがひとりの型破りな男に焦点を合わせていたのに対し
こちらは、国家がらみの陰謀に悠然と立ち向かう男を描いている。
そうです!ひとことで言って、その規模がまるで違うんです。
◇
フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッド。
米陸軍のロイ・ミラー准尉と彼の部隊は、
大量破壊兵器の発見という極秘任務に就いていた。
しかし、上からの指示に従って捜索を繰り返しても、
一向に兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。
次第に、情報源への疑いを強めていくミラー。
しかも、ようやく手にした重要な手がかりは国防総省の
パウンドストーンによって握りつぶされてしまう。
国防総省への不信が募るミラーは、同じ疑念を持つ
CIAのブラウンと手を組み、独自の調査に乗り出すが…。
<allcinema>
◇
これは完全なる反戦、反米映画ではないでしょうか。
反ブッシュのマイケル・ムーアが大喜びしそうなくらい
ブッシュ政権を痛烈に批判したノンフィクション映画だと思います。
(これってフィクションとは思えないリアルさがあり好き)
それにしても、ポール・グリーングラスの映画に外れなし!
大筋の内容に関しては規模を小さくすれば、よくある内容ですが
それがひとつの会社や個人レベルでなく地球規模となると
当然、捏造された情報をメディアを使って意図的に流すことで
世界を操り戦争をおっ始める。
最近、捏造されたことによる被害者と言えば、このひと!
『第9地区』の女エビとの“ふれあい”を捏造されたヴィカスくん^^
陸軍上級准尉/MET隊隊長 ロイ・ミラー(マット・デイモン)と
CIAエージェントのブラウンの共同作戦は完全な諜報活動ですね。
また、ひとりのバグダッドの地元民との人間ドラマも
なかなかに上手く描かれていて、となりの客はとあるシーンで泣いてました。
陰謀を探るミラーらのチームに対抗する国防総省から任務を受けた
軍の特殊部隊がまたすごい!
それに加えバグダッド地元民の暗殺部隊とこれらの三つ巴戦が
それぞれのメンツを賭けた、意地のさく裂となり
テンポが非常に良く、ラストの締め方もA級作品っぽくグッド!
114分間、あなたは最前線へ送り込まれる。
おまけ)
・CIAエージェントのブラウンの誘いを受け、あんなにも簡単に
任務を変更できるものなの?これ、実際はどうなのかが知りたい。
・「甘いな!」これをミラーが言い返したが、完全にスベッてたね^^;
・戦場のミリタリーグッズは凄く魅力があるが、プールサイドでは
これほどダサく見えるものはないと実感できた^^;
・国防総省/情報局のパウンドストーン(クレッグ・キニア)が
実に憎たらしいキャラを悠々自適に演じていた。
・正義に燃える(謎解きが好き?)ミラーは任務外の行動に対し部下でさえ
「これ以上、付いていけません」ときた。いずれその危険な好奇心は
どこかで命を落とすこともありそうで今後も期待してます。
・泣かせるぜ!フレディ。キミは本当にいい奴だった!
・「ウォール・ストリート・ジャーナル」の女性記者の今後の活躍に
この映画のラストは掛かっている。
・最も好きなシーン、ミラーのMET隊と特殊部隊との最初の接点には
鳥肌が立ってしまった(爆)
-------------------------------------------------------
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:バリー・アクロイド
音楽:ジョン・パウエル
出演: マット・デイモン/グレッグ・キニア/ブレンダン・グリーソン/
エイミー・ライアン/ ハリド・アブダラ/
『グリーン・ゾーン』
まるで『ボーン』シリーズの第4弾のようだった。
いや~!予告編での予想からすると意外と地味目で
『ボーン』シリーズの二番煎じだろうと、やや食傷気味であり
大した期待もしてなくて、また、そろそろマット・デイモンも
いつまでも「ジェイソン・ボーン」キャラにしがみついていては
今後の俳優人生に暗雲が垂れるのでは?との思いは
この映画を観たら、すべて吹っ飛んで消えてなくなりました(笑)
イラクを舞台にした戦争映画といえば、先日公開された
『ハートロッカー』を真っ先に思い浮かべますが
今ここで両者を比較したとすれば、こちらの方が数段面白かった。
向こうがひとりの型破りな男に焦点を合わせていたのに対し
こちらは、国家がらみの陰謀に悠然と立ち向かう男を描いている。
そうです!ひとことで言って、その規模がまるで違うんです。
◇
フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッド。
米陸軍のロイ・ミラー准尉と彼の部隊は、
大量破壊兵器の発見という極秘任務に就いていた。
しかし、上からの指示に従って捜索を繰り返しても、
一向に兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。
次第に、情報源への疑いを強めていくミラー。
しかも、ようやく手にした重要な手がかりは国防総省の
パウンドストーンによって握りつぶされてしまう。
国防総省への不信が募るミラーは、同じ疑念を持つ
CIAのブラウンと手を組み、独自の調査に乗り出すが…。
<allcinema>
◇
これは完全なる反戦、反米映画ではないでしょうか。
反ブッシュのマイケル・ムーアが大喜びしそうなくらい
ブッシュ政権を痛烈に批判したノンフィクション映画だと思います。
(これってフィクションとは思えないリアルさがあり好き)
それにしても、ポール・グリーングラスの映画に外れなし!
大筋の内容に関しては規模を小さくすれば、よくある内容ですが
それがひとつの会社や個人レベルでなく地球規模となると
当然、捏造された情報をメディアを使って意図的に流すことで
世界を操り戦争をおっ始める。
最近、捏造されたことによる被害者と言えば、このひと!
『第9地区』の女エビとの“ふれあい”を捏造されたヴィカスくん^^
陸軍上級准尉/MET隊隊長 ロイ・ミラー(マット・デイモン)と
CIAエージェントのブラウンの共同作戦は完全な諜報活動ですね。
また、ひとりのバグダッドの地元民との人間ドラマも
なかなかに上手く描かれていて、となりの客はとあるシーンで泣いてました。
陰謀を探るミラーらのチームに対抗する国防総省から任務を受けた
軍の特殊部隊がまたすごい!
それに加えバグダッド地元民の暗殺部隊とこれらの三つ巴戦が
それぞれのメンツを賭けた、意地のさく裂となり
テンポが非常に良く、ラストの締め方もA級作品っぽくグッド!
114分間、あなたは最前線へ送り込まれる。
おまけ)
・CIAエージェントのブラウンの誘いを受け、あんなにも簡単に
任務を変更できるものなの?これ、実際はどうなのかが知りたい。
・「甘いな!」これをミラーが言い返したが、完全にスベッてたね^^;
・戦場のミリタリーグッズは凄く魅力があるが、プールサイドでは
これほどダサく見えるものはないと実感できた^^;
・国防総省/情報局のパウンドストーン(クレッグ・キニア)が
実に憎たらしいキャラを悠々自適に演じていた。
・正義に燃える(謎解きが好き?)ミラーは任務外の行動に対し部下でさえ
「これ以上、付いていけません」ときた。いずれその危険な好奇心は
どこかで命を落とすこともありそうで今後も期待してます。
・泣かせるぜ!フレディ。キミは本当にいい奴だった!
・「ウォール・ストリート・ジャーナル」の女性記者の今後の活躍に
この映画のラストは掛かっている。
・最も好きなシーン、ミラーのMET隊と特殊部隊との最初の接点には
鳥肌が立ってしまった(爆)
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監督:ポール・グリーングラス
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:バリー・アクロイド
音楽:ジョン・パウエル
出演: マット・デイモン/グレッグ・キニア/ブレンダン・グリーソン/
エイミー・ライアン/ ハリド・アブダラ/
『グリーン・ゾーン』
こうでなくちゃ!!って感じでした♪
エンタメアクションの側面で観た方が楽しめますね~♪
今週末、イオンで「シェルター」が上映されるんです!
大高で見逃したのでラッキー♪
ジョナサン祭りですわん(ウキウキ♪)
ポール・グリーングラスはマットがお気に入りだそうですね^^
本作の撮影直後に『インフォーマント!』の撮影に入ったそうですが
あの激太りキャラはもしやCG?という疑惑も(笑)
ジョナサン・リス・マイヤーズってイケメンですね~
男目線からもいい感じです^^
『シェルター』『パリ~』どちらも綺麗に撮られてますよ~
兵卒役のデーモン君と言えば『プラライ』『戦勇』とか、彼そのものを眺めるにはイマイチなのが多いんですけど、
本作はそう言うジンクスをぶっ飛ばしてくれそうですね☆
兵卒役に関しては、どうにも垢抜けない印象でした。
『プラライ』なんて彼の走る後姿は、空気が読めないダメダメ兵士な感じでした^^;
でも、今回はいいですよ~!
ただ、手持ちカメラ多用により映像がブレまくりなので酔わないように^^
私も娯楽映画と言うよりは、反戦映画的に捕らえています!
ハリウッド映画、良くぞここまでがんばったな感があります
TBさせていただいても宜しいですか?
ポール・グリーングラスのチームに関しては
その莫大な調査資料をもとに、よりリアリティを追求してくれるところが好きです。
こういう映画が製作されるハリウッド映画も、言われる通り捨てたもんじゃないですよね^^
TB、もちろんOKですよ~ いつでもどうぞ^^
また遊びに来ますね☆
マットくん情報を知りたいときなどお邪魔しに行きますね。
はい、いつでもお待ちしてますよ^^
確かに便器工場には、大量破壊兵器は隠されてへんやろ~って気が
しますよね(=^_^=)
ワタシとしては「まぁまぁ」って感じだったかなぁ。
まぁでも、ノイズ入りまくりの終盤の市街戦に対する
監督のこだわりには圧倒されましたわん(☉д☉)
これが『スラムドッグ~』のような汲み取り式トイレの中だったらどうしたんでしょうね^^;
いちばん下っ端の兵士がカッパでも来て飛び込むんでしょうか~(笑)
まぁまぁでしたか~^^
ワタシは今回のマットが予想以上に良かったので『ボーン』以外でも
こういったキャラは観続けてあげようと思った次第です。