
評価:★★★★【4点】
緊張とスリルを味わいたかったらお薦めの本作。
リアルな現場の雰囲気は凄まじかった。
手持ちハンディカムによる撮影を多用し
爆弾処理を行う現場では、画面がブレまくり
あたかも、実際のニュース映像でも観ているような感覚になる。
アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班の任務明けまで38日。
映画は、この任務明けまでの日数をカウントダウンしていく。
◇
街中での爆弾処理の異様な雰囲気が常に息苦しくい。
その様子を町の住民が遠巻きに見物しているわけですが
ただの見物人なのか、テロリストなのか、爆弾を仕掛けた犯人が
もしかしたら居るかもしれないという緊張感ですね。
映像を見る限り、みんなテロリストに見えてくるのは
すでに映画の作品世界にハマってしまっていることなのでしょうか。
実際に爆弾の起爆装置を解除するのはひとり。
重々しい防爆スーツに身を包み、まさに宇宙服のよう。
冒頭でマニュアル通りに任務を遂行した男が殉職し
アンチマニュアル派(?)で仲間のサンボーン軍曹から
「おまえは、デタラメな男」と叱責されながらも
自分のスタイルを変えようとしない男が生き延びる辺りが
この映画の興味深いところ。
実際、こういう男が居たからこそ映画の題材になったわけで
普通と違う、異質なもの、本作に関しては異端児ですかね。
まるで、自殺願望でもあるかのような仕事ぶりはスリル満点。
さて、現場に出て行く処理班の仕事ぶりは、可也面白いのですが
オフの時のだらっけぷりが頂けない。退屈極まりない。
女性監督なら、こういうシーンこそ、彼らの内面をさらけ出す
絶好のチャンスに、なんともどうでもいい、グダグダな台詞が続き
このひとは、こういう描写は苦手なんだろうかと思うほど。
例のベッカムが居なくなった件のときは
初めて、デタラメな男にも実は血が通っていたというか
本作のドラマらしい部分ではなかったでしょうか。
でも本当のデタラメな男ことジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)の
本質は任務が明け、家庭に帰った時に見せた“シリアルでの戸惑い”が
全てを語っていたように思う。
おまけ)
・超スロー映像は、大して意味のないものであった。
あれはただの監督の遊び心だったのかもしれない。
・ジェレミー・レナーが実にいい!男目線からも
ものすごくチャーミングに見えてしまった。
・ガイ・ピアースはともかく、レイフの端役ぶりは
あれでよかったのだろうか。
結局、850メートルの攻防で画面からフェードアウト。
『ストレンジ・デイズ』のキャラとカブっているとかいないとか。
・男前な作品を撮るキャスリン・ビグローには、今後要注目したい。
------------------------------------------------------
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
撮影:バリー・アクロイド
音楽:マルコ・ベルトラミ/バック・サンダース
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ/
ガイ・ピアース/レイフ・ファインズ/デヴィッド・モース/
『ハート・ロッカー』
緊張とスリルを味わいたかったらお薦めの本作。
リアルな現場の雰囲気は凄まじかった。
手持ちハンディカムによる撮影を多用し
爆弾処理を行う現場では、画面がブレまくり
あたかも、実際のニュース映像でも観ているような感覚になる。
アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班の任務明けまで38日。
映画は、この任務明けまでの日数をカウントダウンしていく。
◇
街中での爆弾処理の異様な雰囲気が常に息苦しくい。
その様子を町の住民が遠巻きに見物しているわけですが
ただの見物人なのか、テロリストなのか、爆弾を仕掛けた犯人が
もしかしたら居るかもしれないという緊張感ですね。
映像を見る限り、みんなテロリストに見えてくるのは
すでに映画の作品世界にハマってしまっていることなのでしょうか。
実際に爆弾の起爆装置を解除するのはひとり。
重々しい防爆スーツに身を包み、まさに宇宙服のよう。
冒頭でマニュアル通りに任務を遂行した男が殉職し
アンチマニュアル派(?)で仲間のサンボーン軍曹から
「おまえは、デタラメな男」と叱責されながらも
自分のスタイルを変えようとしない男が生き延びる辺りが
この映画の興味深いところ。
実際、こういう男が居たからこそ映画の題材になったわけで
普通と違う、異質なもの、本作に関しては異端児ですかね。
まるで、自殺願望でもあるかのような仕事ぶりはスリル満点。
さて、現場に出て行く処理班の仕事ぶりは、可也面白いのですが
オフの時のだらっけぷりが頂けない。退屈極まりない。
女性監督なら、こういうシーンこそ、彼らの内面をさらけ出す
絶好のチャンスに、なんともどうでもいい、グダグダな台詞が続き
このひとは、こういう描写は苦手なんだろうかと思うほど。
例のベッカムが居なくなった件のときは
初めて、デタラメな男にも実は血が通っていたというか
本作のドラマらしい部分ではなかったでしょうか。
でも本当のデタラメな男ことジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)の
本質は任務が明け、家庭に帰った時に見せた“シリアルでの戸惑い”が
全てを語っていたように思う。
おまけ)
・超スロー映像は、大して意味のないものであった。
あれはただの監督の遊び心だったのかもしれない。
・ジェレミー・レナーが実にいい!男目線からも
ものすごくチャーミングに見えてしまった。
・ガイ・ピアースはともかく、レイフの端役ぶりは
あれでよかったのだろうか。
結局、850メートルの攻防で画面からフェードアウト。
『ストレンジ・デイズ』のキャラとカブっているとかいないとか。
・男前な作品を撮るキャスリン・ビグローには、今後要注目したい。
------------------------------------------------------
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
撮影:バリー・アクロイド
音楽:マルコ・ベルトラミ/バック・サンダース
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ/
ガイ・ピアース/レイフ・ファインズ/デヴィッド・モース/
『ハート・ロッカー』
『ハートブルー』の続編? とも思いましたが、関係なさそうですね。
元旦那もパンドラで頑張っておられるし(←ロケはしてねぇよ)、案外お互いに意識し合って、高めてるのかも知れませんね?
それにしても女性らしくない骨太作品を撮る監督さんですよね。
本作を観ると、キャメロン監督の方がきめ細かくて女性的に感じてしまいます(笑)
キャメロンは『アバター』によって舞い込んだ巨額の資金で
J、J、エイブラムスみたいに、しばらく製作サイドに回りながら
『アバター2』の脚本を執筆することでしょう^^
『四ツ葉広場』の続編制作は凍結したままなんかなぁ・・
ぼんやりと気になってしまったのす(・ω・)
お~!確かに、続編については公開当時から噂になってましよね。
もしかしたら、『アバター』に影響されて3Dで製作でもしようかと思ってたり(笑)
ワタシとしては通常版で十分なんですけどね^^;
セントラルパークの橋の下からの続きが是非見てみたいものです~。
今回は時間差があったけど、同じ日に港だったのですね(笑)
土曜にこれ観て、月曜にアカデミー。
まだこの緊張感を体が覚えていることもあり、久々にタイムリーで納得できた作品賞でした。
本当に女性なのに、こんなに骨太な作品を作れるなんて素晴らしく、骨太な体系な自分は、何とかしろよ、みたいな(汗)
しかもコダックシアターで前後に座られていたお二人を見て、年齢が気になったとこ、何と、キャメロンが55歳でキャスリンが58歳だそうで…
じ、じ、じいさんやん、キャメロン(滝汗)
サンドラの受賞も嬉しく、公開されてない作品もありますが、今年は納得のアカデミーだったのではないか~と思ってます。
今回は仕事がなかったら、2回目の上映回に行くつもりでしたよ。
どうです?いっしょでしょう^^
wowowを解約したことを後悔してます^^;
今回のアカデミーに関しては、「やっぱり、そうだよね!」って感じでした。
キャメロンの年齢は知ってましたが、キャスリンが58歳だったとはビックリです。
55歳って、まだ若いですよ~
イーストウッド監督の年齢に行ったら爺さんかもしれません(って、モロです)
キャメロンは同じ監督業ということで自分の引き出しも惜しみなく元妻に提供しているんでしょうか~
サンドラは良かったですよね!初オスカーおめでとう!と心から思いました(笑)←あやしい
私は明日サンドラ2回目の予定です。
アカデミー効果か、観たいという人たちを同伴です(笑)
>55歳って、まだ若いですよ~
爆!
あっ、ココだけの話(←おい!)
うちのダンナはそんな年頃です(爆)
キャメロンは見た目、もっとお年寄りかと思ってましたぁ~軽く60は過ぎてるだろう~と(汗)
でも既に5回結婚してるんですね~(懲りないな~って違う?)
来週はレディースに港へ行こうと思ってます(フィリップ君♪)
お~!サンドラのリピですか~^^
アカデミー効果ってやっぱりありますよね!
おかげで『アバター』の動員数が急降下してるようです。
(↑って、もう3ヶ月経ってるし)
>あっ、ココだけの話
ありがとう!^^そうなんですね!
キャメロンの件、そっちかよ!でした(爆)
ワタクシ、キャメロンの恋愛遍歴はそのまま映画に生かされてる気がしてならない^^
なので、ゲ○の噂のあるローランド・エメリッヒはラブストーリーが作品に一切入ってないのね(爆)
おっと!ゲ○繋がりでフィリップ君行って来ますか!
これは本日、ひと足お先に港に行って来ましたよ。劇中のジム兄さんの髪形が常に気になりました(汗)
何だか山※百恵さんのラストコンサートのようでしたね ←それはマイクだろ!
バグダッドでは、最新のDVDが安くで幾らでも手に入るんやな~と羨ましく思えました。って日本語字幕ないってば!(=^_^=)
↑んでも中東と日本なら、リージョンコードは同じ「2」らしい!!
作品自体はまぁまぁでしたね。
『アバター』にそこまで差をつけてかっさらえる作品か?
と言われると、正直そうは思えなかったワタシですわ。
ワタシのラストジョブは社員IDカードを~
いや、安全靴の方がいいか(爆)
>バグダッドでは、最新のDVDが安くで幾らでも手に入るんやな~と
それって不法にULされたのをDLしたものかも^^
そういや、映画ドロボーのCMの新作が流れてますね(笑)
>↑んでも中東と日本なら、リージョンコードは同じ「2」らしい!!
へ~!そうなんですか!勉強になります。
>『アバター』にそこまで差をつけてかっさらえる作品か?
>と言われると、正直そうは思えなかったワタシですわ。
たしかに、もうひとつ抜きん出たものがあれば納得できますけど
男たちのイチャ付きは変でしたもの^^
最後の鋼鉄の南京錠はTiM3さんの言われている液体窒素を拭き付けて、トンカチで割ればいいのに(爆)
ヴィン・ディーゼルを傭兵で使ってやってくださいませ^^;