たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

最もおいしいグリーンピース

2011年06月24日 | 農場の作業

6月24日(金)St. John's Day



本日はSt. John's Dayということで、お仕事はOFF!!

なのですが、そうも言っていられないのが農園芸でございます。

最近、ずっと除草をしているインゲン、エンドウたちですが、ハトの食害が激しく、対策をしなければならない状態にあります。

そこで、この午前中、既に熟し始めているエリアからネットをかける作業をしました。

ズルズルズルズルとネットを引きずりおろし、、、、


3人がかりで、ネットを広げていきました。


広大、、、、。

まだまだネットが足りません。

とりあえず、もっとも深刻なエリアをカバーして、ネットも無いので、作業はうちきり。



St. John's Day は、村にとってとっても大事なOFFの日で、お昼にはイベント&ピクニックが待っていました。

イベント&ピクニックの話には別のカテゴリーで書きます。

イベント&ピクニック(ランチ)の後は、ボスと共にミツバチチェックとCANONを持ってのお散歩をしました。

まずは、養蜂箱のチェック

1箱に1匹しかいない女王さま探しです。

ちょっと易しめに、寄りの写真で問題!!!


さぁ、どの子が女王蜂でしょう??

簡単すぎたかしら??

そう、真ん中あたりの胴長の子。その子が女王様です。

もっと寄ると、こんな感じです。

 この子がせっせこ小さな小さな米粒の4分の1くらいのたまごをたくさん産んでくれるのです。

みなさんは、1匹の働きバチが一生かけて集める蜂蜜の量をご存知でしょうか?

、、、、、。

 

なんと、たったのTea Spoon一杯なんです。

なんて、なんて、貴重な貴重な蜜なんでしょう。

黄金色に輝くトロッと芳しいHoney

養蜂箱、憧れます。山欲しい、庭欲しい、ミツバチ飼いたい、亀を放し飼いしたい、孫欲しい、、、。欲望ばっかり(笑))



元気にミツバチたちが生活していることを確認してから、フィールドのお散歩。

このお花なんのお花でしょう??


マーガレット?デイジー?うん。キク科ですよね。 

ん~、、、、。

正解は、シュンギクです!!!

キレイにお花が咲きました♪♪

もう、花壇に植えても良いのではないでしょうか、シュンギク。

本当に立派に咲き誇っています。

これも、タネの収穫のためでございます。



さて、この双葉たちは、何の双葉でしょうか??


ん~。

やっぱり、双葉ってかわゆいですよね☆☆☆

ついつい【となりのトトロ】の

「ン“~~~ンッッッッパ!!」

ポコポコピコポコピコ(発芽の擬音)”

、、、

「ゆめだけど、ゆめじゃなかった!!」「ゆめだけど、ゆめじゃなかった~ぁ!!」

『わ~ぁい!!』

のシーンを思い出してほっこりしてしまういとえです。

そうそう、なんの双葉かって?!

わかりました??

英語では「Buck Wheat」です。

そう。ソバ

ここでは、緑肥として、ソバは育てられています。

なので、この子たちはある程度大きく育ったら、トラクターで土と混ぜ込まれて耕されてしまいます。

(麺の話をしたら、ポニョのチキンラーメンを食べているシーンを思い出してしまいました。。。。)



さて、次!!!



Sugar Snap(スナップエンドウ)

この切り口のみずみずしさ!!!素敵すぎます♪♪

Kelvedon Wonder(グリーンピース、実エンドウ)


これです!これ!!!!!!!!


まだ、ちょっと収穫には早かったのですが、本当にすっごい美味しいのです!!!

ここに、植わっているエンドウや、インゲンは基本的に除草しながらつまみぐいしているのですが、(収穫したては生でも美味しい。)

このKelvedon Wonderは、他の子たちから抜きん出てうまいのです!!!

ここでの、つまみぐいはどれもみずみずしくて、エグみも全くなく、でも、味も濃くて美味しいのですが、

この子はまた、別格に甘くてうまい!!!

とっても古くからある品種なのだそうですが、Still very Popularなのは納得です。








タネ袋用にサヤインゲンの撮影に夢中なStormy Hall のボス。

茎をおさえてみたり、ツルの向き変えてみたり、サヤをひっくり返してみたり、編集部の撮影の時とおんなじ(笑)

お世話になったカメラマンさんたちを思い出して、会いたくなってしまいました。。。。





(やっぱり、ジブリはいとえの生きる糧でございます。むしろ、病気w


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Happy St. John's Day (べっきぃ)
2011-06-29 18:19:45
 農業には休日はありませんねえ。お疲れ様です。何で人民公社やコルホーズが失敗したのかよくわかるなあ。
 養蜂までやってるんですか。蜂はなんの葉何蜜を集めるんですか?春菊??
 ヨークシャー農法だとクローバーを植えますけどソバは豆科じゃないですよね?確かに蕎麦って日本でもやせた土地ほど良く育つって言いますけど。ぜひ蕎麦ももっていって「日本人はコレ食ってる」ってやってみたいですね。それは無理でもスプラウトのサラダとか。「日本人雑草食ってる!」て言われそうだけど。
 向こうのスナップエンドウって日本のよりはるかに美味いですよね。ダブリンのスーパーで売ってたのって軽く炒めて塩振るだけでお皿がたちまち空になった。日本のではどうしてもあの味にならないです。
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追記 (べっきぃ)
2011-06-29 18:30:30
St. John's Day が夏至とほとんど重なるのはクリスマスが冬至とほとんど重なるのと一緒で、ケルト人やゲルマン人の伝統儀式と、彼らへのキリスト教普及の間の折衷案じゃないですかね?

ちなみに農業が好きで、なんか食べたりするジブリアニメがお好きならアニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」をお勧め。風にそよぐ麦畑の海。都会育ちの女の子が始めて桑の実を口にする衝撃。おそらく、いとえさんに合うと思います。
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そば (いとえ)
2011-07-01 07:15:46
>べっきぃさん
この村でもクローバーは緑肥として利用されています☆

ソバは、タデ科ですね。あの、美味しくなさそうなことわざのタデf(^_^;)我々も変わり者のムシの仲間入りですねw

ヨーロッパでもソバは食べられていたような、、、。
フランスでは特に。クレープみたいな“ガレット”ってそば粉だったと思います。
麺のそばもSOBAって言って売られています。もちろんソヤソースほどメジャーではないけれど、、、w
スイートポテトや、パンプキンが練り込まれているものがあったりして、妙です。
つなぎのかわりなんでしょうね。
「そば特有の香りを楽しむ!」は求められていないようですw

スプラウト、UKで食べた事あります☆
スプライト栽培キットも売られていました!
ただ、日本で買うような立派なカイワレダイコンさいずは、いとえはまだ見た事がありません。
どこかには、あるのかもしれませんが、、、。
たぶん、「雑草くってる!!」にはならないかなぁ。

むしろ、我々から見ると、スイバを育てて食べてる彼らを見ると、「雑草くってる!!」になりますねw

ミツバチは、そこいらへんを自由に飛び回っているので、
「○○の花!!」とは言い切れません、、、。
セリ科の花の周りでよくみかけますが、色々なんだと思います。

マイマイ新子。ちょことHP見てみました!
優しい絵のタッチでいいですね☆
帰国したら観てみようと思います♪
素敵な情報ありがとうございます☆
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