日本の南仏プロヴァンス、熊野古道・南紀の四季

日本の南仏プロヴァンスは、熊野古道・南紀。 南紀の出来事、南紀の日々をピーター
メイル風に書き綴る。

南紀の11月、熊野古道大辺路リレーウォーキング・3

2009-11-30 | 南紀のネット事情
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長井坂の巻

熊野古道には中辺路(なかへち)と大辺路(おおへち)ルートがある。

調べてみると、小辺路もあって高野山から山越えで本宮にいたるコースである。

それ以外にも吉野・大峯の修験道のコースもあったり、伊勢に続く伊勢路まであるから相当広範囲である。

今回はその大辺路のルートを富田坂・仏坂・長井坂と3回に分けてリレーでウォーキングする催しである。

ところが昨今熊野古道のウォーキング中々の人気で申し込んでも肘鉄を食らうことが多く、今回もやっと最終回の長井坂のみOKとなった。


すさみ海水浴場から見老津駅

先週の土曜日28日、9時受付で9時半スタートと言うことで9時前にスタート地点へ。

ところが当日の参加者100名だそうだが、受付開始時間に行きながら当方が最も遅い受付、何と言う集まりと驚き。



語り部1名と町の職員2名ほどが班毎に同行して、5班に分かれて5分おきに出発。

行程は11キロと言うことだから、そう大したことも無かろうと高くくって出発。

しばしの間は普通の道、山手に入っても細いながら車が通る道をしばし進む。

その道から分かれて次第に山道にはいっていくようになる。



田舎の地道程度のことしか考えていなかったが、ちょっとした低山の登山道と言うほうがよさそうである。

歩き始めて30分、息切らすような登りの連続が続く。

下りにかかると、一転前が開けて海が見える、曇っているので海の色まで青々と言うより黒っぽく見えるのが惜しい。



昔の人、熊野本宮へ中辺路通っていってそのまま元に帰る人と、熊野速玉大社から大辺路取って帰ったらしい。

那智大社に回って山越えで本宮に行き田辺に出るのと、そのまま海岸沿いに田辺へのコースがあったようだ。

海岸沿いの大辺路、道が険しく高貴の人はあまり来こなかったようである。

但し枯れ木灘の海の景色抜群ゆえ絵師や彫り師などがこちらの道を取ったようである。

道中疲れたとき、白波打ち寄せる枯れ木灘海岸は疲れも吹っ飛びもしよう。

海のそばの国道まで降りて、そこから再びみちは古道に戻る。

だらだら坂から川沿いの平地をあるき王子神社のあるところで昼の休憩。



このころから曇りから晴れにかわってくれた。

横走っているJRの線がトンネルに入ったところできつい登りが続く。

いぜんJR が工事のため、古道の木を無断で切ったとかでマスコミまで大騒ぎしてJR 現状回復させられたのはこのあたりだそうである。

このあたりでは山の木、杉・ヒノキでなく、ウバメガシや樫の木など落葉樹が多くて気持ちが休まる。



黒潮のそば、気候温暖だけに紅葉余程遅くないと見れない、わずかに紅葉楽しめるところもあり。



だが、海の景色がすばらしい、晴れともなると一入である。



延々登りと同じだけ下りである。

こちらも延々と続く、落葉樹の枯葉がいちめん積もっているだけにあしをとられる。

下りきったところで、テント張って役員の方々の手になるイノブタ汁が無料で配られている。



歩き終わって汗が引き出す体に熱いものが心地よい。

その上スタート時点までの帰りのバス代各自負担と聞いていたが、無料で運んでもらった。

どうも、「地方の得意の補助金」取っての企画であったか。

でもあり難く感謝しておいた。

語り部付きとはいえ随分時間かかった、帰り着いたらすでに4時過ぎになっていた。

南紀の11月, フェリーありあけ横倒し

2009-11-16 | 南紀の自然
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熊野灘の強風・冬の南紀の季節風

南紀に移って最も感じたのは「気候温暖で風光明媚」よりも「冬の風の強さ」であった。

13日午前5時ころ沖縄行きフェリー「ありあけ」から救難依頼が発せられた。



その前々日の夜半から、南紀地方では強風が吹き荒れており、それが翌日まで吹き続けていた。

その風によって三角波が立って船を襲ったことと思われる。

台風の接近が気象庁から出ていると、たいした風が吹いているわけでもないのに、過剰反応起こしてくれて JR白浜までで運転打ち切りされて過去何回か痛い目に合わされた。

ところがそのときの台風接近時の風より、今回吹き荒れた風のほうが酷かったように思うのだが強風警報も出ず、高々強風注意報。



勿論JR運転見合わせも無くどうにも納得いかぬことであった。

要するに常時吹いている季節風程度にしか感じていなかったようだ。

裏山の木々 風で泣き叫び、風のピュウピュウ騒ぐ音にワンコ共も吼え詰め。

特に怖がり屋のブッチョが最初に口火切るもんだからほかの2匹も吼えまくり。

まる1昼夜その状態続き、こちらも寝不足気味。

勿論車風にあおられて運転しにくい事この上なし。

台風だって遠慮して、吹いてもせいぜい4・5時間、今度のように1昼夜以上吹き続けることなんて無い


以上のようなギャップ感じていただけに、フェリー風のため横倒しと来ては、「見てみろ気象庁!」である。

強風警報にしておけば、船ももっと注意したかも知れぬ、積荷もバランス崩して移動せず、船体傾くことも免れたかもなんて思う今日この頃。

船会社、どうせ保険入ってるから人身事故さえ無ければ良いのだろうが、船の遭難事故には重油の流出つき物。

今回も沿岸の伊勢エビ漁が目下漁期で多大の影響でそうである。

尤もイセエビも前ほどは取れぬだろうから補償もたいしたことにならぬかも知れぬ。

以前福井のときは鳥に多大の影響与えたことがあった、今回そうならないことを祈ろう。


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南紀の10月, ビッグ・ユーの夕景

2009-11-07 | 南紀のネット事情
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P2Mのセミナーが終わって

セミナーが終わってといっても全過程終了というわけではない。

只4回目のセミナーが終わってということである。

4回目のセミナーではプロジェクトマネジメントの習ったもので演習。

前回のP2Mのシンポジウムのパンフレット利用して次回のためのプロジェクトマネジメントをするというもの。

全員で意見出し合う形態。

ソフト開発に絞って遣られると、ソフト開発従事者とかソフト開発会社の所属者に太刀打ち不可能ということになるがシンポジウムのプロジェクトということになると話は別。

学会のワークショップと考えれば意見いくらでも出せる、こちらのほうが経験豊富ということに成る。

当方多いときは5つ以上、学会や研究会所属していたし、小さい研究会では運営の手伝いもしたことがあるから大体のことは分かる。

というような訳で、今回だけは年の差感じることなく年の功生かせる展開。

次回からはプロジェクトマネジメントに引き続いてプログラムマネジメントの課程に入る。

また聴きなれぬ言葉の羅列となればこれは若い連中について行きにくい。


当館の館長さんに頼んでいた、ジョン万次郎より先に北米大陸に渡っていた堀弥一の旅行記のPDF化カタカナ交じりで不可能とのことであった。

何とも残念だがやむを得ない。

自分で現代風に治しながら打ち込みするしかなさそうである。


館外に出たところ、ここでも夕日が出て綺麗な夕景である。





この地、ちょっとした高台だから本来景色が良くても不思議ではない、只余り気にしていなかっただけである。


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