東山植物園 旬の花

サンザシ:果実


サンザシ・果実 日本には1734年薬用として導入された。完熟の少し前に偽果を採取し、天日干ししたものを生薬とする。健胃消化整腸薬。肉や魚を煮込むときサンザシを入れておくと骨まで早く柔らかくなる。中国中南部原産 バラ科

ノイバラ・果実 沖縄以外の日本各地の山野に普通に生える。バラの園芸品種の台木にされる。果実のように見えるのは偽果で、萼筒が肥大して液果状になったもの。偽果の先端に萼が残る。完熟した果実は甘く香りがよい。バラ科

シャリンバイ・果実 暖地の沿海地の砂地によく自生する。街路樹や公園樹に多い。樹皮は大島紬を染める媒染に使われる。耐潮性があり、台風のよく通過する潮岬にズラ~と植栽されていた。バラ科

キョウチクトウ・果実 街路樹でよく見るが、果実はなかなか見ることがない。袋果で熟すと縦に裂けて長い冠毛のある種子を出す。有毒植物だが、葉は強心、利尿の薬効がある。インド原産 キョウチクトウ科

ハマビワ 名のごとく海岸付近にのみ生え、葉もビワに似る。四国西部と九州に集中的に自生している所がある。1個の花序に5~6個の花がある。クスノキ科

Itoa orientalis Hemsl. 中国雲南省とその周辺、ベトナム南部の海抜600~1900m の明るい疎林に生育する常緑の小高木。長楕円形の革質、光沢のある長さ15~30cm、幅8~15cmの大きな葉が特徴的。雌雄異株。やっと1個の実がついた!イイギリ科 ※参考文献/岩津都希雄著:伊藤篤太郎

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