石森管楽器スタッフブログ 

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2009年4月5日(日)川嶋哲郎のわがままサックス哲学イベントレポート 

2009年04月05日 | 過去のイベント


今回のイベントは人気雑誌ジャズライフにて好評連載中の川嶋哲郎氏による「わがままサックス哲学」との連動企画。
掲載講座の実践版ともいえるライヴ&セミナーが開催されました。
当日は多くの川嶋さんのファンの方、またサックスマニアの方など楽器持参で参加される方が多くいらっしゃいました。
川嶋氏とジャズライフ編集部の大伴公一氏が進行をしながら、サックスの生い立ちや構造上の話など、長年にわたり独自の理論で実践しそのテクニックを確立してきた川嶋氏のわがまま理論を体感できるだけあって、のっけからマニアックな話で受講者の心を鷲掴み。



呼吸法(横隔膜の状態)についてのレクチャーや、いい音とは何か?という定義を独自の理論で展開。
実際に受講者の方が楽器を持ってステージへ上がると、
「その楽器のFの音を小さい音量で吹きはじめて、運指を変えないまま音程を半音下へ、そうすると口が下げようとするから緩んでリラックスする。ここが一番いい音してるでしょ?」
実際に受講者が実践すると確かに作られた音ではなくてリラックスした太く温かい音がしていました。
「この音色のままを維持しながら半音下がった音程を元に戻すのが一番難しいんだよ。なので練習してください(笑)」
会場は真剣な空気から一転して笑いに包まれました。
そしてマニアックな話は更に続き、リード&マウスピース編へ。
ハイバッフルとローバッフルのマウスピースの持つ特性の違いや吹く時の心構えなど。
マウスピースを知り尽くした川嶋氏だから説明できるこれぞ本当のわがまま理論。受講者からの質疑応答もなかなか止まりません。



クリニック終了後は川嶋氏によるソロパフォーマンス。
♪My One And Only Loveに始まり、続いてこの季節にピッタリの♪さくら。
無伴奏の完全なソロで曲を吹くというのはなかなか出来ることではありません。
ちゃんとコード進行を感じさせつつ時にはベースラインを入れながらメロディーまで吹くというのは相当に難しいことだと思います。
そして大きな拍手の中クリニックは終了しました。

このソロパフォーマンス公演は石森管楽器でシリーズ化しております。
次回は2009年5月1日(金)の予定です。
ぜひ皆様、ご来場ください!!

(スタッフ・横尾)

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