伊勢ー白山 道と共に

伊勢ー白山 道 人類の5%運動を広めたいです。
同時に超古神道を、ご一緒に学んで生きましょう。

⑱ヤマト言葉 《タ行》・《ナ行》の言霊

2009年04月29日 | ヤマト言葉
< 《タ行の言霊》<><
 タ  タはツとアが合わさったものです。
連繋同化したものが広々と開放されていく姿のことです。
 チ 不明
 ツ ツは、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、というように数の後にくっついて数詞になります。
・物が連なり、気が連繋同化する形をツといいます。
・手を構成している部分(指)は掌で全部つながっています。
・つまりツです。
・そういたしますと、ツとルは、体と体が連繋するという意味になってきます。
・鶴(ツル)という鳥の首が典型です。
・体と頭が長い首でつながっています。
・正にツルです。
・植物の根から出た蔓(ツル)はさまざまに枝を伸ばします。
・やはりツルです。
・ツルに更にムがつきますとツルムになります。
・ときどき、犬が路上で珍芸(交尾)を始めますが、昔はツルムという言葉を使っていました。
・肉体と肉体がつながることをツルムといいいます。
・あるグループとあるグループがひそかに合体することもツルムといいます。
・表面には見えないけれども内側で体が連繋しているからです。
・ツというのは、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、というふうに、連繋同化した音です。
・つながって同じ質に同化する、つまり連繋同化する音がツです。
・数というものは、なんの意味も無く生じたものではありません。
・現在の国語ですとカズ(数)といいますが、これは間違いです。
・言霊の観点からすれば、正しくはカヅといいます。
・カヅタマが日本の古伝です。
・さきほど言霊のところでお話しいたしましたように、一つ、二つ、三つという数詞のツです。
・ですからカズではなく、本来は連繋を表すカヅになります。
・同じようにウズ(渦)ではなく、ウヅが正式です。
・ウヅも連繋しているからです。
 テ ツ、これが開くと、ツとエで手(テ)になります。
・いかに日本語は微妙であるかがわかります。
・連繋同化したツが開くとテ(手)になります。
・五本の指はみんなつながっています。
・握ったこぶしを開くと手になります。
・開く音はエですので、ツとエが合わさりますとテになります。
 ト   トというのは連繋同化して、しかも太く丸くなっている状態のことです



< 《ナ行の言霊》<><
 ナ  ナとはシナ(支那)のナ、奈良のナで、国土のことです。
 ニ ニは土や国土を表すと前述しましたが、ナとニは同列(ナ行)になります。
 ヌ 可視界の元素、ムに対して、目に見えない世界(不可視界)の元素をヌといいます。
・ヌバタマというのは暗い夜のことです。
・ぬれる、盗むのヌも同様です。
・黒板に書いてある字に水を掛けますと、ぬれて姿がぼやけてはっきり見えなくなります。
・品物をひょいと隠してしまうことを盗むといいいます。
・着物を縫うときは、縦糸の間を見え隠れしながら横糸が縫っていきます。   
・いずれもヌという音が付随します。
・ヌは姿が見えないことを指す言霊です。
 ネ ヌが開く音のエといっしょになりますとヌとエでネになります
 ノ   不明


生かして頂いてありがとう御座位ます。
最強の祝詞、言霊です。




⑰ヤマト言葉 《カ行の言霊》 《サ行の言霊》

2009年04月11日 | ヤマト言葉
 こんにちは、すっかり更新が遅くなりました。
 ご本の中でしかヤマト言葉の言霊を拾い出すことができませんが、解る範囲で少しずつながら
抜粋し表にしていきますので、読まれているみなさまからも教えて頂ければ幸いと思います。
 よろしくお願いいたします。


< 《カ行の言霊》<><
 カ  天津金木というのは天上神界に存在する神聖な木のことですが、やはりアマツカナギと
日本語で解釈しなくてはなりません。
天津は天上界という意味ですから特に問題はありません。
カナギはカ(神)とナギの二つに分けます。
・カは“神の”という意味です。
アマツカナギとは、アマツ(天津)カ(神)ナギ(【木+那】)のことです。
天上神界で御神事に用いられている【木+那】(なぎ)という神木のことです。
・カはクとアを重ねた音になります
 キ ギというのはグとイを組み合わせたものです。
“くぐもる”という言葉がありますが、これが開くとクエで、つまり、ケルです。
『古事記』にもありますが、“くゑはらかす”のクヱル(蹴る)のことです。
ギ(グとイ)は、天上界の土と地上界の土とを組み合わせ、凝縮させることです。
 ク クというのは、“くぐもる”で、身をかがめることです
・クは気がこぢんまり固まった形のことです。
 ケ エというのは気の開く形を指します。
クとエでケになります。
 コ   不明



< 《サ行の言霊》<><
 サ  不明
 シ ・警蹕(けいひつ)のシという音はスとイの合成音です。
・シというのは人間の本質のことです。
・筑紫のシを言霊で解釈してみましょう。
 シという音は、大地の本質が盛んに噴き出す状態を意味しています。
 シは物や命の本質のことです。
 例えば、わたしたちの本質は魂ですが、魂がだんだん外へ出てしまうと 
 もぬけの殻になります。
 それを死(シ)と言います。
 シは物の本質で、ヌは見えない領域のことです。
 シヌ(死ぬ)とは、本質(シ)が隠れる(ヌ)ことです。
 死というのは漢字ですが、漢字は高天原に起源があります。
 それがシナ大陸に伝わり、やがて朝鮮半島を経由して日本に流れ返ってきただけです。
 シはスとイの合成音です。
・気(ス)が動(イゴ)くと、スとイが合成されてシになります。
 本質(シ)が抜けてしまうと死(シ)になります。
 例えば、神様がこちらから向こうに移られるときにシ(本質)が動きます。
 そのときに「シーッ」という警蹕(けいひつ)をかけます。
 それから、静かにしてほしいときも口に人差し指を当て、「シーッ」と音を響かせます。
 静まれという合図だからです。
 ス ・スイジニのスはスナ(砂)のスです。
・中に吸い込むのが本来のスという言霊です。 
・スという音は息やガス、気のことです。
 下からスースー昇ってくる気体のことです。  
・スは簾(すだれ)や御簾(みす)のスです。
 あるいは渡り廊下のすの子のスです。  
・まず、アマテラスの“ス”を発音してみてください。
 梅干のすっぱさを連想すると、つい“スーッ”と空気を吸い込まずにはいられないでしょう。
 スという発音の原形は空気を吸入する音にあります。
 セ 不明
 ソ   天津菅曽というのは菅(すげ)という植物のことです。
・ソというのは、さきほど少しお話ししました言霊のスを思い出してください。
 ソはスとオの合成音です。
 つまり、風がスースー通るような細いすきまがあり、しかもふっくらと丸みを帯びている
 物体のことです。
 糸の束を昔はイトソと呼んでいました。
 単に糸(イト)と言ってもわかるのですが、わざわざイトソという名称が付いていたのです。


次をまたお待ち下さいね。

生かして頂いてありがとう御座位ます。
最強の祝詞です。




⑯ヤマト言葉 《ア行の言霊》

2009年04月03日 | ヤマト言葉
 こんにちは、日本各地お花見の季節到来ですね。
 残念ながら我が地はまだまだやっと春の到来であり、桜の咲くのはみなさんがすっかり
忘れ去った5月末になります。
 さて、いつかはきっと咲いてくれるだろう桜を待ちながら、ヤマト言葉を少しずつご本から
抜粋しながら表にしていきますね。

< 《ア行の言霊》<><
 ア  アは目にわかるほどはっきりと体外に現れている様子のことです。
アというのは広がりを意味する言霊です。
アメというのは天上のことです。
アというのは広々とした空間、空のことです
 イ イは気の動く形のことです。
今は“動(ウゴ)く”といいますが、昔はイゴクといいました。
イはどういう意味かとなりますと、ものが動く形のことです。
犬(イヌ)や行(イ)くという言葉から見ても、活動して場所や位置が変わることを表して
います。
 ウ ウイジニのウはウク(浮く)やウエ(上)のウです。
ウイジニの神のヒモロキをウキといいます。
スイジニの神のヒモロキはスキです。
大嘗祭にユキ・スキというのが出てきますが、本来はウキ・スキが正しい呼称です。
・魚を釣るときに“うき”を使います。
 ウという音声は 下から上がってくる気のことです。
 本質や気が上昇し、忽然と姿を現すことです。
 鳥の鵜(ウ)を御覧ください。
 なにもない水面に水中から突然上がってきて 姿を見せます。
 鰻(ウナギ)のウも同じです。
 上(ウエ)のウもそうです。
 木のいちばん上のほうをウラッポといいます。
 更に心をウラといいます。
 胸底から上がってくる感情(心)で顔の表情が変化し、心の動きが周りに伝わる
 からです。
 『万葉集』でも“心”をウラと読ませています。
 ウは下から上がってくる気や本質のことです。  
・ウナハラのウとは、下から浮かんでくることを指す言霊です。
 エ エというのは気の開く形を指します。
・エを発音していただくとわかりますが、口とのどを開いて息を出しませんとエの音に
 なりません。   
・エというのは気の開く形を指します。
・ヱはくぐもったものが“開く”という意味です
 オ   オやヲは太く、丸く充実する言霊です。
オいうのは太くて丸いものを指します。
しっぽや山の尾根などのように太く、丸く、充実した姿をオといいます。 
・オやヲは太く丸い気の形をいいます。

次をまたお待ち下さいね。

生かして頂いてありがとう御座位ます。
最強の祝詞です。