あるギタリストの手

30年、ギターを弾き続けて
いる人の手を見せてもらっ
た事がある。それは、
綺麗な手、と
いうのではないけれど
惚れぼれする程、良く
使いこまれた、一切
の無駄がない手であり、
言葉よりも雄弁にその人の
来し方を想像させた。
ああいう手になるまでには、何を思い、どんな生き方を
していけばいいんだろう。
これは生涯かけても惜しく
はないテーマかもしれない。

小さな壁

人のギターを借りて、　
ポジションマークがいつもと
違ったり、カポの装着方法が
分からずに動揺したり、或いはその借り物ギターが自分の
物よりも相当高級品
だったりすると、本番では
頭が真っ白になったりも
する。自信がつくまでは
冒険しない方がいい。

肩と首のコリ

騙されたと思って食パンを1斤、頭の上に乗せてみてください。驚く程、楽になります。

オブリガード

近頃よく耳にするこの音楽
用語。メロディーともアルペジオ　
ともコードともハモりとも少し
違うものらしい。科学的に理解しようとする程、結局オブリって何よ？とドツボに
ハマるのであった。複数の人間に質問してみた結果を
ニュアンスでまとめてみた。
要するにオブリとは"チャゲ&.アスカのチャゲが歌ってるような
パートであり、サイモン&ガーファンクル　の、サウンドオブサイレンスのメロの裏
で鳴ってるあのパートであり
きっとオブリは知らず知らず
いろんなところで活躍して
いるのだろう。

メロディーと伴奏の噛み合わせ

ピアノを習っていた時、右手
のテンポと左手のテンポが
かみ合わずによく注意
されていた。
特に装飾音を入れるような
時は、右手の音符と左手の音符のどの部分が対応しあい
同じタイミングで鳴らすべきな
のか迷う時がある。
ピアノ譜は右手が上の段、
左手が下の段の二段で
ある。
点つなぎの要領で上の段の
音符と下の段の音符を
繋いでみれば少しだけ、
曲の輪郭が露わになってくる。

夢について

夢は人を勇気づけるもので
あって、傷つけるものでは
ない、と石田衣良氏がR25
誌上で言っていた。自分は
夢そのものに、善悪はないと思う。
ただ、夢は人を走ら
せる。走った先が奈落の底
であろうとなかろうと、
走るか否かを決めるのは
本人である。チキンと蔑まれた
としても、途中で諦める事
が正解の事もあるし、そう
でない事もある。すべては
自己責任という荒野に
投げ出された一つの結果で
しかない。

小麦粉は偉大だ

メロンパンキャンデイという飴を発見した。パンの部分はどう表現するのだろうと思ったら、原材料に小麦粉が入っている。芸が細かい。

カネがなくても音楽したい！

かっこいいアクセサリーを買うよりも、譜面と楽器にお金を優先させるべきだ。例えるなら高い服を着て安い下着をつけるより逆の方がいい。見てくれよりも、本質を追求する事をめざせれば、少しでもプロに近づけると信じたい。

マッコルリ

韓国の酒である。見た目はほとんど、焼く直前のお好み焼きのタネだ。米と小麦粉が主成分だから炭水化物の帝王である。味は意外と初心者でもいけそうな感じ。乳酸菌が大活躍中のソフトな口当たりだ。

芸術のもつ威力について

お金を稼げない人間は一般社会ではうずもれてしまう。そんな力関係がするりと入れ替わってしまうのが、芸術の世界だ。飯のタネにならない事を積み上げて来た人間は、はかりしれない生々しい迫力を放つ。芸術家は誰もが変身前のヒーローだ。