榛名山へユウスゲを撮りに行ってきました。
榛名湖の畔に沼ノ原と呼ばれる草原があって、そこにユウスゲが群生しています。
ユウスゲはその名の通り夕方に咲くので、早起きする必要はありません。
家からも車で30分と近いので、出不精の私でも毎年のように出かけています。
[撮影日:2012.8.14]
散策路は『ゆうすげの道』といいます。
伊香保からの長い直線道路(県道渋川松井田線)を松の沢峠方面へ左折してすぐ左手に入口があります。
駐車場は道路向かいのサッカーグランドのものを利用します。
歩き始めてすぐ、木道の脇にいた美人さん。
ニッコウキスゲとそっくりですが、色は気品漂うレモンイエローです。
背丈は1.5mほどでしょうか。
近づいてみると、かすかに爽やかな香りがします。
立派な木道を歩いていくと途中からこんな感じに…所々朽ちています。
マツムシソウはヒョロヒョロしていてどうに撮れば良いのか悩みますね。
大きなミズナラの木のシルエット。
夕方になってから来たので、すぐに日が沈んでしまいました。
日没後も散策を楽しむ人がチラホラと…。
ユウスゲの花も広い草原にチラホラといった感じです。
辺りが暗くなってきたのでブレないよう慎重に…。
暗い中でもこのレモンイエローは目を引きます。
草原にすっと立つような…この佇まいがいいですね。
夕方に咲いて翌朝しぼむ一夜花。
何とも儚いですね。
最後に今回調べたことですが…
ユウスゲは西日本では多くの県で絶滅危惧種に指定されていて、千葉県に至っては絶滅しているようです。
身近な榛名山の群生地ですが、実はとても貴重な存在なのですね~。
今年は開花が二週間ほど遅れたため、今月末まで楽しめるようです。
きれいな花を愛でながら夕暮れの高原を歩いてみては如何でしょうか?