メタキャストCVの日々雑感 <アーカイブ>

2005年7月~2009年1月までのアーカイブです

日経エレクトロニクスにコメントが掲載されました

2008-12-01 12:56:49 | 日々雑記
Ne1201

12月1日号の特集記事『もっと楽しいテレビ』の中に、コメントが掲載されてます。
(52ページ"未来のテレビ、私はこう考える"というコーナーに、UIEの中嶋聡さん、チームラボの猪子寿之さんと並んで紹介。3人ともヒゲが濃いのが良く分かる写真になってます。笑)



取材後に、"テレビについて今考えていることを絵にして残してみよう"と思い立ちまして、これからのテレビに必要な要素をこんな感じでまとめてみました(PDF版)。




1.Start Screen ~視聴者がアクセス可能なコンテンツやサービスを可視化する~

No1

<これまで>
・テレビの電源を入れると、前回見ていたチャネルが 引き続き表示される

<これから>
・テレビの電源を切ってから一定時間経過後に電源を再び入れると、スタートスクリーン(メニュー画面)が表示される
・視聴可能なチャネル(受信している全ての放送波)とそれぞれの番組概要、接続しているレコーダー上のコンテンツ、対応しているネットサービスのメニューが等価に表示される




2.Contents Awareness ~コンテンツの内容と連動したサービスを可能にする~

No2

<これまで>
・ソニー社のアプリキャストでは、画面上に任意のウィジェット(アプリケーション)を配置することはできるが、 メインスクリーンに表示されている放送コンテンツ等との連動は不可能

<これから>
・放送コンテンツには秒単位の内容メタデータが放送と同時に配信される(公式メタ)
・また放送事業者以外が作成したメタデータも、ネット経由で配信されデバイス内に蓄積される(勝手メタ)
・これらのメタデータと連動したサービスが、ウィジェット等の形態で利用可能になる




3.Behavior Tracking ~視聴者の反応や態度を捕捉する~

No3


<これまで>
・視聴者の行動情報としてTVが取得可能なのは、基本的にはチャネル切り替えのみ
・レコーダーの場合は、コンテンツの再生・停止・早送り・巻き戻しや録画予約指示などの動作が取得可能
・ただしこれらの操作ログは履歴としては残らない

<これから>
・テレビデバイス内にマイクやカメラが搭載され、視聴者の音声や表情、各種生体反応を取得する

・リモコンによる操作ログとともに、これらの情報を統合的に処理し、「視聴質メタデータ」を生成する




※この資料、続きもありまして現在6ページ目まで構成中です。
 この手のテーマに興味ある方(放送、広告、家電関係者など)、いらっしゃいましたら是非コンタクトください。ディスカッションしましょう!