いなサポワカモノインタビュー第一弾!は
先日公務員試験に合格されましたサイクリングさん(仮名)のインタビューです。
伊東 : インタビュアー
サイクリング: 20代男性
伊:まずは無事に内定が出こと、本当におめでとうございます。
サ:ありがとうござます。
伊:内定をいただいての率直な気持ちはいかがですか?
サ:やっぱり受かったことは嬉しかったんですけど、それよりも不安感が無くなったことが
自分的には良かったです。
伊:今日は内定もらうまでのことをじっくり伺いたいと思いますが、まずサポートステー
ション自体はどうやって知ったのですか?
サ:母がちらしで「無料で相談に乗ってくれる施設があるよ」と言ってくれたんで、
行ってみようかなと。
伊:サポステに抵抗はなかったですか?
サ:うーん、それはなかったです。確かにひきこもりとかニートとか書いてあったから
自分自身どうなんだろうな、認めたくないなと思ったけれど、現状としてはそうだから
そんなこと言っててもしょうがないなと思って。
伊:その時の状態を客観的に受け止めていたんですね。
サ:大学生ではあったんですけど、年齢も結構いってるんで、正直学生気分ではなかったです。
伊:焦りは強かったですか?
サ:そうですね、今のままだったら将来ずっと引きこもりになっちゃうのかなと思ってたので、
そういう面ではすごく焦ってました。でも、相談員さんがすごく良い人で、自分自身悩んで
いることとかすごく親身になって聞いてくれたんで、信頼できるなと思って3月から通い
始めました。
伊:何かしなくてはと思いつつも動けない場合もあると思います。動けた要因はなんだった
のでしょうか。
サ:多少ひきこもりみたいな状態ではあったんですけど、公務員になるという目標があった
ので、取り立てて行動を起こすために努力したというよりは、自然と動いていました。
伊:目標が自分を支えてくれたのですね。
サ:そうですね。格好つけて言えば。(笑)
伊:サポステではどういうことをされましたか?
サ:公務員試験に対する準備です。論文や面接をいろいろ見てもらいました。
伊:サポステの他の講座には出なかったんですね。
サ:行きたいとは思っていたんですけど勉強が忙しかったんで、試験が終わってから参加
しようと思っていました。
伊:そういえば以前、予約をキャンセルされた事がありましたが、その理由が勉強をしたい
からでしたね。
サ:あの時は申し訳なかったです・・・。あの時は、本当に勉強しなければと思って追い込ま
れていました。試験問題が公表されていなかったので、教養試験と論文と適正検査の3つが
あること以外は問題の傾向がわからなかったので、必要以上に勉強しなければいけない
状況でした。次は無いなと思うと、すべての範囲に適応できるように勉強していたので
やっぱり追い込まれていました。
伊:その時の一日の生活スケジュールはどんな感じだったのですか?
サ:一日中ほぼ勉強ですね。後半はプレッシャーとか緊張感で全然頭に入って
こなかったけれど何もしないのが余計不安だったので勉強は結構しました。
伊:それはすごい!勉強をしていて一番苦しかったのは何ですか?
サ:一番苦しかったのは寝てもすぐ動悸がして夜中でも起こされちゃうのがきつかったです。
寝てると夢でうなされるのかわかんないですけど、心臓がバクバクして、起きちゃって。
伊:プレッシャーを感じていたのですね。
サ:そうですね。日中は受かるんじゃないかなと思っていましたが、寝てる時は本当に
不安になってるんだなってのは気付かされました。
伊:どうやって乗り越えたのですか?
サ:サポステで面接の練習とか論文の対策などを指導をしてくれる人がいたので、
動悸も起こらなくなりました。自分が不安に思っている事を解消することが
できたから治ったのかなと思います。
伊:そういえば最初にMくんを会った頃よりも、面接練習を始めた頃から表情が
変わってきましたよね。
サ:面接練習は普段以上に態度とか発言とか意識して気持ちを上げようと頑張りました。
伊:私も面接練習を一緒に参加させてもらいましたが、どんな質問に対しても自分の
エピソードをアウトプットできる状態になっていて驚きました。
サ:それは相談員さんから”自分自身の面接に対するエピソードは大事だから
ちゃんと考えておくように”と言われたので普段から想定されるエピソードを作って
おいて意識的に思い出したのと、あとは両親にも面接の練習を手伝ってもらいました。
伊:親御さんに面接練習を手伝ってもらったのですか?!
サ:父親が教師だから昔からあんまりそういうことに抵抗なくて、聞きたいことは
すぐ聞けたし、相談もしやすかったです。ほとんどお酒飲んですぐ寝ちゃってたんで、
練習できたのもそんなに多くはなかったんですけど(笑)
伊:ご家族の協力があってこそだったのですね。
サ:そうとしか言えないです。迷惑な息子だったと思うんですけど頑張りました。
伊:ところで、サポに通っている時のエピソードとして、一次試験の結果を自分では
開けられず、いなサポの相談員と一緒に開けたというエピソードがありましたよね。
サ:あれは開けられなかったですね。気持ちはもう貧血で倒れそうな感じで、
見たらどうなっちゃうかわからなくて怖かったです。論文は思いもしなかった
テーマが出て、自分が用意していたものにその場でこじつけて書いたので、
全然評価されないものを書いていたかもしれないし、適正検査の練習も前日まで
ほとんどやっていなくて本番では解けなかった問題が多かったんです。
本当にプレッシャーが凄かったです。
伊:一時試験を無事合格してからサポでも面接練習を繰り返しましたが、面接の本番はいかがでしたか?
サ:個人面接では自分自身何を話してるかわからないくらい緊張してしまいましたが、
集団討論はこれまで相談員さん達と一緒に練習したから落ち着いて取り組めて力が
発揮できたと思います。
伊:面接もうまくいって本当に良かったですね!来春の社会人スタートまでに
少し時間がありますが、今後やりたいことはありますか?
サ:勉強で運動が出来ない間に8kgぐらい太っちゃったので、内定が出てから
サイクリングを始めました。町の地理を覚えたいなと思っているので今後も続けたいです。
あと、友達とかと会う機会が少なくなってしまったので、会いに行きたいです。
それから、引き続きサポステで自分に足りない能力、パソコンとか社会人としての
マナーとか、自分に欠けているところを学びたいです。
伊:合格しても遊ばずに勉強するんですね。(笑)
サ:遊びたいですけど、そこはやっておかないと職場に入ってから相当苦しいことになると思うんで
絶対やるべきことかなと。
伊:全く浮かれていないですね。サイクリングさんは途中で諦めたくなったことは無いのですか?
サ:無かったです。もうそれしかないって思ってたんで。公務員試験は苦しいことも多かった
ですけど、少なくとも大学に入ってから、ずっと公務員になりたいって思い続けて
きたので諦めなくて良かったなとすごく思います。これからどうなっていくかわからないですけど。
伊東:本当に頑張ったのですね。引き続きサポに通って定着支援を受けていただけると
いうことですので、これからもぜひ一緒に楽しんでいきましょうね。
今日はどうもありがとうございました。
サ :ありがとうござました。
以上、サイクリングさんのインタビューでした。
引き続き利用者さんのインタビューやアンケート結果を
不定期でブログで公開していく予定です。
お楽しみに!