Inachan's Corner

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なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか ―世界の先進企業に学ぶリーダー育成法 【2012-025】

2012-07-23 | 4-4:ブック
スイスのMBAの先生が書いた本。知ってることが多いのだけど、まとめて整理されて言われると、結構、グサグサささるところがある。





「日本企業は既に、グローバルでみて大きく立ち遅れている。しかし、日本にだけいると、そのことに、なかなか気がつかない」

「すでに競争優位ではない高品質に拘り続けた」
「生態系の構築が肝心なのに、モノしかみてこなかった」

視野狭窄、土俵違い、多様な人材の欠如


5つの提言
1:経営者は生まれ育った文化、環境の認知バイアスを持っていると自分も認識した上で、良識に基づく経営をすること
2:多様性を推進すること
3:好奇心旺盛な人材を積極的に登用すること
4:国際経験を評価すること
5:グローバルリーダー育成に投資を惜しまないこと

グローバルリーダーの能力として、グローバルマインドセット(=異なる社会、文化システムからくる人、グループに対して影響を与えることを可能にするような思考)が必要。具体的には3つの能力。
1:認知管理力 自分にとって曖昧な新しい情報を知覚し、判断し、意味づける力
2:関係構築力 文化の垣根を越えて、他者をいかにとらえ、他者といかに協力しあえるか
3:自己管理力 世界にどうたちむかえるか、という姿勢。未体験な状況に遭遇したときに適切に対応できる能力


かつて日本人は、好奇心がつよく、自ら問いをたてられる国民だった


などなど・・・。最後の方は、結局、IMDを研修につかえ、そうするとグローバル人材が育成できるぞ~という宣伝になっているような感もあり、やや鼻につくところも無きにしもあらずですが、内容的には、概ね首肯できる内容。

特に、グローバルから日々、遠いところで仕事をしている自分としては、かなり、痛い指摘です。。。

まずは、英会話からはじめましょうか・・・。

★★★半☆


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