Inachan's Corner

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マクドナルドの経済学  原田 泳幸×伊藤 元重【2012-024】

2012-07-19 | 4-4:ブック
今をときめく日本の経営者といえば誰でしょう?

たぶん、ユニクロの柳井さん、楽天の三木谷さん、日本電産の永野さんあたりがあがってくるところでしょうか。
おそらく、それにならぶ経営者の一人がこの、原田さん。

一時期、安売り競争に巻き込まれてえらいことになっていたマック。いつのまにやら、8年連続対前年のプラスを持続しているという。

そのマックをひっぱているのがこの原田さん。経済学者の伊藤さんとの対談です。






「お客さまの声に迎合しすぎないこと」
「マクドナルドらしさ=アメリカらしさにこだわる」

簡単なことですがなかなかできません。調査をすると、「健康メニューがほしい」とか必ずでてくるんですよね。原田さんがやったことは、結果を聞くとシンプルで、なるほどそうだよな、と思うのですが、実際にはなかなか難しい。

テキサスバーガーとか、実は日本独自の商品らしいですね。あえて、そこを訴求するか・・・という話。直感的に、どう調査をしても、あえて、さらにアメリカっぽいこてこての商品を開発をして、こてこてにプロモーションしよう、、、とはならないはず。

でも、後から考えると、やっぱ、そこにこだわって、らしい商品だして、おいいかったら、インパクトあるよね、、って言う話です。


たぶん、左脳で分析して、右脳でアイデアを考えてるんでしょうね~。



ただ、マックのよい経営をしている事例書としてはおもしろくていい本ですが、で、どう活かす?という意味では、けっこう、難しいかもしれません。


★★★☆☆
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