F1[17] アゼルバイジャンGP 決勝

昨年は思いのほか決勝の波乱が無かったので油断してました、F1アゼルバイジャンGP決勝。

予想外すぎる表彰台

1位リカルド、2位ボタス、3位ストロールってなんですかこの表彰台。レース前に予想できたとしたら2位のボタスくらいでしょう。しかもそのボタスもスタート直後にライコネンと接触、順位を大きく失って周回遅れにすらなっているワケで、そこから2位まで盛り返してくるなんて誰も思わなかったでしょうに。

優勝したリカルドも、デブリを拾って早すぎるピットインを強いられて17番手まで転落してますしね。ストレートラインスピードがモノを言うこのコースで、17番手まで落ちたレッドブルが優勝するってね。リカルドはレース中盤のセーフティカー3連発のタイミングを上手く使って2度目のピットストップをこなしつつ、リスタート後に順位をポンポン上げ、赤旗中断時に5位までジャンプアップ。

これだけでも十分スゴイんですが、優勝を決定づけたのは赤旗リスタート直後の1コーナーブレーキングでウイリアムズ2台とヒュルケンベルグをまとめて出し抜いたコトでしょうね。他のドライバーがレイトブレーキングを躊躇うタイミングでのあの勝負の出方、さすがリカルドでした。リカルド自身もあのブレーキングが勝負の決め手だったとコメント。

The last re-start was the most important and I think it was Stroll, Hulkenberg, Massa and me, all nearly four wide but I managed to get third and I think that was, in a way, the winning move.

via: Daniel Ricciardo : What the teams said - race day in Azerbaijan

もちろん運に恵まれた部分も大きいんですが、その運を活かして勝利を得られるポジションに付けていたのはリカルドがレース巧者であるが故でしょうね。

そして表彰台の面子で一番意外だったのは間違い無くストロール。地元カナダで初入賞を果たし、ここからが真価の問われるところかな、と思っていたらいきなり表彰台に上るとは。もちろん彼も運に恵まれていたのは間違いないですが、それでもレースペースは一貫性があったし、終盤表彰台を意識して思わぬミスを犯したりしないだろうな、とハラハラしていましたがそつなくまとめ上げましたし。堂々たる走りでした。

ストロールはドライバーオブザデイにも選ばれていましたが、アレってぶっちゃけ「お前がそこまでやるとは思っていなかった、見直したぜ!」ってファンの声が大きかったんじゃないかと思ってます。こちらも単なるラッキーだけじゃない感じがしたのは良かったですね。ストロールパパも感無量でしょう。

ベッテルの悪いクセが出た

そしてある意味表彰台以上に印象的だったのは、ハミルトンとベッテルのどつき漫才(?)。いやハミルトンは一方的にベッテルにどつかれた立場ですが。

Hamilton: Vettel disgraced himself with clash(動画有)

ヘルメット脱いでるときのベッテルは気さくな兄ちゃんといった感じのベッテルですが、タイトル争いに色気が出てくるとエキサイトしすぎるクセが出てしまうのは治ってませんでしたね。しばらく彼がタイトル争いからは離れていたので忘れかけてましたが。ウェバー相手にやらかしてた頃からそこら辺は変わってない……。

ハミルトンが「ブレーキテスト」をしたと言いがかりを付けるのもアレですが、さらに横に並んでタイヤをぶつけるのは明らかにやりすぎ。レーシングドライバーとしてはあるまじき行為だし、過去そんなコトをやったワールドチャンピオンなんて……いや鈴鹿の1コーナーで意図的にぶつけてタイトルを決めた人とか、ヘレスでタイトルを争っている相手に抜かれそうになった瞬間相手の土手っ腹目がけてタイヤぶつけた人とか居るな……。

しかしまー、こういうドライバーのダークな感情の発露も、観てる側としてはある種見物だったりはするんですけどね。あまりに危険な行為はやめてくれって思うけど。こういうの見てると、やっぱりレースってマシンだけじゃなくて、人間の争いなんだなーって思います。やっぱりね、この世界一の座を争う人間のエゴっていうかね、そういうのは見ててゾクゾクします。悪趣味かもしれないけど。

どつかれたハミルトンはベッテルを批判しながらも紳士的な態度を取っていますが、彼も勝利のためならかなりエグいコトやりますしね。近代のF1で「良い奴」は何度も何度もワールドチャンピオンになるコトはできないんですよ、だからロズベルグもバトンも1回タイトル獲ったらもう満足して辞めちゃった。

しかしこれ、タイトル争いがシーズン終盤までもつれていったりしたら、どんな状況になるのやら……いやー楽しみ、いやさ心配ですねぇ。

そのほか

あと接触といえばフォースインディアがまたチームメイト同士で遺恨の残るようなコトやっちまいましたね。

Crash cost Force India potential victory - Perez(動画有)

まーたしかに、赤旗時点のフォースインディアの2台が、マッサの後ろ4番手5番手に居たコトを考えると、勝つチャンスあったんですよね。いやーもったいない。クラッシュのシーン見ると、オコンが余分に右に寄せているようにも見えますけどねぇ……。これも2人のドライバーの腕が高いレベルで拮抗しているが故のトラブル、チームにとっては嬉しいのと頭痛いのが半々くらいといった感じでしょうか。

そういや、ザウバーもウェーレインとエリクソンがあわや同士討ち、というシーンもありましたが……。後ろからバンドーンが迫っていたコトもあり、結局チームオーダーでペースの良いウェーレインを先に行かせて彼が10位でポイントゲット。このレース前にモニシャ・カルテンボーンが突如解任されてしまいましたが、その理由として噂されたのがドライバーの処遇を巡って意見の対立があったというもの。

情報筋によると、カルテンボーン退任の背景には、ウェーレインよりエリクソンを優遇するというプランに反対したことが問題となった可能性があるという。エリクソンを強力にバックアップするスタンスがあったという意見をザウバーは否定しており、エリクソン自身も同意見である。

via: ザウバーF1ドライバー、突然のチーム代表退任に驚き。理由については「ノーコメント」とウェーレイン

このレース結果は、チーム側の見解を補強する格好となりましたが……さて今後はどうなる?

最後に、マクラーレン・ホンダはアロンソがこの高速コースでまさかの今季初入賞。それは良かったんですが、レースの終盤アロンソがマシンの不調を訴えてペースが落ちるシーンもあったりして、ちょっとヒヤヒヤ。ただ、それでもアロンソやブーリエのコメントは冷ややかですねぇ。

アロンソ「本当なら勝つべきレース」。望外の入賞もペース不足を嘆く/F1アゼルバイジャンGP

うーん。なお、長谷川さんのコメントによると終盤のアロンソのペースダウンはトラブルというワケではないそうで。

確かにここはデプロイが足りなくなるので、直線でバッテリーが切れますが、それはトラブルがあったわけではありません。それはほかのマシンも同じで、トロロッソのマシンに対して、われわれが早くバッテリーが切れていたとは思っていません。

via: マクラーレン・ホンダ密着:サバイバルレースを生き残ったアロンソが待望の初入賞も課題を残す- F1速報公式サイト -

なんかマクラーレンとホンダの温度差がロコツにコメントに現れてきている気がするんですが。

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F1[17] アゼルバイジャンGP 予選

去年は「ヨーロッパGP」だった気がする、F1アゼルバイジャンGP予選。

圧巻のポールラップ

フリー走行のタイムだけ見るとなんか出遅れてる感もあったハミルトンですが、予選ではまー無茶苦茶速かったですね。Q1では唯一の41秒台に入れ、Q3では最後にボタスをコンマ4秒以上突き放す40秒台というぶっちぎりのタイムを記録。元々直線がべらぼうに長くて、メルセデスPUの「予選モード」が威力を発揮しやすいコースではありますが、チームメイトとのこのタイム差、フェラーリ相手だと1秒以上のアドバンテージ。圧倒的な走りでした。

Onboard pole position lap - Lewis Hamilton, Azerbaijan 2017(動画)

滑りやすい市街地コースのため、リヤをスライドさせてバリアにヒットさせてしまったり、コーナーで止まりきれずにオーバーシュートしてしまうクルマが多発するなか、ハミルトンのラップは抜群に安定してますねぇ。ぱっと見「普通に運転してる」ようにすら見えてしまうんですが、このコースで「普通に運転」できちゃってるのがスゴイっていうね。

ワイドタイヤになった今年、このコースでもタイヤの温度管理が難しいという声が上がっており、タイムアタックする際もインラップ⇒ビルドラップ(鋼鉄ジーグとは関係無い)⇒アタックラップとアタック前に1周挟んで温度をマネージメントしているドライバーが多かったようで。しかし、最終アタックは直前に赤旗中断が入ってしまった影響でビルドラップを入れるコトができず、ボタスはその影響があったとコメントしてますね。

That final run in Q3 was the first time we had tried to do a flying lap on the first lap, because of the temperatures, and I couldn't get them to work as well as Lewis did - I just couldn't find that grip out there.

via: Valtteri Bottas : What the teams said - qualifying in Azerbaijan

しかしハミルトンは最後のラップもメチャクチャ速かったですからねぇ。

思えば去年、ハミルトンはこのコースでの予選はかなりの乱調で、最後にはバリアにマシンをヒットさせちゃったりしてたんですよね。ハミルトン自身、昨年の嫌なイメージを払拭するために今年の予選はかなり集中していたんじゃないかって気がしますね。気合いの入り方がいつも以上でした。

メルセデスの後ろの人たち

今回、フリー走行でフェルスタッペンも好調だったみたいなので、予選フェラーリを食ったりするのかな?と思いきや、なんとかフェラーリの2台が2列目を守った格好。メルセデスからは随分離されてますが。しかし、4番手ベッテルと5番手フェルスタッペンの差はコンマ1秒も無く、決勝でどうなるかは興味深いところ。

決勝ではメルセデスのPUパワーも予選よりは落ちるでしょうけど、このタイム差を見るとフェラーリにとってはメルセデスに追いつくというよりも、レッドブルを押さえ込む戦いになるんでしょうねぇ。

昨年ペレスがフロントロウ&決勝で表彰台を獲得するなどしたフォースインディアは6・7番手。昨年ほどのインパクトはないものの、このコースやっぱり得意なんですね、ここのクルマ。しかも、ペレスのタイムにオコンが肉薄しているのも面白い。オコンは今季メキメキ成長してきている感じ。

あと、今回の予選で初めてストロールがマッサを上回るタイムを記録。カナダ初入賞でちょっと自信が付いてきたでしょうか。ミスを誘発しやすいこのコースで、予選をうまくまとめ上げるコトができたのは良かった。ここからじわじわ評価を上げていくコトができるでしょうか。まーマッサはあまりマシンが決まっていない様子だったので、ベストのパフォーマンスは出せてなかったっぽいですが……それもレース。

マクラーレンは

ホンダが新スペックのPUをアロンソ分だけ持ち込んだようですが、金曜に載せて走ったところギヤボックストラブルが発生してエンジンがオーバーレブ、場合によってはオシャカになってる可能性もあるとのこと。

F1 Topic:ホンダPUのアップデートのチャンスを奪ったギヤボックストラブル

マシンが煙噴いた原因はギヤボックスであって、エンジン自体にはトラブルはなかったものの、ギヤボックスが壊れてエンジン回転数が一気に上昇したコトよって、内部で思わぬ問題が発生している可能性が否定できないってコトですね。オマケにマシンが煙噴いたときにアロンソが無線で「エンジン、エンジン」って言っちゃったもんだから、ホンダにとっては思わぬ風評被害が発生しちゃいましたしね。ていうか私も「またホンダか!」って思っちゃいましたごめなさい。

しかしまーなんていうか、この「噛み合わなさ」ってのはホント悲惨なレベルですねぇ。アロンソ陣営は古巣のルノーやメルセデスと来季の話を模索しているようですが、まぁ可能性があるとしたらその辺になるんだろうなぁ。レッドブルはチームカラー的に今の生え抜きドライバーを追い出してまでアロンソを受け入れるコトはないだろうし、今更フェラーリには戻れんやろし。

今期のパフォーマンス見てると、ルノー行くくらいならフォースインディアのが良いんじゃね?と思っちゃったりもしますが、そこは「メーカーワークス」に拘ってるんでしょうね。それにルノーなら勝手知ったるチームだし。でもルノーがタイトル獲れるレベルまで行くかいなぁ……。

メルセデスにしてみれば、かつてのマクラーレンコンビであるハミルトン&アロンソのペアを実現するコトは魅力的なプランではあると思うんですけど、あとはそれをきちんとマネージメントできるかですよねぇ。理由はどうあれ、マクラーレン時代には1年で解消されてるコンビですし。あと、ハミルトンは表面上はともかく、裏ですげー嫌がりそう。

あと個人的には、強引にぶっこ抜いてきたボタスを、「アロンソ獲れるからバイバーイ」って追い出すのはどうなのよ、っていうのもありますけどね。まー、しばらくはメルセデスとアロンソの関係は注目の的になるんでしょう。あと、マクラーレンに再度カスタマーエンジンを供給するのかどうか、って話も。

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快傑ズバットが面白いので各話感想を書く(21~26話)

前回の分を書いてから、また結構間が空いてしまったので続きを書きます。

なお、今回21話~26話と微妙な話数で切るのは、よくよく考えてみたらズバットって32話で完結なので、残り12話分を一気に書くのもしんどいので2記事に分けようと思っただけです。てへ。

各話感想(21話~26話)

21話で早川の母親が登場したりして、ここから物語終盤に向けての伏線がいろいろ用意されていくのかなと思いきや、その後は特にコレといって伏線めいた描写もなく、シリーズがどういう方向に向かっていくのかサッパリわかりません。一方で、23話のような様々なパロディがごちゃまぜになっているステキエピソードもあり、各話単体での出来はここに至ってますます円熟味を増してきたと言えるでしょう(?)。

21話 さらば瞼の母

早川の母親が登場するという、何気に内容が気になるエピソード。早川の母親は22年前に家出をして行方がわからなくなっていたみたいですが、夜桜組(今回の悪の組織)に襲われていた母親を早川が助け、偶然の再会を果たすコトに。ただ、再会した母親はどこぞの資産家と再婚して娘も産んでおり(早川の妹ってコトになる)、早川のコトは知らないと主張。

長い年月を経て再会できた母親に知らん顔されてショックを受ける早川だったものの、再婚相手の資産目当てに母親と異父妹を付け狙う夜桜組はきっちりシメるところはさすが。なお、用心棒は「地獄のコック伊魔平(いまへい)」……って包丁人味平のパロディですかね……、料理対決でもするのかと思いきや、皿をフリスビーのようにぶん投げて武器にするという、コックにあるまじき行為をしていたのが印象的。ズバットにやられたときのセリフは「料理されたぜ……」。

早川の母親が出てきたとなると、じゃあ父親は?というのが気になるところですが、この話では特に触れられず。おそらく今後の伏線に違いありません。

  • ボス: 夜叉丸
  • 用心棒: 地獄のコック伊魔平(皿と包丁投げの名人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪誘拐犯人!

22話 少年ボクサー 涙の父

タイトル戦に挑戦する若きボクサー・矢川元と、それを応援するダメ親父・矢川丈二(コレもどこかで聞いたような名前だ)の話。

登場する用心棒もプロボクサー(世界ライト級チャンピオン・カネアスドレイ)で、この用心棒と元がタイトルマッチを行う予定になっており、カネアスドレイの勝利に大金を賭けて大儲けしようと目論むZ団(今回の悪組織)が元にわざと負けるようあの手この手を仕掛けてくるという流れ。ズバットが登場するタイミングでちょうどタイトルマッチが行われていたため、ズバットと用心棒が戦わないという珍しい展開になっております。

もちろん、物語前半で早川と用心棒の腕比べは行われるんですが、相手が世界チャンピオンだからか、早川がいつもなら「その腕前は日本じゃあ二番目だ」と言うところを、今回だけは単に「その腕前は二番目だ」と言っています。てことは、早川はボクシングの腕前は世界一ってコト?

もちろん最後にZ団のボスはズバットにしばき倒され、イカサマを仕込み損ねたカネアスドレイもタイトルマッチで元に敗れるワケですが……実は早川との腕比べのシーンで、早川の妙技(ボクシンググローブで拳銃の弾丸をつかみ取る)に驚くカネアスドレイに対して「こんなことで驚いてるようじゃ、日本じゃ三番目以下かもしれんぜ」という早川のセリフがあり、これが試合結果の伏線になってるワケですね。

……ってあれ、ここでは「日本じゃ」って言ってるな……。

  • ボス: ミスターZ
  • 用心棒: カネアスドレイ(ボクシングのチャンピオン、ただし腕前は二番目)
  • カードの文言: この者 殺人未遂極悪犯人!

23話 大神家一族の三姉妹と天一坊

サブタイトルが完全に横溝正史『犬神家の一族』のパロディ。「天一坊」は江戸時代に徳川吉宗の落胤を自称して死罪になった人物ですね。

内容も、金持ちのじいさんの莫大な遺産相続を巡るお話。話の冒頭、死亡した大神家当主のじいさんが遺産すべてを長男・天一に相続させると遺言。ただし、天一は3歳のとき誘拐され行方知れず。1年経っても天一の行方がわからない場合は、20億円を寄付して30億を残りの三姉妹で等分せよ、という内容。

天一というのが『犬神家』の佐清の立ち位置になるワケですが、紅狐党(今回の悪の組織)の用心棒・ダンディハリー(いろんなパロディ混ぜすぎィ!)が顔を包帯でグルグル巻きにし、天一になりすまして遺産をかっさらおうと画策。ああ、「天一坊」なだけに偽物なのね……と思いきや、実はダンディハリーが昔誘拐された天一本人だった(本人も記憶を失っていた)というコトが発覚。騙された!

なお、残念ながら(?)ダンディハリーは湖に逆さまに突き立てられるようなコトはありません。まぁ結局死ぬんだけど。最後、ズバットにしばかれた敵ボスが2月2日のアリバイを問われた際、「俺はその頃、シシリー島でスパゲッティを食べていたんだ……!」などとわけのわからない供述をしていたのがまた印象的でした。

どことなく『犬神家』の雰囲気を踏襲しながらも、その雰囲気を台無しにする敵ボスと用心棒のアンマッチぶりがたまらないエピソードでした。26話まで見てきた中では、一番好きなエピソードかも?

  • ボス: 紅フォックス
  • 用心棒: ダンディハリー(射撃……ではなく手品の達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

24話 涙の健 見知らぬ街の恋人

早川が惚れかかった女性が実は早川の親友である東条のフィアンセだったという、非常に気まずいお話(?)。ていうか、婚約者を早川に紹介したコトなかったのね、東条。

しかし東条があまりにもフィアンセをほったらかしにするもんだから、思い詰めた彼女は天山会(今回の悪の組織)が支配する町に居る東条に危険を冒してまで会いに行こうとして拉致られそうになり、危ういところを早川に助けられたものの早川と別れたあとまた拉致られそうになり、なんとか東条に会えたものの冷淡に追い返されて今度はホントに拉致られるという、もう目も当てられない展開。この話だけで視聴者の中の東条株が大暴落間違い無し。

それでも最後に東条と彼女の仲を取り持つ早川。21話の母親とのエピソードといい、人の温もりを欲しながらも最後は一人で去って行く、という昭和のヒーロー像がここに。

なお、用心棒がウリ・ケラーという名前だったので超能力使いなのかと思ったら、ただの占い師でした。

  • ボス: ドン・天山
  • 用心棒: ウリ・ケラー(筮竹使いの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

25話 荒神山 涙の別れ

この話から早川が上着の黒い革ジャケットを脱ぎ、赤のシャツに白のベストというド派手な格好となります。早川流のクールビズですねわかります。

この話ではウルトラマイトというすんげー威力らしい爆薬を発明した吉良崎という研究者が悪の組織に狙われるんですが、そんなコトよりこの吉良崎の彼女である希久子という女性が非常に性的な感じがしてしまいまして、気になって仕方ありません。

……いやだって、話の冒頭で彼女が河原を走るシーンがあるんですけど、Tシャツの下の胸がたゆんたゆん揺れてるわ、ショートパンツの下から見える太股も妙にセクシー。オープニングテロップによると演じているのは林美樹という女優なんですが、どうもズバットの始まる前年からテレ朝系列で放送されていた『超神ビビューン』にも出演されていた方のようで。

「林美樹」でググってみると、成人映画で活躍していた女優さんがヒットする(⇒ 林美樹 - Wikipedia)のでこっちかと思っちゃったんですが、こちらは別人のようで。あーびっくりした。しかし、きっと当時のちびっ子も、ズバットや用心棒よりも彼女のコトが気になって悶々としていたに違いありません(断言)。

  • ボス: 鬼大尉
  • 用心棒: ダルタニアン(二刀流フェンシングの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

26話 許せ我が子よ!

用心棒の名前が「ドクウッディ」。モグリの医者でメス使いの達人。犬を故意に狂犬病(しかも感染力が通常の30倍もある特殊なヤツ)に感染させ、それを町中の人間にも広めようとするというある意味最高にイカれたことを目論みます……が、これまで名前と特技が一致しない用心棒も多い中、この上なく名が体を表しているのには好感が持てます。

この話では小山内先生という医者と、その息子のきよしという親子が登場。そしてきよしが可愛がっていた犬がドクウッディの狂犬病に感染してしまい、警察に射殺命令が出されます。最初は犬を引き渡すことを拒んだきよしですが、早川が犬を渡すよう説得したところ、「自分でやる!」と言って犬を高いところから放り投げて殺してしまいます。

ええー……。

しかし今度は、きよしが犬に噛まれていたことが発覚。それを知った小山内先生、猟銃を持って息子を殺そうとします。親子揃って思い切りが良すぎだよ!

結局、早川が小山内先生を止めて敵のボスもズバットに変身してしばき倒すワケですが、結局息子のきよしが感染した狂犬病がどうなったのか不明のまま話が終わってしまいます。……これでもし狂犬病が治らないままだったら、と考えると一気にホラーじみてくるのですが、まぁ考えるのはやめておきましょう。

  • ボス: ムッシュ神(じん)
  • 用心棒: ドクウッディ(メス使いの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!
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また今年もトヨタはルマンに勝てなかったワケですが(2017年版)

去年の⇒ また今年もトヨタはル・マンに勝てなかったワケですが

今年もトヨタ、ルマンで勝てなかったですね。

先の記事でも書いたんですが、今年はもうトヨタが勝つ材料が揃いきってると思ったんですよね。速さはポルシェを凌いでナンバーワン、耐久性も昨年の教訓を元にさらに高めてあるだろうし、なんといっても3台体制。負けるはずがなかろうと。

……と思っていたら、残り1周半どころかレースの半分も終わらないうちに、3台のうち7号車と9号車がリタイヤ、8号車もトラブルで2時間超の修復作業を余儀なくされ、勝利への挑戦権を失ってしまうという。

しかしながら、勝ったポルシェも盤石では無く、トヨタが消えたあとトップを快走していた1号車はマシントラブルでリタイヤ、2号車もトヨタより先にトラブルを起こして1時間程度の修復作業を行っていたため、終盤まで下位クラスであるLMP2マシンが総合トップを走っていたっていう。ジャッキーチェンすごい。

ポルシェとトヨタのLMP1マシンのすべてにトラブルが襲いかかるという状況の中、それでも紙一重で勝利を呼び込み、ルマン通算19勝目を上げたポルシェと、今年も勝てなかったトヨタ。1998年〜1999年のTS020のときと同じように、「これは勝てるやろ」って体制で臨んでも勝てないトヨタ。いやこれ、トヨタにとってはこの上なく残酷なシナリオですが、それゆえにルマン24時間レースの凄みが感じられるってのもありますね。

どんなに速くて強くて他のレースで勝ってても、ルマンで勝てる保証は無い。

昨年、トップ快走中の残り3分というところでトラブルに見舞われ、本当に寸前のところでル・マン初優勝を逃したトヨタ。この経験がチームを強くしたことを村田は実感したものの、「ル・マンの神様は厳しい」と口にした。

「去年までの僕らだったら、予選の赤旗とかに対応できず、ナヨナヨとなっていたかもしれない。そういう点はうまくやれましたが、ル・マンの神様はもっと厳しい。今年の神様はいつにも増して厳しかった。だってポルシェも平等に全部壊したんだから……全部壊すってすごいですよね」

そう語る村田だが、勝利を逃したことを”運”や”神様”のせいにするつもりなどないようだ。

「”慢心”があったかもしれない。これだけ(トラブルが)出たんだから、徹底的に全部反省しなければいけません。ピットの中も、ダレてたかもしれないです」

via: 【ル・マン24】トヨタ村田氏「勝てるクルマを作ったのに勝てなかった」

事前に想定しうるトラブルの種はすべて潰すのは当たり前、その先の想定を超えた事態にどう対応するかまで含めたところで勝負しなきゃいけない。かつ、ライバルメーカーがいる以上は毎年新技術を惜しみなく投入し続け、かつ信頼性も確保しないといけない。

8号車は「壊れるはずが無い」と思って交換を想定していなかった場所が壊れてしまって大幅に作業時間が掛かってしまったようですが、こういうのも結局あらゆる事態を想定しないといけない、ってコトですよねぇ。1時間のピット作業を行ったポルシェ2号車が優勝できたコトを考えると、8号車ももっと速くマシンの修復ができていれば2号車と競い合えたかもしれない。

もちろんメカニカルな部分だけじゃなくてドライバーの問題もあるワケですが。9号車のトラブルはドライバーのミスであると指摘されてますしね。

【ル・マン24h】トム・クリステンセン 「9号車の事故はラピエールの判断ミスが原因」

さらに言えば、7号車と9号車、さらにポルシェ1号車はピットの入り口を過ぎて間もないタイミングでトラブルに見舞われるという運の悪さも重なりましたね。ピットの入り口が近ければ、さっと戻って修復できた可能性があったのに、よりによって長いサルトサーキットをほぼまるっと1周しないと戻ってこれないような場所でマシンがダメになっちゃった。

ただまー、結局こういうのは終わったあとのタラレバと言ってしまえばそれまでの話。これらの反省点を持ち帰って、また挑戦するしかないんですよねぇ。ポルシェも実はルマン初参戦から初優勝まではかなりの年月を必要とした、なんて話も中継で出てましたけど、やはり継続してノウハウを溜めてあとは運が向いてくるのを待つ、継続は力、勝つまで辞めないという姿勢が大事なのでしょう。

そんなワケでトヨタさん、また来年頑張りましょう。ていうか、むしろ下手に勝つよりもドラマチックかもしれない、今のトヨタ(嬉しくないだろうけど)。

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今週末はルマンを制するトヨタの姿が見られるに違いない(はず)

今日・明日(2017年6月17日~18日)と、ルマン24時間レースが開催されますね。

このルマン24時間、インディ500、モナコGPが世界3大レースと呼ばれますが、先日行われたインディ500ではホンダ+佐藤琢磨が優勝して大いに話題になったばかり。ただ、インディ500は時差の関係上ライブで観るのはしんどい&まさか琢磨が勝つとは思って無かった(失礼)ので、「琢磨優勝」のニュースを聞いて、慌ててGAORAの再放送を観たりしたんですが……。

一方で今週末のルマン24時間、こちらはレース始まる前から史上初の「日本車+日本人ドライバー」の優勝が相当期待できそうな状況なんですよね。日本車のルマン制覇は1991年のマツダ787B(ジョニー・ハーバート、ベルトラン・ガショー、フォルカー・バイドラー組)が達成しており、日本人ドライバーとしては1995年の関谷正徳(マクラーレンF1 GTR)と2004年の荒聖治(アウディR8)の2人が総合優勝を飾っていますが、日本車+日本人ドライバーというのは過去一度も無し。

今年のルマン24時間の総合優勝争いはアウディの撤退によりトヨタとポルシェの真っ向勝負となりますが、決勝に至るまでの流れを見ているとトヨタがポルシェより有利なのは明らか。

2017年モデルのTS050はWEC開幕戦から高いパフォーマンスを発揮し、1戦目のシルバーストーン、2戦目のスパを連勝。ルマンに於いてもテストデーから絶好調、予選では7号車の小林可夢偉が従来のコースレコードを2秒以上上回る3:14.791というタイムを叩き出してポールポジション。8号車はエンジントラブルが出たり7号車ほどのクリアラップが取れずやや苦戦したようですが、中嶋一貴が2番手タイムを叩き出してフロントロウ独占。

可夢偉一閃! ル・マン24時間予選2回目でコースレコードをブレイク!

今年はWECのレギュレーションが改定されてダウンフォースが結構削られたと聞きますが、それでもこうしてとんでもないコースレコードが出ちゃうんだから、まぁ相当なハイペースでの開発が行われているんでしょうね。

24時間レースで予選順位に大きな意味は無いというものの、決勝に向けて大きく弾みがついたのは間違いないところ。元々TS050は「絶対ルマンで優勝することを目標に開発」されたマシンなので、やはりここでの速さは目を見張るモノがありますね。8号車のエンジントラブルもトヨタの村田エンジニア曰く『言うのも恥ずかしいぐらいたいしたことないレベル』らしいので、決勝では問題ない、はず。

【ル・マン24時間 2017】決勝前日開催、予選で1-2を獲得したトヨタのル・マン24時間プレスカンファレンス - Car Watch

オマケに、2012年の復帰以降は2台体制でルマンに臨んできたトヨタが、今年はスパとこのルマンには3台目の9号車を投入。7号車・8号車のアシスト的な位置づけになりそうな感じですが、トヨタさん今年はいよいよ勝つコトにこだわってるなぁ、という印象。2015年は開発で完全に出遅れて空気と化し、2016年は優勝のチェッカー目前で「ノーパワー」になっちゃった経験が、今のトヨタチームを突き動かしている感じしますね。

3台のマシンにはぞれぞれ小林可夢偉、中嶋一貴、国本雄資がドライバーとして乗り込むので、トヨタのどのマシンが勝っても「日本車+日本人」の優勝達成となるのもステキなところです。

見れば見るほど盤石に思える今年のトヨタ。てか、インディでホンダ+琢磨が勝ったワケですしね、もうトヨタさんもルマン勝ってもいい、というか勝つべき時でしょう。

……あ、そういえば1999年にTS020を3台エントリーしたときも、トヨタが絶対的に本命視されて予選もフロントロウ独占したものの、本命の1号車と2号車がトラブルやクラッシュに見舞われて優勝逃した&日本人トリオの型落ち3号車が生き残ってBMWを猛追するもタイヤバーストして2位に終わったりしてますけどね?

去年も「もうどう考えても勝った!」という状態からマシンが止まっちゃったりしましたけどね?

しかし今年は「トヨタ勝てない伝説」が終わる年なんじゃないか、と期待してしまうのです。なにより、日本人がインディ500を制したそのすぐ後に、今度はルマンを日本車+日本人が制するなんて痛快じゃないですか。F1でホンダがお通夜みたいな状態になってる中、日本のモータースポーツ界にとってはこの上なく良いニュースになるハズ。そんなワケでトヨタさん、超期待してます(いや変なフラグ立てることを狙ってるワケじゃないからね!)。

WEC 2017年 第3戦 ル・マン24時間レース 無料Webライブ配信 | 2017年 | WEC | TOYOTA GAZOO Racing

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