F1[16] モナコGP 予選

メルセデス帝国に綻びが生じている?F1モナコGP予選。

え?初ポール?

スペインでまさかの同士討ちを演じたハミルトンとロズベルグ、モナコに来るまでにチーム内で諸々の話し合いが行われたようで、険悪な雰囲気でモナコ入り……なんて事態は避けられたみたいで。メルセデスはこの辺のケアも抜かりありませんね。

で、気を取り直してメルセデスのどちらがこのモナコのポールを獲るのか……と思いきや、ポールを獲得したのはレッドブルのリカルド。マジっすか。

モナコはパワーユニットの差が出づらく、またレッドブルは恐らく今一番ダウンフォースを稼げているマシンなので、そういう意味ではレッドブルが再び強さを発揮するだろう……とは見られてましたけどね。しかし、メルセデス2台を出し抜いてのポール獲得は実にお見事でありました。

今季メルセデスがポールを逃したのはもちろん初、モナコでメルセデス以外のマシンがポールからスタートするのは2012年、レッドブルのウェバー以来ってコトになりますか。このときも、トップタイムを出したのはメルセデスのミハエルでしたけどね(グリッドダウンペナルティでポールスタートではない)。

そしてリカルドが初ポールってのも意外っていうか、「あれ?そうなの?」って感じ。でも確かに彼、予選の速さよりもレースマネージメントの巧さが目立ちますもんね。ただ、今回のQ3のアタックは全セクターミスの無い、抜群の集中力がもたらした素晴らしいラップでした。一発の速さもあるんだよね、彼は……。

Onboard pole position lap - Monaco 2016(動画)

リカルドはスペインの一件が余程悔しかったようで、今回のモナコはずっと狙っていたんでしょうね。オマケに、Q2ではウルトラソフトではなくスーパーソフトでベストタイムをマークしてスタートタイヤにするなど、決勝を睨んだ仕込みもいろいろやってる模様。

これで決勝でもリカルドが1コーナーを守れれば、レース展開としてはかなり面白くなりそう。スタートの蹴り出しはウルトラソフトを履いているメルセデス勢の方が有利に見えますが、1コーナーまでの距離が短いこと、またウルトラソフトのグリップが案外スーパーソフトと変わらないと評されているところを見ると、リカルドが先行する可能性は十分に高そうです。

モナコでもツイてないハミルトン

リカルドのポール獲得を助けた一因になったのが、ハミルトンの失速。Q2までの流れを見ているとロズベルグよりも有利に見えたハミルトンですが、Q3のラストアタックで突然の失速。その後、チェッカー目前でなんとかプッシュしましたが、3番手タイムがやっと。どうやら、PUの燃圧に問題があったようで。

Hamilton: Problems becoming the norm in 2016

ハミルトンは「一番ソフトなタイヤでも相当硬く、もしドライなら簡単にワンストップ作戦が採れるだろう」みたいなコメントをしており、取り得る戦略が限定されてしまうことを懸念してますね。

Even the softest tyres are pretty hard, so it should be an easy one stop strategy if it stays dry, which makes it tougher.

via: Lewis Hamilton : Saturday in Monte Carlo - team by team

そうなると、後は雨がどうなのかってところですが……メルセデスのチーム的には、優勝できなくてもここは手堅くポイントを持ち帰るって考え方で良い気がするんですが、ハミルトンにしてみればロズベルグより上の順位でのフィニッシュは必須、かつ最大限のポイントを稼がなきゃならないと考えると、必然的に「優勝しまくるしか無い」という結論になっちゃうよね……。

一方でロズベルグは「スタートでダニエルを抜くことは可能だよ。中国では自分より柔らかいタイヤ履いてた彼にやられたお返しに」みたいなコメントしてて、ハミルトンより余裕を窺わせてます。

My belief is that race pace-wise we do look better - and, of course, the start will be important! Maybe I can pass him at the start - to pay back how he ditched me in China because he was on a softer tyre than I was.

via: Nico Rosberg Q&A: I had expected to be on pole

スタートでどうなるか、モナコはホントそれ。あと天気とセーフティカー。注目しましょう。

そのほか

フェルスタッペン、やっちゃいましたねぇ。

Qualifying: Verstappen crashes out in Q1

プールサイドシケインの飛び込み、あそこでいかにガードレールギリギリを通して極力スピードを殺さないまま出口にアプローチしてくかが腕の見せ所でもありタイムの稼ぎ場所でもあるワケですが、当然ながらそれはクラッシュと紙一重。なんか、飛び込み前に一瞬ノーズがふらついたようにも見えたんですよね。ターンインのタイミングを早くしすぎたんでしょうね。

気がはやっている時にやりがちなミスに見えますが、フェルスタッペンにしてみればスペインでの初優勝の熱狂をリセットする機会にはなったかな?リカルドが抜群の集中力でポールを獲得してみせたのとは対照的な結果となっちゃいましたが、大丈夫君は十分若いから。

あとフェラーリ大丈夫ですか?息してますか?

あとマクラーレンも大丈夫ですか?もっと行けると思ったんですけど?

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「遠山三家」の城巡り 〜苗木・岩村・明知

先日、相変わらず日本百名城巡りをやっている(あと少しでコンプらしい)ウチのかーちゃんが「苗木城に連れて行け」と宣うので、ドライブがてら出掛けてきました。

苗木城

……てかよくよく調べて見ると苗木城って百名城には含まれていないんですが、どうもしばらく前から日本のお城に関する市民講座みたいなのを聴きに行っているらしく、そこで苗木城のコトを知り行ってみたくなったんだそうな。なんかどんどん深みにハマってませんか?

苗木城

苗木城があるのは岐阜県の南東に位置する中津川市、もうすぐそこは長野県です。場所が場所だけに苗木城もなかなかの山城なんですが、案外高速のICからはほど近い場所。

苗木城の登城口手前には苗木遠山史料館という史料館があったので、城を見物する前にそこの駐車場にクルマを駐めて覗いてみるコトに。普段は入館料が300円くらい掛かるらしいんですが、たまたまこの日は入館料無料とのこと。「入館料無料のことご存じでいらっしゃったんですか?」と聞かれたので「いいえ単なる偶然です」と正直に答えておきました。

史料館の入り口すぐの場所には「風吹門」という城の門が移設されているのが目を引きます。苗木城も建物自体は現存していない(明治までは残っていた模様)ので、この門も貴重なモノなのでしょう。
苗木遠山史料館

館内は撮影禁止ではあるものの、風吹門とジオラマ模型は撮影しても良いとのことでした。で、こちらが苗木城の模型。
苗木遠山史料館

城というか、天然の岩山に取り付くように櫓やらなんやらが建て付けられてる感じ。苗木城は遠山直廉という人物が築いたようですが、遠山氏は元来土岐氏の支配下にあった国衆であり、土岐氏の凋落と共に東美濃の各地で独立した勢力となったようで(⇒ 遠山氏 - Wikipedia)。独立したとはいうものの、苗木はわずか一万石の領地に過ぎず、この城も乏しい財政の中どうにかこうにか建てたっぽい。

しかし、この自然の地形をまんま利用したこの姿、なんか子供が好きな秘密基地めいていてほっこりします(そんな可愛いものじゃありませんが)。

史料館の展示品の中には頭部を切断された地蔵の写真などもあったりして。なんでも、明治になってからの廃仏毀釈伴い、苗木藩では徹底的に仏教にまつわるものをぶっ潰してしまったらしく、周辺のお寺も悉く廃寺にしてしまったそうな(今ではいくつか再興してる模様)。

そんな歴史もあって、今でもこの周辺の住人は神式で葬式やるとのこと。「でも神式の方が、仏式より費用が安いので皆気に入っている」とはボランティアガイドさんの談。ブッダシット!

史料館を見物した後は苗木城跡へ。山城とはいえ、史料館から少し登れば城の入り口に到着します。
苗木城

入り口すぐの右手にある足軽長屋跡から本丸を望む。かつて天守(?)があった場所には足場が組まれ、展望台になっているようです。いやしかし、これはなかなか要塞感あるな。
苗木城

道中、かなりの巨石があったりして目を引きます。下に石が積まれているところを見ると、この岩も石垣の一部として利用していたんでしょうか。
苗木城

も少し進むと、先ほど史料館で見た風吹門の跡が。
苗木城

風吹門の左手には、3層で城内最大の櫓であったという大矢倉の跡があります。ここにもどでかい岩が置かれてます。奥と手前で石垣の造りが随分違うようですが、後から改修されたりしてるのかな?
苗木城

大矢倉の反対側、風吹門抜けて右手が本丸。「苗木城跡」の石碑がある辺りには大門という門があったようです。団長ではありません。
苗木城

ここから本丸を登っていくと、これまたすごい巨石です。南米の遺跡に来た気分。
苗木城

本丸の巨石を眺めてから大矢倉方面を見下ろすと、さっきの石垣がピラミッドに見えてくる不思議。
苗木城

で、岩山の頂上展望台からの眺めがコレ。絶景過ぎて言葉にならない。これほどの眺めを持つ城はそうそう無いんじゃないですかね……。あ、正面の一番高い山が恵那山になります。
苗木城

うーん、この眺め見るためだけでも来た甲斐あった。展望台の上からだとほぼ360度のパノラマなので、なるほど遠山さんがここにどうしても城建てたかった理由がわかるわ(?)。

また、本丸の岩山の奥には馬洗岩と呼ばれる城内でもトップクラスの巨石があります。これも眺めてると変な笑いがこみ上げてくるレベルのデカさ。
苗木城

本丸裏手の苔むした岩もワビサビめいていて良いですよ。
苗木城

想像以上にステキな場所でした、苗木城。ちなみに、私たちは朝の9時くらいには史料館に到着していたんですが、城跡を見物し終わったくらいのタイミングでかなりの人数がぞろぞろとやってきて、朝はまだ空いていた史料館の駐車場が満車になってしまってました。実はかなりの人気スポットなのか、苗木城……。

岩村城

せっかくここまで来たので、苗木城のあとは女城主伝説で知られる岩村城にも寄ってみました。割と近くなので。てか、1年ちょい前にも来てるんですけどね(⇒ 「女城主伝説」の岩村城と桜見物)。
岩村城

遠山氏は東美濃各地の城にそれぞれ分かれて統治していたようで、岩村・明知・苗木・飯羽間・串原・明照・安木の7家を「七遠山」、さらに岩村・明知・苗木を「遠山三家」と呼ぶそうな。そしてそれら美濃遠山氏の本家がこの岩村城を拠点とする岩村遠山氏、とのことで。

前回はクルマで山を登って本丸すぐ近くの駐車場からちょろっと歩いただけだったんですが、今回は下から歩いてみるコトに。……と、歩く前に登城口のすぐ横にある岩村山荘というとこで昼飯食いました。鮎の塩焼きなんて久しぶりに食べた。ビール飲みたいのをこらえるのが大変でした。
鮎の串焼き@岩村山荘

苗木城がサクッと行けてしまったのでイージーに考えていたんですが、岩村城は日本三大山城にも数えられる城、そんなあっさり登れるワケもありませんでした。登城口から800mの上り坂……って1kmも無いんですが、気温30度近くになろうかというお天気の中、それだけの坂道登るのは結構ヘビーですわ……ウォーキングで鍛えてるかーちゃんのが平気そうな顔してましたが。

途中、外敵を拒むように道がシケイン状になってたりもして。敵が攻め入ってきた際は、ここに臨時の門を構えたんだそうな。
岩村城

この石垣部分も城があった当時は写真手前方向から橋が架けられていたそうですが、今は下をぐるっと回って登らねばなりません。
岩村城

そうして登ることしばし、ようやく前回見かけた風景が見えてきました。
岩村城

前回来たときは曇ってたので、晴天の時に来られて良かった良かった。本丸からの眺めもグッドです。
岩村城

そういや前回来たときには見落としていたんですが、本丸に「織田信長宿泊地」なんて書かれた立て札がありました。
岩村城

「本能寺の変 八十日前に信長が泊る」……甲州征伐で諏訪入りする途上で泊まったというコトなんでしょうね。このときは武田氏を滅ぼし人生の絶頂期だったハズの信長、そのわずか2ヶ月ちょい後に自害に追い込まれちゃうんだから人生ジェットコースターすぎてもう。

明知城

岩村城見物後、かーちゃんが「ついでに明知城も見てみよう」と言うので、岩村城から国道363号を経由して恵那市明智町へ。遠山三家コンプリート。クルマなら岩村からすぐですけどね。

……しかし、肝心の城跡がどこなのかが分からない。どうやら日本大正村のすぐ近くのようなんですが、案内看板みたいなものが全然見当たりません。ナビにもヒットしないし。あれー。近くにある龍護寺というお寺に明知遠山氏のお墓があるというので、とりあえずそこに行ってみました。
龍護寺

そしてなんとこのお寺、遠山氏どころか駐車場の真ん前に明智光秀のお墓まであります。うわーお。
龍護寺

紛らわしいコトに同じ岐阜県の可児市にも「明智城」があり、そのどちらにも「光秀生誕の地」とされる話が伝わっているようです。……が、有力なのは可児市の方なんだとか。こっちの城は「明知」だし(地名は「明智」になってるけど)。ていうか、このお墓自体、割と最近のものだよなぁ……。なんか光秀の話は後付けくさいような……。

遠山氏のお墓は本堂の奥にあるんですが、こちらには「遠山の殿さんの墓」なんていう立て札があります。傾いてますけど。
龍護寺

『遠山の金さん』のモデルとして知られる遠山金四郎景元は明知遠山氏の分家筋に当たるんですね。ここのお墓に景元も合祀されてる、なんてコトも書かれていますが、景元のお墓自体は東京の豊島区にあります。
龍護寺

なんか光秀といい遠山の金さんといい、なんか歴史上の有名人を観光のダシにしているような気がせんでもない。お寺の人に城のコトを尋ねられないかとも思ったんですが、境内に人の気配がありません。ううむ。しびれを切らしたウチのかーちゃん、ご近所の家の庭先で洗車をしていたおじさんに聞き込みを行い、寺のすぐ横にある山が城のあった場所だとの情報を聞き出しました。

ただ、整備されているワケではなく、今の時期は藪の中に埋もれちゃってるかも、という話。とりあえず近くまで歩いて行ってみると、「明知陣屋跡」という大正村の看板がありました。
明知城?

ここに城の大手門があったようですが、城自体は江戸に入って一国一城令により廃城となって、その後ここに陣屋が構えられたとのコト。

一応、道を辿っていけば山の方に入って行けそうではあるんですが、かーちゃんが「あんまり整備されてないならまぁいいわ」というので、明知城巡りはこれにて終了。
明知城?

Wikipediaなんかを見ると土塁跡なんかが結構残されているようなんですが、それにしては何の案内看板も無いのはどういうコトなんだろう。あるいは見落としてた??なんにせよ、地元の観光協会はあんまり力を入れていないようで。明知は岩村・苗木と比べると、ちょっと残念スポットと化しているかな?

大河ドラマで描かれている真田氏は戦国の乱世に翻弄されまくってますが、美濃遠山氏も織田と武田という2大勢力に挟まれて、そのパワーバランスの狭間で揺れ動きながらぐっちゃぐちゃにされちゃった感じですね。岩村遠山氏は滅亡しちゃうワケですし。

明知遠山氏は旗本として存続できたようですが、こうして城は残らず。苗木藩として江戸時代を城持ちのまま存続した苗木遠山氏が一番の勝ち組ってコトになるんでしょうか。一度は森長可に攻められ城を追われたようですが、その後徳川の下に付き華麗なカムバックを遂げたようです。

真田幸村の物語ほどではないにせよ、この岐阜の山の中でもなかなかのドラマが繰り広げられていたんですねぇ。

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ウチのA180が故障した話

旅行の記事の中で少しだけ前振りした話。

先日、ウチのA180がちょいと故障しまして、ディーラーに緊急入院したりしてました。何気に、初めてトラブルらしいトラブルが出た感じ。
国道252号線

発端

コトの発端はGWに出掛けた新潟方面旅行中。新潟から米沢へ行き、さらにそこから会津に向かっているときのことです(⇒ 春の新潟方面ツアー その5:米沢・会津の上杉巡りと国道252号線)。喜多方の道の駅でラーメン丼とラーメンバーガーという得も言われぬ逸品を食したあと、再び会津へ向かおうと駐車場を出ようとしたとき、一時停止線で止まるときにブレーキペダルから軽くジャダー(振動)を感じたんですね。

ABSが作動した?と思いつつも、駐車場内でノロノロ走って停止線で止まっただけなので車速は全然出てませんし、路面が濡れたりしていたワケでもありません。ABSが作動するハズも無さそうな状況。やや「?」と思いつつクルマを発進させると、いきなりメーターの各種警告灯やらマルチインフォが一斉に表示されたりして。ABSにESP、プレセーフにタイヤ空気圧警告システムが使えないと言っているようです。

ABS、ESP、プレセーフはどれもブレーキ制御に絡むシステムなので、駐車場出るときに感じたジャダーはブレーキ系のセンサが壊れてABSが誤作動したのか?などと思いながら、とりあえず適当な路肩を見つけてクルマを駐め、エンジンを切って少し放置したあと再始動。すると、それまで点灯していた各種警告灯やらマルチインフォは消えたんですが、エンジンチェックランプが点灯するようになってしまいました。ぐぬぬ。

センサが誤作動したというならば今すぐ致命的なコトにはならなさそうだなぁと思い、とりあえず会津もすぐそこだったのでゆっくり走っていったんですが、特に何か問題ありそうな感じではありません。いきなりABSが作動したりするようなコトもありませんでしたし。

しかし、見物しようとしていた会津の鶴ヶ城は大混雑だったので、会津見物はすっ飛ばしてクルマを点検してもらうかー、と思い近隣のメルセデス・ベンツ店をナビで検索。さすがにエンジンチェックランプを点灯させたまま愛知まで自走して帰るのは精神的によろしくありません。

この日泊まる予定だった新潟県長岡に1軒あったのでさっそく電話してみたんですが、なんとこの日は定休日。大型連休の罠!もう一件、長岡とは反対方向になってしまいますが、会津の東の郡山にも1軒あったのでそっちにも電話してみると、こちらは営業中。事情を話すと点検してくれるというので、会津から磐越自動車道経由で郡山へ。店がIC降りてすぐの場所で助かった。

で、診て貰った結果、各種警告灯の点灯時に右フロントの車速センサが異常値を出していた、とのこと(今時のクルマは異常検出時の車両内の各種センサ値やECUの状態をロギングしてたりするので、あとから整備員はその時の状況をチェックできる)。その後異常値の検出は収まったんだけど、数回連続して異常値が検出されるとエンジンチェックランプが点くようになっているため、エンジン再始動後にエンジンチェックランプのみが点灯していた、というコトのようです。

敷地内でも軽く走らせてみた結果は特に異常が無く、自走する分に問題は無いためセンサのメモリはリセットし、エンジンチェックランプは消しておいた、とのコト。「じゃあ名古屋まで走って帰っても大丈夫ってコトですよね?」と聞いたら、「問題ありません。ただ、万一症状が再発したときのために今回吸い上げたデータをプリントしたものお渡ししておきます。再度の入庫が必要な場合は入庫先のスタッフにお渡しください」と封筒を貰いました。

現状問題は無いコトが分かったので、その後会津に戻って国道252号線をうほほーいと走りながら長岡へ向かったのでした。その後、旅行中に問題が再発するコトも無く。なお、郡山での点検は無料でやってもらえました。

再発

旅行中に問題が再発するコトが無かったので油断していたのですが、連休明けてすぐのタイミングで、ウチのかーちゃんが朝出掛けようとしたところ、「クルマが動かない」と言ってきました。このとき、クルマは車庫に頭から突っ込んでいたのですが、バックで車庫から出て前進させようとするとクルマが動かないとのこと。見てみると、ウチのクルマが豪快に道を塞いでしまってます。家の前の道、交通量がそんなに無いのがまだ救いですが、これではご近所迷惑もいいところ。

運転席に座ってみると、まさに旅行中に出くわしたのと同じように、各種警告灯が点灯してしまっています(今度は写真撮った)。会津と郡山の件はかーちゃんにも話していたんですが、いきなりこんなんなったら焦るわな、そりゃ。
A180 車速センサ故障時のメータ

しかし動かないってのはどういうコトじゃい。とりあえずシフトをDレンジに入れアクセルを踏むと、その瞬間ギヤがニュートラルに入ってしまいます。お、おう?
A180 車速センサ故障時のメータ

しかし、なぜかバックはできます。なので車庫から出すコトはできたけど、そこから進むコトはできないという。エンジン切って再始動しても警告灯は点いたまま、アクセル踏むとニュートラルに入ってしまう症状も治らないまま。仕方無いのでバックで道の端に寄せてクルマを駐め、保険屋さんの窓口経由でレッカーを手配し、クルマを買ったヤナセに持ってってもらうコトに。

結局車速センサの問題が再発したとのコトで、今度はセンサそのものの交換。喜多方で警告灯が点いたときはクルマがすでに走行中だったからいきなりニュートラルに入るコトは無かったのかな(そんなコトがあったらさすがに血の気が引きますが)。停止中に車速センサが異常値を出している(あるいはセンサが完全に死んで信号を出していない)場合、シフト制御しているECUが発進させないような制御をしているんでしょうか。バックだけできるのもやや不思議ですが。

クルマは3日間の入庫となり、その間は保険屋さんが手配してくれたレンタカーのヴィッツで過ごしました(これより高いグレードだと保険で出せないらしい)。クルマの修理が完了したのが平日だったためかーちゃんが引き取りに行ったんですが、タイミングが合えば自分で引き取りにいってトラブルの原因についてアレコレ聞いてみたかったなぁ。

メルセデスは新車購入後3年間は無料でメンテナンス等の補償が効くメルセデス・ケアというサービスをやっているんですが、ウチのクルマはつい先日最初の車検を受けた=3年経過したばかり。有償でメルセデス・ケアを継続できる「メンテナンスプラス」というのもあるんですが、これには加入してません。ある意味いわゆる「ソニータイマー」ばりの壊れ方ですが、今回はヤナセさん気を利かせて無償で修理してくれました。こちらの使い方に問題があったというより、センサ部品が「ハズレ」だったというのもあるようです。

いやしかし、旅行中にアクセル踏む度にDレンジからニュートラルに入っちゃう症状が出なくて良かった……。もしそうなったら、旅先でレッカー&電車で帰宅するハメになったところですよ。

あと、今回の故障はドライブ・バイ・ワイヤ、シフト・バイ・ワイヤ(平たくいえば電気信号でアクセルやシフトを制御する仕組み)採用車両のめんどくささを思い知らされるコトにもなりましたね。機械的にアクセルやシフトを制御しているなら、車速センサが故障した⇒アクセル踏んだらニュートラルに入る、なんていう珍妙な現象は起こりえないワケですから。

……そんなコトを言うと、鼻息荒く「やはりMTこそ至高」とかって人が現れそうですが。ただ、バイワイヤ化するコトにより高次元な車両制御が可能になるというメリットも大きいですからね。ただまぁ、センサが1つ壊れたら自走できなくなるのは勘弁して欲しいなぁ、というだけで。ええ。頼みますよメルセデスさん。

センサ交換後は至って快調ですが、さて今後違うトラブルが出てきたりはするんでしょうか?

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自分の勤め先の愚痴はWEBに書くべきではない

はてなブックマーク経由で見かけたこんな記事。なんかアクセスクレクレ星人のように見えるため、直接リンクするのが憚られるのではてブページにリンクしますけど。

はてなブックマーク - 技術者「仕事がないので早く帰りまーす」←!?!?!?!? - めぐりめぐる。

内容を端的にまとめますと、「勤め先の会社に居る30〜40代のエンジニアがヒマそうにしてるんだけど、それなら人脈とか客先の現場の経験を活かして仕事くらい取ってこいやハゲ」みたいなコトが書かれています。案の定、はてブでボロっカスに叩かれています。

この方、以前にも「コメダ珈琲店に置いてある新聞のホチキス留めのやり方が頭悪い」という内容の記事を書いてやはりはてブでボロっカスに叩かれていた(⇒ はてなブックマーク - 【コメダ珈琲店】新聞のホチキスの止め方で頭の悪さが露呈する - めぐりめぐる。)人なので、最近よく見る炎上狙いのタイプの人なのかな?という気もしたんですが、それにしてはブログの書き方が木訥というか、熟れた感じがしないんですよね。狙って書いてる感があまりない。

ただブログのアクセスアップには興味津々のようで、セルフブックマーク用のアカウントまで用意しているようなんですが、過去の記事を遡って読んでみるとセルフブックマークしてることを開けっぴろげに書いてる記事まである(⇒ はてなブックマーク - はてブのセルフブックマークで大失敗した、という話 - めぐりめぐる。)もんだから、なんというかこう単純に脇の甘い人、という感じがしてしまうんですよね。

で、それはさておき、この人って最初に貼った技術者もヒマなら営業しろや的な記事を始め、仕事の愚痴を結構ブログに書いているんですね。会議の生産性が悪いとか、給与体系がダメとか。

一応匿名のブログで勤め先の会社名を明かしているワケでもないんですが、いくら匿名ブログでも、勤め先を明らかにしてなくても、会社の愚痴をブログやSNSに書くのは絶対に止めた方が良いです。どんなに自分の言い分に正当性があると思っていてもです。

ブログやSNSを長くやってる人にとっては言わずとも理由は分かると思うんですが、こういうのはどこから足が付くか分かりませんので。

この人の記事を最近のものからざっと眺めるだけでも、名古屋に住んでいる、最近結婚した、過去に技術職と法人営業やったあと無職になってこの4月に小規模なIT系企業に再就職した、自宅から会社はすぐ近く、等々これでもかと身の回りの情報を書いてしまっています。これ、会社の人が見たらたぶん気付くよね。オマケにIT系の会社ならはてブチェックしてる人居ても不思議じゃないしね。

いやこの人が実はその辺はかなり計算してて、ブログに書いてある情報はほとんどフェイクだっていうんなら良いんですけど。むしろフェイクであってほしい。

この人はかなり極端な部類ですけど、それなりに身バレに気を遣っているつもりでも、WEBでの活動期間が長くなれば長くなるほど、身元を特定するヒントは漏れていくものです。

会社にしてみれば、匿名だろうと会社名が伏せてあろうと、会社の(好ましくない)内情をWEBに垂れ流すような行為を容認できるかといえば、できんでしょう。だってさ、下手したら自社の人間はおろか、取引先に気付かれる可能性だって否定できないですし。ましてや、入社して数ヶ月しか経ってない人間がですよ。懲戒処分の理由になっても不思議じゃないレベル。

そしてもう一つ、ブログやSNSに会社の愚痴を書いても、何も事態は解決しないというコトです。むしろ社内・社外の人間にバレて事態が悪化する可能性を広げるだけ。社内で手を尽くしても解決しないから愚痴ってるのかも知れませんが、せめてその愚痴はオフラインでぶちまけるべき。オンラインに書くというコトは、その愚痴がログとして残り、公開している以上は後から検索して見つけるコトができちゃうんですから。

まー愚痴の吐き出し先としてWEBはお手軽だからつい書いちゃうというのはありがちなんですけどね、しかし自分の所属している組織に関わる話は自分一人の問題では済みません。だからこそ特に慎重になるべきかと存じます。あ、あと今回触れたブログ主の人はそう遠くないウチに今の勤め先を辞めるんじゃないかなぁという気がしないでもありません(離職歴があり、転職してすぐの会社でもすぐに愚痴るタイプの人は基本的に長続きしません)。

なお、私は原則今自分が関わっている仕事については一切WEBには書かないようにしてます。ていうかね、こんだけ長いコトブログ書いてると社内の人間数人にもうバレてんだよこのブログ!

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F1[16] スペインGP 決勝

スタートの思わぬ展開から思わぬドラマが。F1スペインGP決勝。

史上最年少優勝

当然のようにメルセデスが勝つと思っていたレースが、まさかの同士討ちでレッドブルとフェラーリのガチンコ対決に早変わり。この展開にも驚いたんですが、その結果レースを制したのがレッドブル初レースのマックス・フェルスタッペンとは。ここまで予想のナナメ上を行くレースは久しぶりですね。さすがマルドナド師匠がF1唯一の優勝を飾った地と言うべきか。

メルセデスの同士討ち、それからベッテルとリカルドが選択した3ストップ作戦が結果的に失敗だったという運が味方した部分もありますが、じゃあフェルスタッペンの勝利がまったくのラッキーだったかといえば、そんなワケもありません。なんせケツにはずっとF1現役最年長のレース巧者、タイヤのマネージメントに定評のあるライコネンが張り付いていたんですから。

普通なら、まだ10代の頭に血が上りやすいお年頃、しかもF1優勝が見えているという状態ですぐ後ろに百戦錬磨の元ワールドチャンピオンが居たらさ、アクセルやブレーキ踏むのにちょっと力入り過ぎちゃってタイヤずるずる摩耗させちゃったり、コース飛び出しちゃったりしそうなもんじゃないですか。しかし彼、極めて冷静に、レースのほぼ半分にあたる32周を1セットのミディアムタイヤできっちりマネージメントして見せたワケですよ。

トロロッソでのフェルスタッペンの走りもキレキレでしたが、時折やはり若さ故の行きすぎたシーンや血気盛んなコメントがあったりもして、そんな彼がこれだけの長いスティントでライコネンを封じ込めるコトはできないと思ってました。しかし、初めてのレッドブルのマシンだからこそ、良い意味で慎重になれたのかもしれませんね。

これまでの史上最年少優勝記録はもちろんベッテルが記録(21歳73日)したものですが、フェルスタッペンはなんと18歳228日で優勝を記録。現在スーパーライセンスの発給は18歳以上でないとダメになっているので(フェルスタッペンデビュー時にはこの制限は無かった)、今後この記録が破られるコトは恐らく無いでしょうね。18歳でデビューしていきなり優勝、なんてミラクルが無い限り。まさに歴史的な勝利というワケです。

にしても、ミハエルにしろアロンソにしろハミルトンにしろベッテルにしろ、大成するドライバーってのはやはり若いときから何か持ってるもので、フェルスタッペンがこれだけの早さで初優勝を成し遂げたのを見ると、彼がワールドチャンピオンの器というのは間違い無いでしょうね。いや、恐れ入りました。

レッドブルの思惑?

一方で、一度はトップを走りながらも3ストップ作戦を選択したコトで4位に転落、さらにはタイヤのパンクにまで見舞われたリカルドにとっては散々なレースとなってしまいました。リカルドのコメントからもその不満の程がうかがえますね。

‘We threw away win’ with strategy - Ricciardo

問題は、レッドブルがリカルドに対して3ストップ作戦を命じたその理由ですよね。ベッテル&ウェバー時代に、なぜかウェバーの方にメカニカルトラブルが頻発したり、よくわからんピット戦略を選択させられたりといったコトがありましたが、今のリカルドはまさに当時のウェバーなんじゃないかと危惧する声も。

クリスチャン・ホーナーは2ストップと3ストップのどちらに利があるか分からなかったので作戦を分けた、と説明していますが、それはまぁ分からんでもない。ていうか、せっかくメルセデスが共倒れして転がり込んできた優勝を手に入れる数少ないチャンスですし、理論上は3ストップが最速とされる一方でコース上のオーバーテイクが難しく2ストップの方が速いという見方もあった(そして実際そうだった)ワケですし。

しかし、2回目のピットストップ時、フェラーリが動いたワケでもなしに、ラップリーダーのリカルドを先にピットに入れたのは何故か、という疑問は残ります。ていうか、リカルドもタイヤマネージメントに定評のあるドライバーですし、フェルスタッペンを3ストップにしてリカルドを2ストップにする方がなんとなくしっくり来るような気がするんですが。

リカルドが2度目のピットに入った28周目時点でベッテルとの差は2.2秒と詰まっている状態でしたが、ラップタイムは拮抗しており、ベッテルの動きを見極めてからでも良かったような。オマケに3度目のピットインはベッテルが先に動き、それをリカルド陣営はフォローするどころかずるずる引き延ばして結果的に逆転されちゃいましたしね。

まぁ、この辺の流れを見るとレッドブルはわざとリカルドの順位を落とさせた?と邪推したくなりますわな。レッドブルにしてみれば、ベッテルの後釜となるヒーローを欲しているワケで、リカルドよりも話題性のあるフェルスタッペンにトップを走らせた方が美味しい、と考えても不思議ではありません。仮にライコネンに逆転されても、レース後半にフェラーリとトップ争いを繰り広げるだけでも十分ニュースになりますしね。

……と、まぁ邪推は邪推なのであまりウダウダ言うのもアレなんですが。ただ、それを差し引いてもフェルスタッペンが本物だ、というコトに変わりはありません。ていうか、フェルスタッペンにしてみれば初優勝で注目度がさらに高まったこれからがホントの勝負ですね。

やっちまったメルセデス

メルセデスの同士討ちについてはレーシングインシデントとして処理され、どちらかにペナルティが科される様なコトは無かったようで。まぁそうなるな。

Mercedes drivers split over ‘racing incident’

3コーナーからの立ち上がり、ロズベルグの加速が鈍くハミルトンが一気に追いついたのは、ロズベルグがエンジンモードの選択をミスってパワーをロスしていたみたいですね。で、そのまま仕掛けようとしたハミルトンの動きを見たロズベルグがインを閉めに行ったところ、ハミルトンがグリーンにはみ出し両者激突、コースアウト。

Race: Mercedes drivers out on lap one after colliding(動画)

ハミルトンのオンボード見ると、彼がインにクルマを向けたときにロズベルグも反応しており、「あ、このまま行くとダメだな」というのは分かっていたハズ。半車身並び掛けて居る相手に切り込んでいくのはドアウトですが、ロズベルグはかなり前もって反応しています。このシチュエーションは、ハミルトンがアクセルを戻すべき状況でしょう。

ラウダ御大もハミルトンに非があるとコメントしているようです。

メルセデスのノン・エグゼクティブ・チェアマンを務めるラウダは、この事故について「私にとっては、いたってシンプルだ。これはルイスの誤算だった。ニコではなく、ルイスの責任が大きい」と語った。

「チームにとっては受け入れがたい事故だ。ルイスはアグレッシブに攻めすぎた。ニコはトップを走っているのだから、ルイスにスペースを空けてやる必要はない。まったく必要のない接触だった。それで2台が消えた。大惨事だ。なぜ、ここで? 私に説明してほしい」

via: ニキ・ラウダ、オープニングラップの同士討ちでハミルトンを非難 | AUTO SPORT web(オートスポーツweb)

まだ冷静に振る舞っているように見えるハミルトンですが、このスペインでも1コーナーでロズベルグに先行されたコトに対する焦りが無かったとは思えません。「ここで先に行かれてはどうにも不利になる」という気持ちが、アクセルを戻すコトを躊躇わせたように思えちゃうんですよね。ほんのコンマ1秒にも満たないくらいの躊躇いですが。

この一件が今後にどう影響しますかねぇ……。

そのほか

なんかレッドブルとメルセデスのコトだけでずいぶん長くなってしまいました。

あとはえーと、ホンダさんソフトウェアの問題でエンジン止まるとかマジ勘弁してください。アロンソ気の毒です。バトンの後ろに留まるようにチームに言われたとかで、そうでなくてもフラストレーション溜まってるっぽいですけど大丈夫でしょうか。

Q1ノックアウトから8位まで追い上げたマッサはステキですね。

あと、ルノーの2台もファイナルラップで同士討ちしていたみたいですが、メルセデスと違って13位争いというポイント圏外でなにやってんだお前ら的な事例であります。こちらはマグヌッセンに非があるとされたみたいですが。

Magnussen penalised for intra-Renault clash

さて、次はモナコだ。

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