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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『サンシャイン・クリーニング』

2011-05-18 22:06:54 | 映画
英題 SUNSHINE CLEANING
製作年 2009年
製作国 アメリカ
監督 クリスティン・ジェフズ

ストーリー シングルマザーのローズ(エイミー・アダムス)は、ハウスキーパーの仕事をしながらオスカー(ジェイソン・スペヴァック)を育てている。彼女の妹のノラ(エミリー・ブラント)はいまだにアルバイト生活をしながらの実家暮らし。ある日、息子が小学校を退学になったのをきっかけに、姉妹は事件現場のクリーニングというヤバそうな仕事を始める。

キャスト エイミー・アダムス,エミリー・ブラント,アラン・アーキン,ジェイソン・スペヴァック,スティーヴ・ザーン,メアリー・リン・ライスカブ,クリフトン・コリンズ・Jr,エリック・クリスチャン・オルセン,ケヴィン・チャップマン他

予告編



オフィシャルサイトは
こちら


 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 メリル・ストリープさまお気に入りの若手女優エイミー・アダムス(『ダウト ~あるカトリック学校で~』『ジュリー&ジュリア』共演)&エミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』共演)が姉妹役で共演。姉はシングルマザーで高校時代に付き合っていた恋人と不倫中&妹はなかなか仕事が続かず、いい大人なのにアルバイト生活を続けるという、ちょっとダメダメな姉妹。そんな姉妹が、あるきっかけから事件現場の清掃業をすることになり、最初は報酬目的でこなしていたけれど、次第にこの特殊な仕事を続けていく中で、自分たちも人間として成長し、姉妹の絆も深めていくというお話。


 大女優、お気に入りなのが・・・。         過去にそれぞれ共演しているこの2人

    


 アビゲイル・ブレスリンちゃんの『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデュースチームが手掛け、全米公開時も口コミで一気に上映館数も増えた話題の作品だったので、期待しながら観たのですが、やっぱり評判通りの良作でした。

 あのラストはちょっと個人的に意外な展開だったのですが、まぁ、それもアリかな。ノラはきっといずれ戻ってくるんじゃないかな。

 ただちょっと残念だったのは、ノラとリンの関係。ノラが良かれと思ってした行動が、リンにとってはそうじゃなかったっていうのがちょっと切なかったかな。後に今度は普通の友達として付き合うのかなと思ったけど、そういう展開にはならず、結局、ケンカ別れしたみたいな感じで終わっちゃったのは残念。ただ、ここからノラにとっては教訓になることはあったよね。やはりローズの言う通り、自分たちは事件現場の清掃をするのが仕事であって、それ以外にはむやみに関わっちゃいけない、っていう。もちろんノラがリンにした行動は、また別の人だったらもしかしたら感謝されたかも知れないけど、あくまで自分は他人だということ。必ずしも相手のためになることではない、ということをノラは学んだはずなので、それだけでもノラはひとりの人間として成長したとは思うけどね。

 私はどちらかというと姉よりも妹のほうがキャラ的にはスキだったかな。『プラダを着た悪魔』のときもアイシャドーがベタベタだったけど(まぁ、この時はいわばファッションも含めて最先端なメイクだったので、問題ないけど)、今回もベタベタでしたね、エミリー・ブラント(笑)ファッションはパンクだし、タトゥーも入れまくり。で、目の周り真っ黒で、容姿はスゴイことになってたけど、でもなんかノラが抱えてる悩みだとか不満だとかはすごく共感出来た。そんな外見とは裏腹に、実は子どもの頃に亡くなった母親のことが、今でも恋しくてしょうがない、っていうところもグッときちゃったし。

 姉妹の母親がなぜ亡くなったのか、そして、姉妹がいつも見ているテレビ映画も結構重要で、物語が進むにつれてノラ本人の口から明かされますが、姉妹にとって事件現場の清掃を仕事として続けていくことには意味があったし、同時に、とっても悲しくて辛いことでもあったんだということも・・・。

 あとは姉妹を助けてくれるいわば事件現場清掃の御用達店の店長ウィンストン役のクリフトン・コリンズ・Jrが良かったですね。キャラ的にスキだな~。

 すごく感動っていうわけではないけど、でも観た後にはなんか良かったなぁ、って思えるそんな作品

 

 

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