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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『ぼくとママの黄色い自転車』

2010-05-10 22:49:57 | 映画
製作年 2009年
製作国 日本
監督 河野圭太

ストーリー 父・一志(阿部サダヲ)と暮らす小学校3年生の大志(武井証)は,母・琴美(鈴木京香)はパリに留学中でデザイン学校に通っていると聞かされていたが,ふとしたことから母が瀬戸内海・小豆島にいるかもしれないと思い始める。大志は母からもらった大切な黄色い自転車に乗って,愛犬のアンを乗せて小豆島へと旅立つが……。

キャスト 武井証,阿部サダヲ,西田尚美,甲本雅裕,ほっしゃん。,柄本明,鈴木砂羽,市毛良枝,鈴木京香他

予告篇




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 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 『子ぎつねへレン』の河野圭太監督最新作で,主演は『いま,会いにゆきます』の武井証くん。

 河野監督っていったら三谷幸喜さんとか君塚良一さん脚本のフジテレビのドラマの演出をよく手掛けてらっしゃるのでご存知の方も多いと思います。なので,こういう感動系作品を手掛けるのは意外に感じたりするのですが,前作の『子ぎつねへレン』でも分かるように映画ではドラマとは全く異なるジャンルを撮られる印象が個人的には強いです。

 『子ぎつねへレン』も観ていますが,やっぱりこういう感動系はあまり河野監督には合ってないんじゃないのかなぁと・・・。うーん,上手く表現出来ないんですが,なんとなく・・・しっかり泣いていてあれですけど

 原作は未読。パリに留学していると思っていたママが実は小豆島にいると父親宛のある手紙と写真を見つけて疑問に感じた小学生の大志は,夏休みにママから誕生日プレゼントに貰った黄色い自転車に乗って,ママに会いに行こうとするんだけど・・・ってなお話。

 で,よくあるようにそんな簡単にママに会えるはずもなく・・・。トラック運転手のお姉ちゃんとひょんなことから途中まで一緒に移動することになったり,大阪で同じ年代の女の子と知り合いになって一晩泊めてもらうことになったり。そして,自ら生命を絶とうとしていたおじいちゃんを助けたりと,たった数日にいろんな経験をしちゃう大志なので,ちょっとロードムービーっぽくもあるかな

 そして,イロイロありながらも心優しい人たちの支えもあって,無事小豆島に着き,念願のママとついに会う瞬間が訪れるんだけど・・・。

 このラストシーンはかなり泣いちゃったななんとなく感づいてはいたけど,まさかママの病気があんな状態にまで進行していたなんて

 物心付いたときにはすでにママは留学していると聞かされ,毎週のようにママから写真付きの絵葉書も届いてたから,当然大志はその絵葉書に写っているママに会えると思っていたんだよね。ところが現実はそうではなかった。まだまだ小さな小学生の男の子にはショックだったろうし,この現実をそう簡単に受け入れることなんて出来るはずはない。

 だけど,大志はしっかりママと向き合う決意をする。

 厳しい現実だけど,この大志の決意は立派。“ママもきっと喜んでるし,頼もしく思ってるよ”って励ましたくなっちゃったな

 これは親子で観て欲しい作品かなそれとちょっと早いけど,夏休みに観るのも

 それにしても武井証くん,大きくなってしっかりしてたな~パパ役の阿部サダヲさんよりしっかりしてたかも(笑)

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