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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『Little DJ 小さな恋の物語』

2008-12-07 14:19:47 | 映画
製作年 2007年
製作国 日本
監督 永田琴

ストーリー FMラジオ局のディレクターであるたまき(広末涼子)は,深夜の担当番組の打ち切りが決定し落ち込んでいた。そんなとき,彼女は自分にラジオの楽しさを教えてくれた少年・太郎(神木隆之介)のことを思い出す。1977年,函館の病院に交通事故で入院した13歳のたまき(福田麻由子)は,1つ年下の太郎と出会い意気投合するが……。

キャスト 神木隆之介,福田麻由子,広末涼子,松重豊,光石研,小林克也,西田尚美,石黒賢,原田芳雄他



 観る前から分かっていたことだけれど・・・。涙が止まらなくて大変でした観終わった後の顔はグシャグシャ(笑)最近観た映画の中では,いちばん泣いて感動した作品じゃないかな

 これはもう,神木隆之介くんと福田麻由子ちゃんのキャスティングの良さに限るこの2人じゃなきゃダメ。爽やかで甘酸っぱくて微笑ましくてもうキュンキュンしっぱなし2人を観ていると,初恋ってこんな気持ちだったなぁ,って思い出させてくれるような感じ。

 神木くん演じる太郎が両親想いのとても優しい男の子なんですよ。何度この太郎に泣かされたことか太郎の番組に初めてリクエストしてくれた光石研さん演じる結城さんのために太郎がリクエストをかけるシーン(実はこの結城さんはリクエストをかける前の晩に亡くなってしまうのですが)や自分の病気が白血病だと知り,今まで病名を隠していた原田芳雄さん演じる大先生や両親役の石黒賢さんと西田尚美さんに対して「もう隠さないでいいよ。」と太郎が優しく伝えるシーンではかなり泣いちゃったなぁ

 神木くんと真由子ちゃんを支える役者さんたちも役にピッタリで,原田さんはもちろん,患者役を演じた松重豊さんや光石研さん,そしてDJ役の小林克也さん(本家本元ですが)も素晴らしかったです。個人的には,太郎の母親役を演じた西田尚美さんが良かったな。ああいうお母さんっていいなぁ,って。着ている洋服も“ワンピースにカーディガン”という,とてもシンプルな組み合わせなんだけれど,それがオシャレで。

 1970年代の物語なので,太郎の番組で流す音楽もその頃の様々なヒット曲が劇中では流れます太郎が院内放送を始める記念すべき第1回目の放送の1曲目には,山下達郎さんが組んでいた伝説のバンド“シュガーベイブ”の「SHOW」が流れたりそして,この物語の重要となる大切な1曲,キャンディーズの「年下の男の子」もラストシーンで流れるのですが・・・。このシーンがまたイイんですよ15年の時を経て,太郎のリクエストが,ラジオディレクターとなったたまき(広末涼子さんが演じています。)の番組で,太郎が憧れていたDJ(小林克也さんです。)に読んでもらえるんです

 あぁ,本当に良かったなぁ

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