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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『ファッションが教えてくれること』

2010-06-27 22:45:19 | 映画
                    


英題 THE SEPTEMBER ISSUE
製作年 2009年
製作国 アメリカ
監督 R・J・カトラー

ストーリー 2007年,アメリカ版「ヴォーグ」9月号の締切り5か月前。秋のファッション特大号であり,一年で最も重要な号の準備に編集長アナ・ウィンターは忙しい。トレンド傾向を見極め,特集すべきテーマを決めm撮影準備に入っていくアナは,部員から提案される掲載候補服の採用,不採用を決めるなど,分刻みで仕事をこなしていくが……。

キャスト アナ・ウィンター,グレイス・コディントン,アンドレ・L・タリー,シエナ・ミラー,タクーン・パニクガル,カール・ラガーフェルド,ジャン=ポール・ゴルチェ,オスカー・デ・ラ・レンタ,ヴェラ・ウォン,マリオ・テスティーノ他

予告編



オフィシャルサイトはこちら



 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じたミランダのモデルと云われる「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー。

 ファッション誌の9月号は秋の特別号であり,1年でいちばん重要な号とされるそうで,2007年9月号発刊に向けての「VOGUE」で働く人たちを,編集長であるアナ・ウィンター中心に描かれています。


 こちらがファッション業界では絶大的な影響力を持つ「VOGUE」編集長のアナ・ウィンター。 

             


 ボブカットとサングラスがトレードマークだそうですが,ほんとに綺麗な女性。娘さんも劇中でインタビューを受けているのですが,この娘さんも美人。

 『プラダを着た悪魔』の完成時には,このアナ・ウィンターも拝見したそうですが,演じたメリルには“ミランダは全然自分と似てない”というようなことを云われたと,以前メリルがインタビューで云っていましたが,私は結構似てたんじゃないかなぁと思いました。

 たしかに映画ではかなりミランダのキャラをいかにも女王サマ的に過大に描いていたけれど,実際のアナ・ウィンターもミランダほどもちろん横暴ではないけれど,ランスルーとか掲載写真を決定する際に,バッサバッサと自分が不要だと思ったものは切り捨てていたり。そして常に冷静でスマートで,ほとんど笑顔を見せないけれど,常に彼女の意見は正論だというところとか・・・。

 特に印象に残ったのは,アナ・ウィンターと20年に渡って一緒に仕事をしてきたクリエイティブ・ディレクターのグレイス・コディントンのインタビュー。長年組んできたからこそお互いを理解し,受け入れることが出来るけど,どちらも頑固だから,たまに自分が最高の出来と自信を持って担当した仕事がアナに却下されるとその怒りを抑えられなくなる,と。

 あと驚いたのは,いかに『プラダ~』に登場する人物とかオフィスなんかが,モデルと云われる「VOGUE」編集部にそっくりだったんだなぁということ。まぁ,実際原作者が「VOGUE」の元アシスタントということなので当たり前といえばそうなんですが。スタンリー・トゥッチが演じたファッション・ディレクターのナイジェルみたいな男性はほんとにいるし,メリル演じるミランダのデスクなんて,ほんと実際のアナ・ウィンターのデスクにそっくりだったりしたし。

 アナ・ウィンターという1人の女性の仕事に対しての取り組み方や考え方を見るだけでもかなり興味深いものはありましたが,それと同時に観ている間は『プラダ~』を思い出してしまったのも事実です(笑)

 ドキュメンタリーの本作と,これをモデルに描かれたと云われる『プラダを着た悪魔』の両方観ると,女性としては仕事に対する取り組み方だったり,または自分の生き方だったりなんかを考えさせられるかなぁと。

 なので,『プラダ~』を観た方なら,ぜひ本作も鑑賞することをします。


 ちなみに『プラダを着た悪魔』でアナ・ウィンターをモデルにしたと云われる鬼編集長ミランダを演じたのはもちろんこの方でした。
 
                 

                     メリルがとにかくカッコ良かった!

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