製作年 2010年
製作国 日本
監督 中島哲也
ストーリー とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。
キャスト 松たか子,岡田将生,木村佳乃他
予告編
オフィシャルサイトはこちら
個人的評価【まぁまぁ】
【ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧】
いや~、予想はついてたけど、なんだかスゴイ作品観ちゃったな~
ちょっと最後のシーンの感想だけを最初に言っちゃうと、コワっ思わず口に出してしまった・・・。私はてっきり森口が少年Aに対して、最後はやっぱり元担任だけに元教え子をしっかり更生させるためにも悟らせるような言葉をかけて終わるのかな、と思ったんですよ。で、あそこで終わるかと思ったら、最後にポロっと森口からあの言葉が・・・
なので、もうエンディングの時点ではあまりの衝撃的な終わり方にビックリするし、なんだか急に疲れちゃうし、もうなんともいえない気持ちで、淡々とエンドクレジットを観ていた感じ
これっ、ほんとスゴイです。観る方によって好き嫌いは結構はっきりしちゃう作品だと思う。個人的評価はですが、ほんとはもっと高くてもいいかなぁとは思います。こういう作品、嫌いじゃないので。ただ何度も観たいかと言うと、私はそうではないかな・・・。2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんの原作は未読ですが、これが原作では一体どんな感じになってるんですかね?これはスゴイ気になる。遅ればせながら、ちょっと原作を読んでみようかと。
【自分が受け持つクラスの生徒2人に愛娘を殺された】という衝撃的な森口の告白から物語は始まるのですが、森口を演じる松さんのこの冒頭の告白シーンがなんと30分!ただただ無表情に淡々と告白する松さんがスゴイのなんのって。で、この森口の告白シーンを始まりとして、この事件に関わった人たちが次々と告白するというそんな展開。で、その関係者の告白の順番が、実は森口の娘を殺害した経緯につながるようになっているという作りなので、あっ、こういうことだったのね!って観ながら、事件の真相が明らかになるので、スッキリはします。ただ、話が復讐劇なだけに映像はちょっとスゴイことになってますけどね暴力的なシーンも殺人シーンも血がやけにリアルで残酷で、ちょっと辛かったりしますけど。
松さんも木村さんも素晴らしかったけど、私はKYな熱血バカ教師ウェルテル役の岡田将生くんが特に印象に残りました。ほんと笑っちゃうような話じゃないのに、このウェルテルっていうのは、観ていて思わず画面につっこんでしまうほど、とにかくバカ(笑)KYもいいとこ。こんなヤツだから、森口に裏で操られてたわけだけど・・・。何度、このウェルテルで笑ったことか(笑)
岡田将生くんって私は今まで綺麗な顔立ちでカッコいいな~っていう感じにしか思っていなくて、まともに出演作を観たことがなかったんですが、アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされただけありますね。ほんとお見事でした
あとは松さんの娘役が、今大人気の売れっ子子役の芦田愛菜ちゃんでした。だからだったのね~、たしかにアカデミー賞で最優秀作品賞に『告白』が選ばれて、キャストやスタッフさんたちが一斉に壇上に上がった際に愛菜ちゃんもいたので、何役で出てるんだろ?って思ってたけど。
それと、レディオヘッドの主題歌「Last Flowers」もこの作品の雰囲気にあまりにもピッタリでビックリしちゃったくらい。なんていうのかな、あの無機質な感じがこの世界観に合っていて・・・。
PVもまた独特な世界観です
今作は中島監督の前3作とはジャンルも雰囲気も全く違うし、ましてや中島監督の特徴ともいうべきあのポップでカラフルな世界観の映像は一切ないけれど、でもやっぱり私は中島監督の作品はスキですね。(そういや、まりやさんが松さんに提供した『みんなひとり』のPVを監督したのはこの中島監督でしたっけ。)
『みんなひとり』のPVも中島監督にしてはちょっと異色な感じ
『悪人』を観ていないのでどちらがどうとは言えないけれど、でもやっぱり私は観て良かった。こういうちょっとクセのある作品が最優秀作品賞に選ばれたっていうことだけでも嬉しいことです。
それにしても今の中学生ってあんな感じなんですかね?自分が中学生の頃はまだあそこまでヒドクはなかった気がするけど・・・。
そう考えると、ちょっと今の時代ってちょっとコワイかも・・・。
製作国 日本
監督 中島哲也
ストーリー とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。
キャスト 松たか子,岡田将生,木村佳乃他
予告編
オフィシャルサイトはこちら
個人的評価【まぁまぁ】
【ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧】
いや~、予想はついてたけど、なんだかスゴイ作品観ちゃったな~
ちょっと最後のシーンの感想だけを最初に言っちゃうと、コワっ思わず口に出してしまった・・・。私はてっきり森口が少年Aに対して、最後はやっぱり元担任だけに元教え子をしっかり更生させるためにも悟らせるような言葉をかけて終わるのかな、と思ったんですよ。で、あそこで終わるかと思ったら、最後にポロっと森口からあの言葉が・・・
なので、もうエンディングの時点ではあまりの衝撃的な終わり方にビックリするし、なんだか急に疲れちゃうし、もうなんともいえない気持ちで、淡々とエンドクレジットを観ていた感じ
これっ、ほんとスゴイです。観る方によって好き嫌いは結構はっきりしちゃう作品だと思う。個人的評価はですが、ほんとはもっと高くてもいいかなぁとは思います。こういう作品、嫌いじゃないので。ただ何度も観たいかと言うと、私はそうではないかな・・・。2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんの原作は未読ですが、これが原作では一体どんな感じになってるんですかね?これはスゴイ気になる。遅ればせながら、ちょっと原作を読んでみようかと。
【自分が受け持つクラスの生徒2人に愛娘を殺された】という衝撃的な森口の告白から物語は始まるのですが、森口を演じる松さんのこの冒頭の告白シーンがなんと30分!ただただ無表情に淡々と告白する松さんがスゴイのなんのって。で、この森口の告白シーンを始まりとして、この事件に関わった人たちが次々と告白するというそんな展開。で、その関係者の告白の順番が、実は森口の娘を殺害した経緯につながるようになっているという作りなので、あっ、こういうことだったのね!って観ながら、事件の真相が明らかになるので、スッキリはします。ただ、話が復讐劇なだけに映像はちょっとスゴイことになってますけどね暴力的なシーンも殺人シーンも血がやけにリアルで残酷で、ちょっと辛かったりしますけど。
松さんも木村さんも素晴らしかったけど、私はKYな熱血バカ教師ウェルテル役の岡田将生くんが特に印象に残りました。ほんと笑っちゃうような話じゃないのに、このウェルテルっていうのは、観ていて思わず画面につっこんでしまうほど、とにかくバカ(笑)KYもいいとこ。こんなヤツだから、森口に裏で操られてたわけだけど・・・。何度、このウェルテルで笑ったことか(笑)
岡田将生くんって私は今まで綺麗な顔立ちでカッコいいな~っていう感じにしか思っていなくて、まともに出演作を観たことがなかったんですが、アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされただけありますね。ほんとお見事でした
あとは松さんの娘役が、今大人気の売れっ子子役の芦田愛菜ちゃんでした。だからだったのね~、たしかにアカデミー賞で最優秀作品賞に『告白』が選ばれて、キャストやスタッフさんたちが一斉に壇上に上がった際に愛菜ちゃんもいたので、何役で出てるんだろ?って思ってたけど。
それと、レディオヘッドの主題歌「Last Flowers」もこの作品の雰囲気にあまりにもピッタリでビックリしちゃったくらい。なんていうのかな、あの無機質な感じがこの世界観に合っていて・・・。
PVもまた独特な世界観です
今作は中島監督の前3作とはジャンルも雰囲気も全く違うし、ましてや中島監督の特徴ともいうべきあのポップでカラフルな世界観の映像は一切ないけれど、でもやっぱり私は中島監督の作品はスキですね。(そういや、まりやさんが松さんに提供した『みんなひとり』のPVを監督したのはこの中島監督でしたっけ。)
『みんなひとり』のPVも中島監督にしてはちょっと異色な感じ
『悪人』を観ていないのでどちらがどうとは言えないけれど、でもやっぱり私は観て良かった。こういうちょっとクセのある作品が最優秀作品賞に選ばれたっていうことだけでも嬉しいことです。
それにしても今の中学生ってあんな感じなんですかね?自分が中学生の頃はまだあそこまでヒドクはなかった気がするけど・・・。
そう考えると、ちょっと今の時代ってちょっとコワイかも・・・。
原作は確かに衝撃作ではありましたが、私はそれほどすごいとは思わなかったので、映画のほうがどうなっているのか楽しみです。
愛菜ちゃん、私はTVの「Mother」でずっと見ていましたが、この子はすごいですね。
まだまだ幼いので、あと2~3年は大丈夫でしょうけど、うまく育ってほしいです。
日本アカデミー賞の新人賞の部分で、愛菜ちゃんも、もうひとりの子役の子も、ずいぶんスピーチがしっかりしすぎてて、そこがちょっとなあ。もうちょっと子供っぽくていいと思うんだけど。
原作を事前に読んでいる方が観ても面白かった、という感想をよく見るので、
やはりそれだけ映像化も成功したのかな、と思ったり。
ぜひ、ご覧になって確認してみてください。
たしかに2人ともオトナなスピーチでしたよね
あまりにもちゃんとした言葉づかいで、私はちょっと笑ってしまったのですが(笑)