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年金問題とアパレル業界

2007年06月28日 | アパレル放談

毎日のマスコミ報道は年金問題が報じられ社会問題化しています。
私も年金受給者として、少なからず関心があり、不安を感じている一人です。

転職をしており、国民年金の期間もあり気になることが多く有ります。
社保庁からの資料の加入月数を再度調べたら、私の記憶とあっているようなので一応安心をしているのですが、報道を見ていると不安が一掃したとはいえません。
少し落ち着いたら調べてみようと思っています。

現在の記載洩れの問題に関連して、アパレル業界の厚生年金の実態に、少し気になることがあります。
加入洩れや記載洩れなどの事例が他産業よりも多いのではないかと想像します。

業界の性質上、昔から零細な企業も多く、独立分社・起業、個人経営、フリーランス、仲間・友達での起業や倒産、廃業、突然の離脱(逃亡?)等が「日常茶飯事」のように行われて来ました。

年金問題で最近特に気になるのは、最近起業された会社が、ベンチャー志向が強く、社員の同志的結合の考え方で、社員の福利厚生や将来について関心が希薄な経営者を時々お見受けします。
業界に働く社員側にも、比較的福利厚生面の関心が薄い方が多いような感じがします。
FAさんやデザイナー、パタンナーなどの専門技術職の転職も多いのが実態です。

私も元の会社の上司と独立起業の経験があり、起業時の経済的な厳しさはよく理解出来ます。
創業時は、社員の福利厚生や社員の将来的な安定の問題より、現実を如何にしのぐかに腐心してしまうものです。

正確な実態調査を行ったわけでなく、少し乱暴な憶測かも知れませんが、かなり多いのではないかと憂慮しています。

私は、起業時に管理面も兼務していました。
社員数人で創業時に専門の実務のことも知らないままに、社会保険事務所に出向き、健保、失保、厚生年金の手続きをした思い出があります。
その後、会社も少し落ち着き社員数も増えた頃に、当時の婦人子供服協同組合(現KANFA)に加盟し、健保・社会保険全般を組合で加入しました。
当時は年金基金に対する不信・不安が叫ばれていましたが、「婦人子供服組合の厚生年金基金」も併せて加入しました。

年金基金は任意加入で、当時はそれほど深く考えたわけではなかったのですが、私が60歳になった時にその年金基金が支給が開始されました。
加入月数の関係もあり、年間100万に満たない金額ですが、厚生年金の支給分と合算すると、現役を退いた私にとっては貴重な金額です。

消えた年金問題を機会に、年金の将来的な不安と年金制度の重要性を再認識しました。






 


 

 



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