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勝ち組?負け組み? ワールドビジネスサテライトの番組から 「アパレル業界の黒子」

2006年09月24日 | アパレル放談

アパレル業界の黒子として活躍する「しごとびと」というタイトルで、TV東京系列番組のワールドビジネスサテライトで、9月上旬に放映されました。
ワールド ビジネスサテライトは、日本経済新聞の番組だけあって、ニュース番組の中ではビジネス情報に関する内容が多い。
「トレンドたまご」や「しごとびと」など情報になる内容が多い。

特長のある早足で、お得意先へ商談に向かう姿や、ユナイテッドアローズと商談している特長ある声で、UFO㈱の谷絹子社長と、直ぐ、わかりました。
中国に関係するビジネスが長く、いつも社長の机に、山と積んである中国の法令や契約書の数々を示しながら、中国でのビジネスに関する「谷社長の極意」を独特の大阪弁で話す姿は、迫力がありました。

速足の歩き、辛らつな会話、強いリーダーシップ(剛腕)など、どちらかと言えば、女性というよりも男性的なイメージがあります。
まさに両棲・両性社長という感じがします。
中国でのビジネスが長く、その体験から独自のビジネススタイルを確立されたのでしょう。
治と人治が混在する中国のビジネスでは、氏のような属人的な関係の「黒子」も重要なのかも知れません。

番組では、UFO㈱を国内社員50名、中国1、500名で、売上1,000億と報道されていましたが、その数字が間違いで無ければ、「黒子」というより、アパレルという小さい舞台かも知れませんが、「主役」の規模だと驚きました。

ホームページでは廃棄プラスティックを軽オイル化する、クリーンエネルギーのベンチャー事業に投資されておられるようです。
このベンチャープロジェクトが成功すれば、エネルギー不足に悩む中国に大きく寄与し、
アパレル業界という小劇場の主役から世界的な大舞台のスーパースターになられることでしょう??
他人事ながら、このベンチャーの成功を世界の環境のためにも、祈っております。

谷社長のことを、男性的で女性社長というより、「両棲・両性社長」と揶揄しましたが、いつかお会い
した時に、お叱りを受けそうなので、もう一つの違った一面を紹介しておきます。

番組で子育ての話しをされていました。
現在は成人され、会社で、お仕事をされているようですが、小さい時から、お子さんを連れて商談をされていたようです。
「子連れで商談」と称しておられました。
母親として、仕事と子育ての両立を果たしておられたのでしょう。

お料理の腕前も、お上手とのことで、自宅(超高層マンションのゲストハウス?)に重要なお客をお招きして自前料理で、おもてなしされている場面がありました。
案外、家庭的なところもおありなのでしょう。
紬のお着物を、流行のチョッとモダンに着こなして、仕事の時と違った女らしいイメージでした。
ゴルフやカラオケも、上手とのことです。
まさに、文字通りの口八丁手八丁の女性です。

最近テレビ番組で観た3人の女性の経営者のことを書きましたが、「負け組みエコノミー」の中で
「勝ち組企業」になった女経営者には,両棲・両性的な共通点が、谷社長にもあるのではないかと思います。

勝ち組としてテレビ番組で紹介された3人には、21日のブログに書いたように、7つの共通点を感じながら、番組を観ていました。

その番組で、次の話題に移るコメントの時の、女性キャスター小谷真生子さんの、少し、ハニカンダような微笑が印象的でした。