日本自律神経病研究会

「福田-安保理論」に基づく日本自律神経病研究会オフィシャルブログ

名称変更のお知らせ

2016年06月18日 20時40分36秒 | お知らせ

2016年5月29日の会員総会を前に行われた選挙において賛成多数により、日本自律神経免疫治療研究会は、 自律神経病研究会に名称を変更しました。

本研究会は15年間「日本自律神経免疫治療研究会」の名称で運営されてきました。
中心になるのは名誉理事長の安保徹先生が、長年の研究の結果、確立された自律神経免疫理論(通称安保理論)です。
当初は「自律神経が免疫系をコントロールしている事の発見から、自律神経を正せば免疫系も正常に働くようになり、様々な病気を自然に(即ち自分の力で)治癒に向かわせる事ができる」事を研究、証明する事が研究会の目的でした。
しかし安保先生の考えは年々広がり、「血流障害による冷えが病気の原因となる」というように病気の原因の追及に向かいました。その結果、「自律神経の乱れが病気を招く」という大きなテーマに行き着きました。

そこで、平成28年度より、本研究会はこのテーマを研究する事に方向転換して、自律神経免疫治療研究会という名称を「自律神経病研究会」と変更する事にいたしました。
「自律神経病」というのは「自律神経の乱れ(不調)により生じる病気」という意味です。
見方を変えて、「病気から身体を守るしくみ」という視点で考えると、その中心は自律神経だという事です。
現在の西洋医学にはこの概念は全くありません。もちろん「自律神経病」という病名もありません。
今の西洋医学では、自律神経に問題があると思われる状態を表すものは「自律神経失調症」と一括して呼ばれ、東洋医学で未病にあたる物が主体ですが、「自律神経病」には非常に多くの病気が含まれ、より病気の本質に迫る概念です。
西洋医学では病気の原因の多くは不明とされ、真の病因が、遺伝子や免疫のエラー、脳等中枢神経系に求めてきましたが、どちらかというと対症療法に重心があります。身体が出している病気のサイン(症状)を無くす事が治療と考える傾向にあるという事です。
「健康を守る仕組みを整えて、病気にならない身体にする事を研究する」のが「自律神経病研究会」の目的であると考えてください。
「自律神経病研究会」は、「身体を守る仕組みの本質が自律神経である」事を主張するもので、なんら現代医学を否定したりするものではありません。

自律神経病研究会 理事長
永野 剛造

自律神経病研究会 理事長挨拶