IMGRIMOMGRIの春の幻想

人や自然との出会いをテーマに心静まるほっとするシーンを思い出しながら・・・

長谷寺

2006-04-23 | journey
万葉集や源氏物語などにも登場。初瀬寺とも言われてきており、古い歴史を持ち、幾度も兵火や火災に見舞われ、その度に再建されている。牡丹の名所として室生寺の石楠花と並んで有名な花の寺だ。回廊式の緩やかな399段の石段を登る。登廊を取り囲んで咲くその数は7000株とあるが、4月下旬というのにまだ蕾で一輪も咲いていなかった。そのためか人も少なく閉門も近い静まりかえった登廊で写真を撮った。

住所=奈良県桜井市初瀬町731-1
電話=0744-47-7001
拝観料=500円

東海道土山宿

2006-04-23 | journey
通行料金を節約するため奈良県香芝ICから西名阪に入り1時間ばかり走り、伊賀の上柘植ICで降りて甲賀市土山町という田舎町まで遠出をした。大阪から奈良、三重を通過しここは滋賀県だ。姫路の菓子専門学校を卒業して4月からパン工場に就職した甥のyukinori君の寮を訪ねました。「おじさん、近くに撮影ポイントあるよ、丘一面の茶畑がすごく見晴らしいいよ。その茶畑から奥に行くと青土ダムがあって浮き橋があるよ。その先で桜祭りがやっているよ。その先に国民宿舎かもしか荘があって先輩につれて行ってもらい温泉に入ったよ。国道一号線には東海道53次の土山宿があって松並木が残ってるよ、その先には道の駅があって・・・」yukinori君の観光ガイドは次から次へと続きどこまでいっても止まらなかった。

『エーゲ海』

2006-04-01 | diary
これはヤフーオークションの油彩画に出品されていた絵です。N.Takeda というサインがあるが作家名は無名です。サイズは8号で画寸(縦)45.5cm×(横)38.0cm 額寸(縦)60.8cm×(横)53.2cm 。美術品としては美術名鑑などで作家名が確認されるもの以外は何の値打ちもなく額縁代だけの値段で取引されることが多い。作品のタイトルは『エーゲ海』おそらく出品者が適当につけたのだろう。しかし紺碧の海に船が浮かんでいて、白亜の建物のパステル調の柔らかい色使いがとてもよい。その海辺の町を歩く人、右下の壁に書いたサインの位置、海と空と町の構成割合とレイアウトが絶妙でとてもすばらしい。無名の作品だからせいぜい1万円以内なら落札しょうと思っていたが、開始価格1円でスタートしたオークション、入札者は13人、最終価格33500円で落札された。

第91回二科展入選作品(里山の幻想)

2006-04-01 | photo
フォトコン応募作品です。ある有力な新聞社主催のコンテストは「ドキュメンタリー」と「フォトアート」の2部門で作品を募集。「ドキュメンタリー」部門は合成や事実を変えるような加工は認められませんが「フォトアート」部門は、自然のイメージを抽象化したものや心象風景など、実際には存在しない世界も含まれ、自然をモチーフにして合成や画像処理など、あらゆる技法による表現が認められます。別の大手カメラメーカー主催のコンテストも「デジタルフォトの部」ではデジタル画像処理を施したデジタルならではの写真を対象にしていて画像処理が認められています。フォトコンの最高峰だと思われる二科展でもデジタル作品の部は、「プリンター等でプリントアウトした作品で、使用ペーパーの種類は問いません。スキャナー・パソコン使用の有無、合成・コラージュ・画像処理の有無などプロセスは問いません。」と定義されていました。このようにレベルの高いコンテストで合成などの画像処理が認められるようになってきたことは、従来の写真の概念を超えるものでたいへん画期的なことだと言えます。絵画に具象画と抽象画があるのと同じではないでしょうか。デジタルカメラと画像処理ソフトの普及によって出現した新しい芸術分野です。