Love me.

一人が、つまらないなら…ここまで、おいで?

3月16日。

2006年03月17日 | Weblog
急な睡魔に襲われる。
疲れがキャパを超えたり、気の休まらない時間を長く過ごしているとたまにこうなる。
電池が切れたように眠りに落ちてしまう。
とはいえ、危険の少ない場所を選んで寝たつもりではあったが…目が覚めると自分が何処にいるかすぐに理解することが出来なかった。
世界中の下で目覚めると、あたりは既に夜になっていた。
状況を飲み込むのに少し時間が掛かった。
働かない頭を必死に起こそうとしていたらセクトの声が聞こえた。
一瞬、まだ夢の中にいるのかと思った。
会話をするうちに、夢ではないことに気がついた。

俺は…寝起きが非常に悪い。
特に、見たくもネェ夢を見たら機嫌も最悪だ。
普段の寝起きは此処まで酷くはないんだが…やはり最近夜に眠れないのが祟っていたのかも知れない。
俺に恨みがあるんなら今すぐ刺し殺せばいいのに、とまで思ったほどだ。

この前の噴水広場で肩にヤツの矢が刺さったことを謝られた。
謝られるようなことでもないと俺は思ったのだがね。
負い目になど感じて欲しくないのだけど。

セクト相手に上手く笑顔が作れず、苛立つ。
他人に不機嫌を悟られるのが非常に嫌な俺は。
普段からそんな感情など誰にも見せない自信があった。
自信があったというのに。
目覚めて其処に居たセクトに、八つ当たりをしてしまった。
其処に居たのがセクトでなければ、俺はいつものように笑っていられただろうに。
…良い事なのか、そうでないのか…解らん。

セクトに服を引っ張られ。
世界中の下、ヤツと背を合わせて眠った。
穏やかな時間…夢を見ることもなく…

3月15日。

2006年03月16日 | Weblog
1日港で過ごした後、酒場で酒を飲んでいた。
ちっとも酔えない。
寝酒にもならん。
曜日や日にちの感覚が麻痺してきたように思う。

アシュードが声を掛けてくれた。
久々に会う彼女は、右目に包帯を巻いた痛々しい風貌であったが。
凛とした雰囲気は変わることなく、俺は久し振りの出会いに感謝を憶えた。
依然として進まない俺の依頼。
その依頼主である彼女に何の成果もないことを告げ、ワインを付き合うことになった。
美人と飲めるのは、俺としては大歓迎で嬉々としてつき合わせていただいた訳だが。
実は…アシュードはさほど酒には強くないらしい。
しかし自覚があり酒に呑まれない用に用心していると言う事…大人としての飲み方を心得た女性だと感心した。
俺の勝手な印象を抱いていて申し訳なかったが、笑った俺を睨む仕草が可愛いと思ってしまった事は…本人には内緒にしておこう。

…俺の言葉は信用できないそうだ。
言い訳をするつもりもないし、そうやって生きてきた、そう仕向けたのは自分自身だ。
軽薄な言葉を並べ連ねて、嘘を吐いて、適当に生きてきた。
言いたいことを勝手に言ってきた。
全てが嘘だったかと問われるとそんなこともないのだが、稀に混じる真実を拾い上げる方が難しいだろう。
俺を深く知らない相手なら…なおさら。
人からの信頼など要らない。
俺が相手を信じるかどうか、俺がどうしたいのか…だけ。

寂しくなど、ないよ?
アシュード曰く…人間は慣れる生き物だそうだから?

3月14日。

2006年03月16日 | Weblog
夕方になろうかという時刻。
やはり足は港へと向く。
忠実に主を待つ犬のようで笑える。

ここ数日、寒さが戻ってきたようで随分と冷える。
港町の潮風は春とは思えない冷たさだ。
その冷たい風の中、女性らしき人影が一人で佇んでいるのが見えた。
寒そうに見えたので声を掛けたのだが。
見覚えのある髪の色、見覚えのある眸の色…見覚えのない格好。
会話を交わし、近くでその顔を見る。
確認のために、肩を抱くと…明らかに女の柔らかさではなく。
フィグスの女装であることがわかった。
綺麗な女だと思った自分が可笑しくて仕方ない。
どのような経緯があったかは知らんが、よく似合っていたし本人も満更でもない様子。
途中、10歳くらいの女の子が声を掛けてきた。
どうやらフィグスと知り合いのようだったが、彼女にはすぐに女装であることがバレた。
素直な良い子の名前を聞くのを忘れた…残念。
笑いが止まらない夕方だった。

そして、フィグスと朝まで付き合う約束を交わし、その場は別れた。
フィグスと女の子は連れ立って酒場へ行ったようだが…子連れの女をナンパして連れ帰ろうと思うヤツはそう居ないから大丈夫だろう。


マントは貸したまま…別に、構わない。
俺がヤツに押し付けたようなもんだしな。
旅に出るのには必要か…?
まぁ…いいか。

3月13日。

2006年03月16日 | Weblog
日付は正確に覚えていない。
港町で船の出入りを眺めていた。
異国から帰国する船、がぁらから出国する船…
あの船のどれかに待ち人が乗っているのではないかと、つい、足が港に向く。

商船から女性が一人、降りてきた。
聞くと護衛の為に出かけて数ヶ月ぶりの帰国なのだとか。
レイラと名乗った魔術師の女性。
港での会話の後、共に酒を飲んだ。
次に会うときは、街かそれとも冒険の地か…どちらにしてもまた、会いたいね。

3月8日。

2006年03月09日 | Weblog
港の堤防に男が転がっていた。

見ていて寒かったので、マントを渡した。
言葉を交わすごとに、相手を不機嫌にさせていったような気がするが。
どうにもちびっ子と会話しているように思えて仕方なかった。

そして。
ぺろりと舐められた。
次は出会い頭にキスをしてくれる、らしい。
面白い男。
去り際。名乗りを聞く。
フィグスと名乗った男。
次に会うのが楽しみだ。


冒険に関する情報をなにやら集めている少女に遭遇。
残念ながら、情報を提供することは出来なかったが。
何か面白い情報を入手することが出来たら、彼女に流す…かも、しれない。
気が向いたらね。

3月6日。

2006年03月09日 | Weblog
日付はよく憶えていない。
雨が降っていた。
噴水広場。

春、だからなぁ………。

うん、春だから。

(そんな日もある。)

某所でバトンに引っかかった。

2006年03月07日 | Weblog
† 今、どこに居る?

自分の家。
パソコンの前。


† 今、一番近くに誰が居る?

部屋には誰も居ねぇ。
自分ひとり。


† 今、どんな服装?

膝に穴開いたジーパンとフリース


† 今、何食べたい?

チーズケーキ


† 今、何飲みたい?

コーラ


† 今、真後ろには何がある?




† 今、周りを見渡して一番目についたものは?

7時に目覚ましがセットしてある黄色い時計


† 今、誰に会いたい?

母親


† その人に伝えたいことは?

貴女…荷物、土曜日に送るって言ってたよなぁ?


† 今、一番歌いたい歌は?

「TOTO」の「I can't stop loving you.」


† 今、頭のなかでパッと思い浮かんだ言葉または台詞は?

ろざぁな~ろざぁなぁぁ~(?)


† 今の体調は

風邪ひいてるぞ、おもいくそ。
熱はねーけど声がまともに出ネェ。


† 今の気持ちは?

気持ちってなんだろ…嬉しいとか、悲しいとか?
だとしたら、何にも感じてねぇんだけど。淡々とした感じ?



以上。
「見たら必ずやらないといけないバトン」
ここまで読んでしまったヤツ、ちゃんとやるように。(笑)

こーゆーのも たまには。

2006年03月06日 | Weblog
寝返りをうつとベッドが妙に広く感じられて目が覚めた。
隣に寝ていたはずの相手の姿を探して部屋を歩く。
玄関にあるはずの靴がない…と言うことは、既に出かけた後か。

俺が起きる前に出かけちまったんだな。
いつまでも寝てる俺が悪ぃんだが。
声ぐらいかけて行けっての…

時計はまもなく正午を差す。
休日の昼間なんてさほど面白いテレビをやっている訳でもないが、俺はぼんやりとテレビを見始めた。
程なくして腹が減っていることに気がついた。
何か食えるものでもあるかと思い、冷蔵庫を開ける。
冷えたビールと調味料…それに野菜が少々入っているだけ。

トマトなら齧れるんだけどな…
ピーマンって…
昼間からビールもなぁ…

窓の外を見ると暖かく晴れていた。
こんな日に家にいるのも勿体無い。
昨夜、出掛けるに当たって彼女が昼過ぎには帰ってくるといっていたのを思い出した。
ほとんど空の冷蔵庫の扉を閉めて。
もう一度時計を見て、服を着替えた。
彼女が戻ってきたら一緒に飯でも食いに行って。
…公園で散歩でもするか。
ここンとこ、互いに忙しかったからまともに会話もしてねぇ気がする。
ゆっくり喋って…公園で昼寝も悪くねぇだろ。

煩くなる腹の虫を誤魔化しながら、俺は彼女を待つことにした。
それから彼女が帰ってきたのは2時間後だった。

「え?何も食べてないの?」

彼女は驚いた顔で俺を見た。
友達と食べてきちゃったのよ、と、彼女は苦笑した。

「何か作ろうか?」

イヤリングを外しながら彼女は冷蔵庫を開けた。
空の冷蔵庫を覗いて、彼女はまた苦笑した。
俺は彼女のイヤリングを取り上げて、冷蔵庫の中に放り込んでドアを閉めた。

「怒ってる?」

彼女が聞く。

「別に。」

俺が答える。

彼女はそれ以上何も聞かない。
俺はそれ以上何も話さない。
沈黙は僅か数秒だったように思う。
くすくすと、彼女が笑った。

「買い物行こう。」

くすくすと笑う彼女に手を引かれ、俺は部屋を出た。
暖かい日差しの中。
持ちきれないほどの食材を買い込んで。
俺と彼女は並んで歩いた。

「あたしがいなくても、ご飯くらいちゃんと食べなさい。」

食おうが食わまいが俺の勝手だろが、とか。
お前待ってた所為で食ってねぇんだ、とか。
ひとりで食う飯は、味がしねぇんだ、とか。
色々言う前に。

「じゃないと、毎日ご飯作りにくるわよ?」

そんなことを言われたから。
冷蔵庫は、ずっと空にしておくことに、決めた。

3月5日。

2006年03月05日 | Weblog
世界樹の下で、にゃんとも面白いことがあったにゃ。
春の夜は不思議なことが起こるのにゃー。

(状況を非常に楽しんだらしい。)