シンプルな毎日

毎日が平凡で
平凡に過ごせたら

それだけで・・・
十分、幸せだね(ё)

認知症患者はとても繊細・・・

2009-08-28 | 夢見る郁実さん介護記録
ある日の郁実さん その日、たまたま私には用があり やっちゃん一人だけが、郁実さんに会いに 老健へと行った もしかして、郁実さんが老健に入居してから やっちゃんが一人で行くのは、この時が初めてだったかもしれない そう思うと、たまには嫁抜きの 親子水入らずも、良いものなのかなと 今更ながらに気づいたりもした やっちゃんが出かけてから、二時間が経過していた 途中、買い物に立ち寄っていたらしく . . . 本文を読む

謎である・・・

2009-08-26 | 夢見る郁実さん介護記録
一時はどうなるかと思っていた郁実さんの容態も どうやら安定したのか 翌日には郁実さん 好まなざる棟へと移って行った 取りあえず私たちは、ほっと一安心 兎も角、胸をなでおろすことができた そんな私たちの姿を見て、郁実さんは 何か感じとるものがあったのか それとも慣れぬ環境に、未だ気が動転しているのか その日の郁実さんは、異常に変だった やっちゃん「新しい棟に移ってから、次男や三男たちは・ . . . 本文を読む

認知症患者でも感情があるのだということを

2009-08-21 | 夢見る郁実さん介護記録
それから三日が経った、ある日の事 またもや老健からの電話 看護師からだった 「郁実さんが昨夜から胸の痛みを訴え・・・様子を見る為、ナースステーションがある、元いらした病室に移させて頂きます・・そして何事もないようであれば、先日移された部屋に、又、戻ってもらいます」 そう言うと、看護師は電話を切った 直感的に、郁実さんの症状は ストレスからきたものなのではないかと 安易かもしれないが 私 . . . 本文を読む

呼び戻される記憶

2009-08-19 | 夢見る郁実さん介護記録
郁実さんは続けた 「前も後もない・・」 「どこへ行っても、変わらない・・」 「治らない・・・この身体」 私は郁実さんのこの言葉を聞いて もしかして、郁実さんは・・・ 部屋を移動することで 自分の身体も治せるのではないか そう郁実さんは期待していたのでは 郁実さんは歩けるという希望を まだ持ち続けていたんだと 私はその時、確信した 私は驚きと喜びのあまり 思わずその場にいた、やっ . . . 本文を読む

お部屋の移動

2009-08-17 | 夢見る郁実さん介護記録
郁実さんが別の棟に移ってから 一週間が経過していた そろそろ新たな棟にも、慣れてきた頃かと 私たちは郁実さんの様子を見に 老健を訪ねてみた 今度の棟は、認知棟とは違って 身体の不自由な人たちが主で アルツハイマー病や脳血管疾患とする 精神的な患者は、ごく僅かだった なぜ認知症の郁実さんが、ここの棟に移されたかは 特に気にはしていなかった ただ単に、認知症患者の中でも 郁実さんは比較的大人 . . . 本文を読む