16日、映画『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011年米)を観ました。
が、映画そのものをお話ししたいのではありません。
この映画は、第二次世界大戦中の1942年に、日本軍によるアメリカ本土攻撃が行われる中に
南カリフォルニアで発生した「ロサンゼルスの戦い」を題材として書かれたフィクションで、
アクション映画であると同時にモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)映画として
の要素も含まれている。
ウィキペディアの映画欄にこうあります。
わたくしも、つい最近まで知りませんでした。お好きな方は別でしょうけど。
現在のアメリカでは、想像もできないパニックが起こっていたというので
あります。その上にそれがUFOだったのではないか、というオマケも
ついているのでありますね。
事件が起きた1942年においては、アメリカではいわゆる「UFO」の概念は一般市民のみならず
軍内部においても認識されていなかった(「地球外生命体の乗り物」という意味でUFOの語が
広く用いられるようになったのは戦後の1947年以降のことである)ため、事件当時には
「UFOの飛来ではないか」という意見は大戦後に至るまで軍民、マスコミのいずれからも
起きることはなかった。
ということですが、今回はUFOには触れません。
映画自体は、ロサンゼルスに襲来した地球外生命体の軍勢に、アメリカ海兵隊が
立ち向かうという内容、その戦闘描写はなかなかの出来ですが。
「ロサンゼルスの戦い」(英語:Battle of Los Angeles)は、1942年2月25日に、アメリカ合衆国
カリフォルニア州のロサンゼルス市で起きたアメリカ陸軍による軍事作戦。
日本海軍の艦載機による空襲が行われたと誤認したアメリカ陸軍が対空砲火を中心とした「迎撃戦」
を展開、その模様はラジオ中継されアメリカ西海岸のみならずアメリカ全土をパニック状態に
陥れた。しかし実際に日本海軍がそうした空襲を行った記録はなく、騒動の真相は未だ
闇の中にある。
これは(2月23日の砲撃)アメリカにとっては1812年戦争以降初めて本土に受けた攻撃であった。
巡潜乙型潜水艦。
空襲を誤認された(と思われる)零式小型水上偵察機。
1942年2月26日付 情報公開法 マーシャル陸軍参謀総長の覚書
ロサンゼルス上空の未確認飛行物体事件を大統領へ伝える機密文書(陸軍総司令部よりの情報)
1.未確認の航空機は、合衆国陸軍または海軍のものではない。おそらくロサンゼルス上空を飛行したものとみられ、
第37沿岸砲兵旅団(対空砲兵中隊)の複数の小隊が、午前3時12分から4時15分までの間砲撃した。
これらの部隊は1430発の弾薬を使用した。
2.関係した未確認航空機は15機に及ぶらしく、公式の報告書によれば「非常に遅い速度から時速200マイル(約322Km/h)
に至るさまざまな速度で、9000-18000フィート(約2743m-5486m)に及ぶ高度で飛行した。
3.爆弾はまったく落とされなかった。
4.わが軍の戦闘犠牲者はなし。
5.これらの未確認航空機は1機も撃墜されなかった。
6.当時活動中のアメリカの陸・海軍航空機はなかった。
こういうことであったようです。
わたくしの展開は“以下”であります。
山本五十六連合艦隊司令長官は、そのパニックに触発されたのか「アメリカ
本土爆撃」を指示されたそうです。
そのひとつとして、航空機三機を搭載する潜水艦を建造したというのです。
構想は、南米を廻りワシントンを目指すというもので、地球一周半にたえ得る
航続性能があったそうです。
しかし、遅かったんですね。パナマ運河の攻撃も構想され、南太平洋ウルシー
環礁に特攻に向かいますが終戦になってしまう。ウルシー環礁には機動部隊が
集結していたといいます。