ブログの意外な展開

ゴールデンウイークに上野に出かけ大仏さまを見つけて、それをブログに取り上げ、「上野の大仏」から転々と浅草弾左衛門までつながった。ブログの醍醐味と感じたのが、このシリーズ。

大仏並に大きなお地蔵さまが浅草にあるゾと、「首切り地蔵」を着目。

ここから先が想定外で、地蔵のある小塚原刑場に首斬り浅右衛門がいたなと思い起こし、「首斬り浅右衛門」。
それならば、浅右衛門は浅草弾左衛門とも関係があったと、思いはめぐり「浅草弾左衛門と葵の紋」に至る。

一番の謎は、弾左衛門は被差別民にもかかわらず徳川家に遠慮しないで権威ある「立ち葵」の紋を用いていること。
さらには、大名行列をしているらしいこと。それは大名行列の真似事らしく、見物人は小ばかにしていたこと。ただ、この部分は調べた範囲には見つからなかった。『胡蝶の夢』で司馬遼太郎が描くのみ。

ブログに採用した記事から、つぎつぎに話題が展開していく妙に意欲が湧いた。
着眼点はあるものの、インターネット検索しながら知識を深めるという効果もあった。
しかし、正直なところ、拾い上げた内容が総て正しいかと問われると、文献等で裏づけをとったわけではないので弱いかも知れない。
例えば、弾左衛門が寄贈した台東商業高校敷地内に碑が建っているらしく、ｉｉｎａが見た記事も伝聞なので取り上げなかった。