Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

懐かしい香り。

2023-10-30 | 東のコト・モノ


クリスマスの時期少しだけ食べたくなるものに、Lebkuchenがあります。
チョコレートがそこまで好きではないので、
少しだけ食べるので十分なのですが(笑)


数年前に、テレビの番組で紹介されていたPfefferkuchenがずっと気になっていました。
ドイツの中でも旧東のザクセン州・チューリンゲン州では、
LebkuchenではなくPfefferkuchenと呼ばれているようです。



Pulsnitzで作られるているのが有名だそうです。


昔は、Pfeffer(胡椒)はスパイス一般を表す名称だったんだとかで、こういう名前がついています。
胡椒のケーキっていうわけではないようです。(笑)

小さな工房で作られているものが食べたくて・・・・
9軒今でもPfefferkuchenを作っている工房があるようですが、どこが美味しいのかわからない。
毎年11月の最初の週末に開かれる、Pfefferkuchenmarktには町にある9軒の工房が集まるみたいなので
好みのお店を見つけることも可能だよな・・・・とか思ったり。

でも、遠くて行けるわけでもなく(笑)

コロナ以降ネットでも買えるようになっていたので、
日本へのお土産にもしたくて、気になっていたお店で頼んでみました。


可愛い箱に入ってやってきました。




あえて昔からある紙袋のものを頼みました。



箱を開けた瞬間から、フワッと懐かしい香り。

小さいころのクリスマス、
学生時代過ごした街のクリスマスを思い出させてくれる香りです。



シナモン・カルダモン・アニス・クローブ・はちみつなど
9種類のスパイスが入っている生地に、
木苺とスグリのジャムが挟んであり、
それがチョコレートでコーティングされています。


さっそく試食。(笑)

美味しかった!!!
私は、Lebkuchenより好きかも。

母親と妹は昔の懐かしい味思い出してくれるかな・・・







 


かわいいな。

2023-07-05 | 東のコト・モノ


ふらりと久しぶりにのぞいたら見つけたもの。



エルツのSandmännchenの作品。



たまにピラミッドでは見かけたことはあったのですが、単体では初めて。
というか単体の方が飾りやすいから嬉しい。


小さなパーツ!手にはちゃんと砂の入った袋を持っています。(笑)



Sandmännchenは、
東ベルリン時代に妹弟と一緒に見ていたテレビ番組に出てくるキャラクターです。
毎晩子供が寝る前にお話をしてくれるという設定で、
子どもたちのところに乗り物に乗ってやってきます。

いろんな国の子どものところにやってくるのですが、当然社会主義国の国ばかり。
日本にはやってこないのか・・・って思ったのを思い出します。


今は赤いマントを着たりしている子もいるのですが、
私は小さいころから見慣れたグレーと緑のマントを着た子が好きです。



 


今日はドイツは祝日です。

2022-10-03 | 東のコト・モノ



お天気が良くなった月曜日。
東西ドイツ統一記念日ということでドイツは、祝日です。
今年の記念式典は、Erfurtで行われるようです。

統一って言っても、西ドイツに東ドイツが吸収されたという感じなので、
お祝いするって感じでもないように思うこともあったり。

統一からもう33年が経ったんですね・・・
分断されていた期間にどんどん近くなっているのに、まだまだ東西の違いがある。
いつか、分断されていた年月と同じになったときにこの違いが昔のようになくなるのかな・・・
とふと考える時があります。






私が大好きなこの方は、統一後も残りました。だって、西側のは全く可愛くなかったもんね!(笑)


私がこっちに来たのは、統一されてたったの8年だったなんて信じられない。
でも、あの頃は半年で街の風景が変わったりしていたな。
ずっとどこか工事していたし。(笑)

今年はいろんなことがり、例年より町の中が静かに感じるのは気のせいではないような・・・
週末でも今までより絶対に人が少ないし。

これからどうなっていくんだろうって色々と考える月曜日の午後です。




 

 


古い本を出してきています。

2022-02-01 | 東のコト・モノ


ちょっと調べることがあったりして、ここ最近古い本を出してきていました。



そしたら、前にもブログに書いたことがある教科書を見つけて
めくっていると・・・


カタカナが書いてある。(笑)
8歳の私が授業でドイツ語の単語を覚えられなくて、カタカナで書いたんです。



ドイツ語が全くできないで、ドイツの学校に入れられたので、
もうストレス以外の何ものでもなかった最初の学校生活。(笑)
授業なんて、何を言っているのか分からない。
他のクラスメイトは、東欧の人ばかりだからアルファベットも書けるのに、
日本から来た私は書けるわけもなく・・・

先生が読んでいる単語を、音で覚えてカタカナで書くって感じのことをしました。
そしたら、しばらくして先生に見つかって怒られたのですが、(笑)


あの時に開いたページの絵とかは今でも思い出すのって、
多分授業中絵しか見てなかったからなんだろうな。


実家にあった、両親が大使館からもらったと思われるこの冊子は
当時の東の様子が日本語で書いてある結構しっかりした資料です。



ドイツで働きたいと思いやってきた25年前。
ビザの心配もなく、相方君と二人の生活なので経済的にも昔より安定してきている。
本当にやりたいこと、やってみたいことをちょっと真剣に考えて
すすめてみようかな?って思い始めています。

大変なことがあっても、8歳の頃よりはずっと楽だしね。(笑)

色んなことをドイツ語と日本語で調べたりできるようになり、
ドイツ語できるようになれてよかった!って思う日々です。










ちょっとカッコ悪いけれど。

2021-01-30 | 東のコト・モノ



縁があって我が家にやってきた、
年代物のくるくるした木、Spanbaum㊧(シュパーンバウム)


木の裏には、German Democratic Republicのスタンプが(笑)
これを見たときに、なんか納得してしまった私。

今見るみたいに、先がとんがってなかったり、
全体が綺麗なフォームじゃなくて、木の先がささけていたり・・・

東時代だから、きっと素材も今ほどいいものがなかったのかな・・・と思ったり。

OGPイメージ

Herstellung eines Spanbaumes

Herstellung eines Spanbaumes in der Seiffener Volkskunst eG - traditio...

youtube#video

 

こうやって、つくられるんです・・・
工房で、これを見るのが結構好きです。


以前から、Spanbaumが好きだった私。
クリスマスだけでなく、年中いろんな物と一緒に飾っています。
だから、少し歪だったりしても気になりません。

だって、自然の森もいろんな形の木があるしね、
どこまでもモノは考えようです。

以前、相方君にSpanbaumの森でも作る気?って言われましたが、
本当にできてしまうかもね・・・

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春の旅行@エルツ地方2019 ~ Gunter Flath工房 ~ - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

ザイフェンの人形と組み合わせるのに、ここ最近はいろいろな大きさのシュパーンバウムSpanbaumと呼ばれるものを使っています。小さい頃から大...

春の旅行@エルツ地方2019 ~ Gunter Flath工房 ~ - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

 

 

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これが好きです!!シュパーンバウム。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

今回、クリスマスの飾りを出していて気が付いたことが・・・・Spanbaumシュパーンバウムとよばれる木が大好きな私。このくるくるした木を小さ...

これが好きです!!シュパーンバウム。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

 

買う時期が違ったり作り手さんが違ったりして、
同じ大きさでも同じものがないSpanbaum。

やっぱり好きです、シュパーンバウム(笑)


日本へクリスマスプレゼントを探しています。

2020-11-02 | 東のコト・モノ

例年なら、父親がこの時期ドイツに来ているので
日本の友人や妹夫婦・弟家族のクリスマスプレゼントを託せるのですが、
今年は送らなければいけません。

2Kgまでの小型小包で送りたい私としては、プレゼントの中身に悩みます。

両親への荷物は、母親から頼まれたものを入れたら余裕で2Kgを超えたので、5Kgの荷物で送ることにしました。


母親に頼まれたものの一つがこれ。
Bastelbogenと言われる工作。






切り取り線にそって切ったり貼ったりしたら、いろんなものが作れるんです。
私が子どもの頃に母親が買っていたのは知っていたのですが・・・
今でもケムニッツの会社で作られているんです。

例えば、サーカス。
下のサイトでは、出来上がりの作品が見えます。

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Zirkus Bastelbogen - Bastelbogen Zirkuszelt aus Papier zum Bespielen für Kinder

Manege Frei! Nach dem Basteln beginnt die Vorstellung im Zirkuszelt mi...

Bastelbogen

 

難しいのは、お母さん、お父さん、おじいさんやおばあさん
おばさんと作ってくださいねって書いてあるのがほっこりする。(笑)


クリッペがあったので、
工作が好きな友だちの娘ちゃん用に私も買いました。

こうやって素敵な可愛いものを探すのってやっぱり楽しい!

 

 


工房の名前が知れて、ちょっと嬉しかったり。

2020-09-23 | 東のコト・モノ



去年のクリスマス前の蚤の市で買ったエルツのもの。
パイプを吸っているお爺さんと編み物をしているおばあさん。

東ドイツ時代のものなので、どこの工房で作っていたのかも分からない。

そうしたら、最近インスタへの書き込みで・・・
この作品名がFüchtner工房の「Feierabend」エルツの方言では、「Ferierohmd」
日本語では、仕事の後に。ということを知りました。


Füchner工房と言えば、くるみ割り人形が有名です。https://www.fuechtnerwerkstatt.de/
私も以前母親と、歩いて町はずれの工房まで行きました。

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くるみ割り人形。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

今回の旅行で、買って帰りたいなって思っていたものがくるみ割り人形でした。去年、実家にあった兵隊さんをもらったのですが、一体だとなんだか寂しい...

くるみ割り人形。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

 

住所だけをみていたので家と家の間隔が田舎なので離れていることまで考えていなかったんです。
今となってはいい思い出です。(笑)

工房のHPを見ると、テーブルの飾りというカテゴリーのところに木こりのおじさんの写真がありました。
東ドイツ時代の作品は、工房名が分からないことが多いので、
こうやって教えてもらえると嬉しいです。





綺麗な切手

2020-09-07 | 東のコト・モノ

7年前に近所にあった切手屋さんが閉まってしまいました。
友だちと一緒に行ったり、
私一人でふらりっと行ったりと結構通っていたんです。


そこで購入した、東ドイツ時代のエルツの工芸品をモチーフにした、クリスマスの記念切手。

特にこのピラミッド、シュビップボーゲン、木のシャンデリアの三点セットは
フレームに入れて飾りたいシリーズです。


インスタで、お友達がこのピラミッドの写真をアップされているのを見て
懐かしくて出してきました。









日本のもそうだけれど、昔の切手は本当にデザインも色合いも綺麗です。
特に、拡大してみたら綺麗なのを再発見!


おまけ

この間、実家から届いた郵便の切手はこれでした!
シートで持っているのが、ぐりぐら冬バージョンでこれは
持っていなかったから嬉しい。



とっても古いけれど、新品。

2020-07-16 | 東のコト・モノ


先週、久しぶりにネットのオークションサイトをのぞいてみました。
ここ最近オークションサイトで買い物をしていなかったのです。
そしたら、東ドイツのクリスマスのものの中にこんなものを見つけました。


私も毎年使っているオーナメントのセット。

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今年の我が家のもみの木はカッコいい。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

第3アドベントの日曜日に、もみの木の飾りつけをしました。ドイツ人の家庭では、24日当日にするところも多いのでこれもフライング。(笑)無宗教の...

今年の我が家のもみの木はカッコいい。 - Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

 


以前母親から譲ってもらったものに、
自分で随分前にオークションサイトで買ったものを追加して使っています。

このオーナメントとシルバーのクーゲルがメインのうちのクリスマスの飾り。


今回は、10個セットのケースが6箱まとめて出ていたんです。

それも未使用でレトロなケースに入っています。
60個も要らないのですが(笑)

クリスマスプレゼントにエルツのものが好きな人に渡そうと思って買いました。
というのも、今このタイプのほとんどオーナメントは作られていないのです。


30年以上前に作られたものが、どこかの倉庫から出てきたのかな??
たまに、こういうふうにネットに、未使用の東のものが出てくるのって面白い。

大切にしてくれる人に渡すつもりです!


 


可愛い辞書。

2020-05-15 | 東のコト・モノ


10年ほど前にセカンドハンドのお店で見つけて買ったもの。
東ドイツの子ども用外来語辞典です。


子ども用なので、説明とか同義語とかが外国人の私にも分かりやすいです。
10歳くらいの子どもにって書いてあるので、
私のドイツ語能力は10歳以上はありそうだ。(笑)


挿絵もちょっとユーモラスだし。




たまに、パラパラ眺めて単語の勉強?をしたり。

あと、東と西ドイツでは使っていた単語が違ったりするのも面白いんです。

例えば・・・Kosmonaut(宇宙飛行士)
Kosmonaut 元々は、ギリシャ語でロシア語Kosmonavat
1961年にソ連のガガーリンが有人飛行を世界で最初に成功したということで、
社会主義国のくにでは、それ以来Kosmonautと呼ばれ、アメリカの宇宙飛行士は
Astronautenと呼ばれているって書かれています。

他にも、こういう東西で違う単語とかあるのかな?


来年、小学校のクラス会があるらしい。

2019-11-28 | 東のコト・モノ

昨日、古いFBのメッセージなどを整理していて、
ベルリン時代の友達カトリンとの8年前のやり取りが出てきました。その時の記事

この間ベルリンへ行ったこともあり、そのころについてメッセージをしたら
「久しぶり・・・住んでいたところにもきたの??」っていう返事。
知っている人もいないし、95年に知り合いと一緒に行って以来行ってないという返事をしました。
でも、春ごろにベルリンに行く予定にしていると伝えると、
彼女はまだ同じところに住んでいるとのこと。
私が住んでいたところにも一緒に行こうよって。(笑)
彼女のおうちには何度か遊びに行っているし、彼女も私の家に来ている記憶があります。
私の誕生日会が楽しかったんだよね・・・って今でも覚えているらしく
同級生と会った時、当時の写真を見て話したんだよって。

そして、どうやら来年そのクラス会があるらしいので、
日程を合わせてベルリンへおいでって言われました。(笑)
カトリンは、そんなに小学生時代の記憶はないらしい。
彼女にとっては、日常生活だったしね・・・


ポツダムに家族で行った時の写真。この服が好きでよく着ていたんだよね・・・

私にとっては、毎日がかなり知らないことばかりのストレスの日々だったので、
あの時の日々は強烈なんですけどね。
でもこれが、数年住んでいたら
そこまで刺激がなかったんだろうなとも思ったり。

クリスマスもイースターも一回しか体験していないから、
あの年のことはとってもたくさん覚えているわけで。


カトリンが今でも持っているよって言う、誕生日会の写真は私はいま手元にありません。
でも、みんなで楽しくゲームをして、遊んだな・・・
っていうのは覚えています。今度、父親にアルバムを持ってきてもらわないと!

ということで、36年ぶりに同級生と来年会えそうです。
ちゃんといろんな話が今はできるようになっているので、会うのがちょっと楽しみです。
(当時はあんまりドイツ語は上手に話せなかったからね。)

結構、ベルリンに残っている子たちが多いようなので
どんな同窓会になるのかな・・・よく考えたら、同窓会なんて日本のも行ったことないよ・・・(笑)


50年以上前のベルリンの壁の写真。

2019-11-09 | 東のコト・モノ


東側からブランデンブルク門を見る。

今日は、ベルリンの壁が崩壊して30周年です。
ベルリンではいろいろなイベントがあるみたい。
近所のミニシアターで、東ドイツをテーマにした映画が上映されるので
来週一人で行こうと思っています。なぜなら相方君は、映画まで見に行くほどの興味はないから。(笑)

今回、父親が持ってきてくれたものの中に、色の褪せた古い写真があります。



父親が最初にドイツに留学していた、68年~69年頃のものです。
ハンブルクでの数ヶ月の研修の後、
ドイツ国内を旅行して、
西ベルリンから東ベルリンへ観光ビザで行った時のものだそうです。

この13年後父親は、
東ベルリンに1年私たち家族一緒に暮らすことになるんですが、
そんなこと当時は、もちろん考えてもいなかったでしょう。(笑)







61年から建設が始まったベルリンの壁ですが、
この頃の壁は、私が知っているものよりずっと低くて簡単なコンクリートのもの。

 


ブランデンブルク門が、こんなに近くで障害物もなく綺麗に見える。


今のベルリンの風景とは全然違う、そして私が知っている壁とも違う・・・
でも、ブランデンブルク門だけは同じ。(女神がDDRの旗を持っているけどね。)



Unter den Lindenもこんな感じ。人がいない・・・


ドイツを28年間分断していた壁が壊れて、今日で30年。
分断していた期間より、
崩壊してからの年月の方が長いことを今日知ってちょっと驚いている私。

まだまだ、東と西の格差はあるドイツ社会。
本当の意味で壁がなくなるのは、いつになるんだろうって思う今日この頃です。





こんなものまで残っているなんて。

2019-11-02 | 東のコト・モノ

 

今回父親が、色々なものを持ってきてくれました。
その中の一つ。

母親が買って、使わず残こしていたもの。イースターの卵の色付けようのシート。

1年しか住んでいなかったので、次の年に使うということもできず
日本でも使わず・・・36年後にまたドイツに戻ってきました。
ヘルンフートの星と同じパターンですね。その時の記事 

うさぎは、エルツのウサギに似ているし。可愛い!!

値段は、EVP -,20Mと書かれています。
マルク(M)!!!これって大事なことらしい。

当時、うっかりオストマルク(東のマルク)といった父親がお店の人に、
「オストマルクなんて存在しない、Mark der DDR (ドイツ民主主義共和国のマルク)」
と訂正されたらしい。(笑)
父親としては、俗語でウェストマルク(西のマルク)と言われていたので、
その対語としてオストマルクと言ったんですがね・・・

来年のイースターにこれを使うか???と考え中。
実は、今まで卵の色付けってやったことがないんですが。(笑)


ベルリンの展覧会へ ~東ベルリン 半分の首都~

2019-10-17 | 東のコト・モノ

さて、私が今回ベルリンへ行った一番の理由は、
お買い物をしに行ったのではないのです。(笑)

少し前からMuseum Ephraim Palais(市立博物館 エフライム宮殿)
といわれるニコライ地区にあるところで壁の崩壊から30周年を記念して開かれている
企画展 「東ベルリン ~半分の首都~」を見に行くためでした。

開催期間が11月9日の壁崩壊の日までだったため、
この機会に行っておかないといけないということになったわけです。


ここで展示されているものは、壁が建設された60年代から89年までの、
東ベルリンの人々の日常生活。
壁博物館などの展示物とは異なる、ベルリンの分断の歴史と、
忘れ去られつつある記憶でもある、普通の生活にスポットを当てたものでした。

 


東ドイツの首都ベルリンと書かれたプレート。見慣れたプレートです。(笑)


路面電車に乗って町並みを撮影したフィルムや、通りの様子のパノラマ写真。



仕事のシフト表や、その日の社員食堂のメニュー。


Kaufhalleと呼ばれるスーパーのロゴ。
家の前にあったので、毎日見ていたロゴです。見た瞬間に思い出しました。(笑)


学校から子どもの日に遠足で行ったKulturparkのポスターも。

 


ベルリンといえば熊。
当時お土産にたくさんクマのぬいぐるみをもらったものです。




当時住んでいた通りの名前を見つけて嬉しくなったり。
(東ドイツの政治家の名前だったので、現在は当然違う名前になっています。)

そう、展示物には私が知っているドイツがありました。(笑)

中でも、そこで暮らしていた人達の思い出の品とまつわるエピソードが
展示されているものが興味深く、じっくり読んでしまいました。


来場者にあなたの東ベルリンにまつわるエピソードを聞かせてくださいと書かれたプレート。

 

見ている間ずっと気になっていたので、帰る前に展示場におられる人に
今でもエピソードの募集をされているのか聞きました。(展示が来月の9日までなので)
エピソードが公開されるかはわからないけれど、メールで書いてと言われ
あなたは同時東ベルリンにいたの?というのはなしになりました。
どう見てもアジア人の私が、
昔の東ベルリンに住んでいたのに結びつかなかったんだと思います。

1年だけれど家族で暮らしていたことを伝え、色々な当時のものが
まだ実家にあるという話しをすると、ぜひメールで連絡を取るように言われました。
どんどん記憶から忘れ去られていくことがないように
記録するっていう作業をしているんだとか。

父親が滞在している間、
ちょっとメールの文章を考えて書いてみようかと真剣に考えています。
たった一年だけれど、
本当にいい意味だけではないけれど、
私の人生に影響を与えた1年なのでちゃんと向き合いたいなって思っています。

 


一人でふらりと行こうかな。

2019-10-02 | 東のコト・モノ

理由もなくここ数か月、私がずっと行きたい場所

ベルリン

相方君には、あんな都会になぜ??と言われるけれど・・・

学生時代から、なんだか気分が落ち込んで元気になれないときは、
週末切符を買って日帰りでよく行っていたんです。
当時は、友人も数人ベルリンにいたので友だちと会うこともしばしば。

一人で電車に乗って帰ってきたときは、いつもより少し元気になれていたり。
理由もなく好きなんです、ベルリンが。

さすがに電車での日帰りは難しいけれど、
調べてみたら、格安飛行機だと往復70ユーロを切っている。
父親が来週に来るので、一緒に行こうと誘いましたが断られたので、
やっぱり一人で行くしかないかな・・・

たまにこういう時あるんですよね、自分とドイツとの出会いの原点に戻りたいというか。
あの国はなくなってしまったけれど、
いいところも悪いところもあったあの国の面影をたまに見たくなる時があるのです。


上)小学校の友達と家のベランダで。ザンドラは、よくうちに遊びに来てくれた友だちの一人。
西側の国出身の私の家に来てくれる友達は、そんなに多くなかったんですよね。子どもの頃はよく理由がわからなかったけれど。
いま彼女は、どうしているのかな??

下)もう一生会えないかと最後チェックポイントチャーリーまで、見送りに来てくれた
教会の友だち家族。13年後にまた再会できた時は本当にうれしかった。


本当に今の街に住んでいる時間の方がずっと長いのに、
理由もなくベルリンや東の町が恋しくなることがたまにあります。

飛行機で安くいけるのなら、気軽にこれからも日帰りで行けるな・・・
って真剣に考えている私です。

そして、明日で東西ドイツの壁崩壊30年です。
時間が経つのは、本当に本当に早いものです。