幸福な人生とは、その人が一生の間にどれだけ「幸せだ」という感情を持つ事ができるかによって決まるもの。
こう考えると、順風満帆の時もそうでない時も、その時、「どう感じるか」が重要になってくる。
つまり、いま、この瞬間をどう思うかなのである。
今を幸せと感じられれば、人生は「いま」の連続体なのだから、一生が幸せなのである。
人間なにが悩みかというと、自分が自分を知らざることである。
人を論じたり、世を論じたりすることはやさしいが、自分を論じ、自分を知るということは、実はこれが一番大事であるにかかわらず、なかなか難しいことである。
人間は、先ず自分を責むべきであって、世の中や時代を責むべきではない。
世の中が悪い、時代が悪いというのならば、そういう時世に対して、一体自分はどれだけ役に立つのか、それをどう解釈し、それに対してどういう信念・情熱を持っているのか、よく自分を責めるがよい。