三が日も過ぎ、嫁さんと交代で病院へ行くのが日課になりつつある。
我々よりも、息子が一番辛いだろう。寝たきりなので、トイレもままならない。いちいち、看護師さんを呼ばなければならない。恥ずかしい気持ちも、何も捨てないと前に進まない。ましてや、父親や母親には見せたくないだろう。・・・・・
「なに?・・・」 私が病院で三男の顔を見ていると、突然睨まれた。・・・心配だから、観てるんだ・・彼は、いらいらしている。仕方ない。・・・三男が小さいとき、よく一緒に風呂に入ったものだったが、大きくなると口も聞かなくなってしまった。彼が朝起きたときには、私は仕事へ行ってるし、彼が寝た後に帰ってくる。いろんな話は、嫁さんとするようになった。・・・
それでも、居てやらないと彼は何も出来ないからから、何かしてあげたい。・・・・・
結局何も出来ないけど、病室に居る。・・・たまに、あれ取ってとかこれがほしいとか、言ってくる。
そんな時、「かかとを見てほしい・・・」と言われ、見てみた。初めは気付かなかったが、かかとが黒ずんでいる。・・・壊死・・・・・・神経が麻痺仕掛けているらしい。徐々に戻るらしいが、まだ分からない。手術は、砕けた骨を固定するため金属の棒やボルト、金属の板などを埋め込んでいる。当然両足。・・・・・
私は、大体夕方まで居る。嫁さんは、仕事を終えてから7時頃病院に着き、嫁さんが仕事休みの時は、昼前から面会終了時間まで病院に居る。嫁さんが居るときは、早めに帰る。
結局、いやなことは嫁さんに押しつけてる。・・・・・仕事も辞めて、これからどうすんねん!・・・・
帰りの車の中で、いつもそんなことを考えてる。・・・・・自分のやりたいことが、あったんだろう!・・・・・もう一人の自分が叫ぶ。そうだ、そうなんだ。やらないといけない。日はあまりない。・・・・・
この日から、資格取得の勉強を再開した。仕事も探さないと・・・・・・・
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