ばばあの独り言

東京近郊で定年になった夫と暮らす生活

1泊2日、新潟の旅

2016年07月02日 | 日記
大人の休日倶楽部パス(東日本)4日間自由に乗れて15000円という切符を買った。新幹線にも乗れる。友人と新潟へ、南口でトヨタレンタカー、アクアを借りる。高遠から来た友人が10年以上乗ったホンダから次の車を探している。それでアクアを候補にしたのだが、彼女はセダンの方がいいらしい。
まずは村上市に向う。この町は「むらかみ町屋再生プロジェクト」として、点々と町屋が黒光りの家に変わっていた。板塀はむくのまま、風情のいい街並みができ上がっている。この町は、お茶の北限ということで、お茶屋が数件あった。お茶と紅茶を買う。北限は実際、いまでは温暖化でもっと北にあるらしいのだが。そして鮭が有名らしい。吉川で天井から数百本下がった鮭を見ながら、鮭の酒びたしや白子煮を買う。お茶がさかんということで和菓子も買う。
日本海沿いをずーっと北へ、山形との県境、温出、郷思館に着く。藁ぶき屋根の豪農宿。完全予約制、1日1組限定、私達3人で、この宿を使う。一人の女性が待っていて、夕飯の用意をしてくれた。御馳走ではあったが、料理人がすでに作り置きしているとのことで、温かいのはご飯とみそ汁、それに豚肉のしゃぶしゃぶだけ。冷たい天ぷらは、仕方のないことかなと思いながら食べた。せっかく囲炉裏があるのに、そこで魚を焼くでもなく。夕飯が終わると彼女は帰って行った。ここにいるのは私達3人だけ、風呂に入り、敷いてくれた床に就く。この藁葺屋根の館を残すために、司法書士が所有保存しているらしい。
次の朝5時に起きて、近隣を散策。何があるという訳でもないが、近くの川では7月1日、今日が解禁日ということでアユ釣り人がいた。8時に朝食、9時に村上に戻る。ここも、合併で村上市なのだが。そういえば日本国という山があるとのことで、この山に登ると日本国征服というらしい。
次に都岐沙羅パートナーズセンターへ行きヒアリング。私はすっかり運転手だから、メモもとらず話の相槌係。おもしろい団体だった。そのうちレポートが上がってくるのだろう。近くの道の駅にある蚕の店に立ち寄る。このような店の経営を軌道に乗せているということだった。だが、この店も、蚕に興味がない限り、さほど面白いうものでもなかった。道の駅では〆針鶴の純を買った。高遠の彼女は、これを買って来いと言われたらしい。
そして新潟市の西、海の近くのカーブドッチワイナリーへと向かう。14時過ぎ、ラストオーダーしながら、すばらしい景観を堪能する。食事もよかった。ここには温泉宿も併設していて、駐車場は車でいっぱいだったが、人の姿は見えない。炎天下の中、みんなは施設の中で、ゆっくりと過ごしているのだろうか。ワイナリーではメルローとシャドネーを買った。飲む機会をつくらねば。
新潟駅に戻る。レンタカーを返し、新幹線に飛び乗る。今回の旅費はすべて他人任せ。というわけで、結局みやげものを買うことで地域貢献したということにしよう。途中、携帯電話が切れて、自宅まで電車・バスで帰った。夫は2週間のアメリカ出張から昨日戻ってきたので、私と入れ違い、疲れたからと家で焼売を吹かして食べ終わったところだった。