朝比奈峠をバスで越え、
粉雪が舞うなか称名寺へ。
金沢八景から乗り継いだ横浜新都市交通は、
中世鎌倉の外港・六浦の入り江を突っ切っていく。
鎌倉で用を終えた金沢顕時や貞時も、
馬を駆ってここへ帰ってきたのだろう
今日は称名寺のとなりにある、
神奈川県立金沢文庫で開催中の「運慶」展。
奈良・円成寺の「大日如来坐像」のほか、
三浦半島はじめ関東各地に残る、
運慶一派による仏さま数体がご出陳。
横須賀・浄楽寺の毘沙門天と不動明王もいらっしゃった。
芦名の高台にある浄楽寺のお堂で、
一度拝見したことがある。
阿弥陀三尊とともに眼にすごく力がある。
幕府の主導権をめぐる陰謀策謀に明け暮れた挙げ句、
みな北条氏に滅ぼされてしまう有力御家人たちの、
最期をみてきたからというのはうがち過ぎか。
真如苑が12億5千万で競り落とした「大日如来坐像」は、
2月8日からお出ましだそうです。展覧会は3月6日まで
こじんまりした展覧会でした。
それにしても寒かった。