今回の記事は『DEATH NOTE the Last name』(2006年日本、監督:金子修介) です。
今年夏ごろ公開されたデスノート前編の続きに当たる、後編です。
衝撃的だった原作を映画は超えられたのか!?
内容紹介
・このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
・殺す人間の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人間が死ぬことはない。
・ノートに名前を書き、人間界単位で40秒以内に死因を書けばその通りになる。何も書かなかった時は全て心臓麻痺となる。
・死因を書くと、人間界単位で6分40秒の間、死に至るまでの詳細を書く時間が与えられる。
・いかなる方法を用いても一度ノートに書かれた人物の死の内容を取り消すことは出来ない。
(デスノートのルールより)
デスノート、それは人の死をあやつることのできるノート。
そんなノートを手にした人間がいた。
彼の名は夜神月(ライト)、名門・東応大学に通う天才であった。
法の無力さを感じていた月はデスノートを使い犯罪者たちを裁いていった。
「このノートを使えば犯罪の無い、理想の世界が出来上がる。
僕は、新世界の神になる」
人々は犯罪者たちを次々と裁いていくこの正体不明の殺人者をキラと名づけ、世界の救世主として崇めていった。
そんな中、ICPO(国際刑事警察機構、インターポール)はキラの逮捕をある男に命じる。
通称・L(エル)。世界最高とささやかれる名探偵だ。
Lはキラ事件の分析を進め、キラ=夜神月ではないかという推理にたどり着く。
月とL、天才2人による心理戦が繰り広げられていく。
Light(ライト)、L、そしてthe Last name...
感想
今回の後編は、ストーリーは原作の第1部、設定は第2部っぽいという不思議な構成となっています。
オリジナル要素もたくさんありましたが、前編ほど原作と全く違うという印象は受けませんでした。
とかと思っていたら、すごいことが起こりました。
それはラスト! 思い切ったことをやってくれてます!
まさかの展開にびっくりです!
僕の個人的な意見として、原作よりよくなってる、と思いました。
登場人物たちはやはり魅力的です。原作の雰囲気ぴったりの人もいれば、そうでない人も。
だけども、それらをひっくるめて良かったと思います。
目立った人たちについて、ひとことふたこと書いてみます。
・夜神月
藤原さん演じる月はとってもいいですね。かっこいいし、原作ほどの腹黒さがないのも良かったです。
少し歪んではいるけれども、純粋な思いには心打たれる。そして切ない。
・L
やっぱり甘いもの食べすぎです。前編ほどの衝撃は受けなかったけど、やっぱり食べすぎ。今回は和のものを好んで食べていたような気がします。
死神の存在を知ったときのリアクションは違和感ありまくりです。
そして、あのひょっとこのお面。やばいって。笑っちゃいます。
今まで決して見せなかった、人間味あふれる彼の最後のシーンもよかったです。
原作の雰囲気を保ちつつ、原作になかった新たなイメージをいろいろ身に付けた映画のLはより一層、好きになりました。
・弥海砂
彼女が最も原作に近かったような気がします。
歪んではいるけれども、あの一途な思いにはやっぱりやられる。
・高田清美
原作とだいぶ違います。ふっ切れてからは人格変わります。なんかセクシーです。
・出目川
原作よりマシな人間に思える。不思議。
・リュークとレム
何だかやっぱり違和感あるような。特にレムが。
原作を読んでたときはレムって女性(死神には性別はないそうなので、女性的な死神って言った方が正確かもしれない)だと思ってたんですが、そうじゃなかったんですね。
・模木さん、なぜこんなに早く! 涙
原作ファンも、原作を知らない人も楽しめる映画だと思います。
デスノートはやはり、天才2人(月とL)の魅力がとっても高い。そこが見どころです。
そして、映画では原作よりもこの2人の魅力を出すことに成功したように思います。
映画データ | |
---|---|
題名 | DEATH NOTE the Last name |
製作年/製作国 | 2006年/日本 |
ジャンル | サスペンス/ホラー/犯罪/漫画 |
監督 | 金子修介 |
出演者 | 藤原竜也 松山ケンイチ 戸田恵梨香 片瀬那奈 上原さくら マギー 加賀丈史 青山草太 中村育二 奥田達士 小松みゆき 清水伸 満島ひかり 五大路子 津川雅彦 藤村俊二 中村獅童(リュークの声) 池畑慎之介(レムの声)、 他 |
おすすめ度 | ★★★★ |
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