![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/af/a7a9cac5cc990d065a40a13f22f124e0.jpg)
今回の記事は『GANTZ:PERFECT ANSWER』(2011年、監督:佐藤信介)です。
奥浩哉の人気漫画を二宮和也、松山ケンイチ主演で実写映画化した衝撃のSFサスペンス・アクション。
2部作構成の第2部、完結編。
前作よりちょっと盛り下がったかなぁという印象もありますが、面白い映画だったことは違いない。
GANTZワールドの結末を目撃せよ。
■内容紹介 ※goo映画より
幼なじみの玄野と加藤は、地下鉄に轢かれて死んだはずなのに、謎の黒い球体GANTZ<ガンツ>が置かれたマンションの一室で意識を取り戻す。
そこでは、同じようにガンツに召還された人々が、謎の“星人”との決闘を余儀なくされていた。
やがて玄野は星人との戦いに順応していくが、激闘のなかで加藤を失ってしまう。
一度は自暴自棄になったものの、「ガンツのポイントを稼いで加藤を復活させる」という目標を見つけた玄野は、再び戦闘の場で活躍しはじめる。
しかしガンツの存在に勘づき、その謎を暴こうとする正体不明の男、手の平サイズの黒い球体<ガンツボール>を狙う怪しい黒服の集団、そして死んだはずの加藤が現実世界に突如として現われるなど、外の世界もざわつき始める。
不穏な事態がたたみかけるように続発する中、ガンツが次の標的に指定したのは、なんと星人ではなく…!?
大切なものを守るため、
彼らが犠牲にするものとは――。
![GANTZ:PERFECT ANSWER](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/d5/0b7faad7401a2a9c27e20daa00fe985b.jpg)
![GANTZ:PERFECT ANSWER](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c0/e34be8884fae0ab22005b97d4e53ac2b.jpg)
■感想
前作がとても面白かったので期待度がとても高かった作品です。
期待が大きすぎると期待を裏切られることってけっこう多い。
この作品も後半の展開に少し不満が残る。
何というかちょっと超展開チックになるので。
それでもエンタメ作品としての面白さはそうとう高い。
前作からの続きとなる謎に満ちた展開は興味深く、一気に終盤の結末まで見せられてしまう。
比較的上映時間は長めの映画(約2時間20分)なのですが、あっという間に終わったという印象が強いです。
それだけ物語に夢中にされていたのだと思う。
主役はやはり二宮和也さん演じるクロノなのだなぁと認識させられる映画だった。
わりと普通っぽい性格が妙に魅力的に感じてしまう。
優しく、弱いようでいて、強い。
それを自然に演じた二宮和也さんの演技は流石。
彼自身の持つイメージとも合致するクロノの役柄は、まさにハマり役だったのではと思います。
マツケンの演技もやはり上手い。
今作では二面性のある役を演じているのですが、どちらの役も違和感は無いし惹きつけられてしまう。
(二面性の意味についてはネタバレになるので伏せます。前作ラストで登場していた謎の真相はやはり驚かされる。…まぁズルいけども)
パート2ではクロノに良い所の多くを譲った感はあるけど、やはりこの人なしではこの物語は成り立っていないでしょう。
小島多恵を演じた吉高由里子も良かった。
かなりほわぁとした感じのこの娘、とっても可愛いかったです。
ほわぁっとしてる一方で、時々感じさせる芯の強い一面がまた魅力でした。
鈴木さん。あんた、何気に100点越えていたのか。
意外だよ! クロノの陰で生き残っていたのだとばかり…(鈴木さんゴメンなさい)。
西丈(本郷奏多)の再登場も嬉しかった。
何だかんだでGANTZワールドに最も長くいた彼が物語のひとつのキーを握っていたのですね。
ただ、ただ…嫌なヤツじゃん。
彼の歪みはGANTZワールドに縛られたが故に生まれた悲しい類のものだと思っていたのになぁ。
何気に『GANTZ2』で良いなと思ったのは、綾野剛が演じた黒服 壹です。
西丈しかり、どうもこういう危うげな役を僕は好むのかもしれない。
どこかストイックな印象もあるクールな殺し屋風情と、その正体不明感が魅力でした。
正体が判明してからが少々残念。とたんあっちの世界にいってしまうからなぁ。
山田孝之さんの存在感はやはり大きい。
前作のラストでちらっと登場した時に、絶対に物語の鍵を握る人物だ!と思ったのですが、実は捜査をする側(こっち側)の人でした。
出演時間は前作に比べると増えたけど、それでも二宮くんやマツケンに比べると圧倒的に少ない。
それでもしっかりとしたかっこ良さと存在感がありました。
結局のところ、彼の正体・目的がいまいち不明なままなのは少しモヤッとします。
物語の後半について。
クロノたちが戦う相手の正体が分かってからは、超展開チックになってしまい盛り下がります。
と同時に、その相手に対し何だか申し訳ない感情も生まれ、微妙な気分になる。
そしてあのパーフェクト・アンサー。
ちょっと悲しすぎる。
↓ネタバレ反転
(はっきり言って、GANTZ世界から一番帰って欲しかったのは彼だから。
誰の記憶からも消えてしまうこと。これほど寂しく悲しいことはないよ。)
前作の面白さが半端なく、かつ続きが気になる終わらせ方がこれ以上ないぐらいに上手かったこと。
それと比較し、後編の真相となるオチがやや安易なことと、バッドエンドとは言わないのだけれど救いようのない痛みが胸に残る結末。
その辺りが影響してか、世間でのGANTZ後編の評価は実はけっこう低い模様。
原作と大きく変わっている点も原作ファンの怒りに触れたのかもしれない。
とは言え、ストーリー、衝撃度、音楽、アクション。
GANTZはそのどれもがエンタメ映画として極めて高く、面白かったと思います。
ここまでワクワク感を与えてくれた邦画は近年少ないです。
少なくとも前作を観た人は観ないまま終わらせてはいけない。
GANTZワールドの結末をどうか目撃して下さい。
↓貼り残し
⇒img1(加藤(松山ケンイチ))
⇒img2(山田孝之さん演じる謎の記者(捜査官?))
⇒img3(鮎川(伊藤歩))
↓GANTZのテーマ曲、好きだな。
ちなみに歌詞は
「Kampfen, kampfen, kampfen die Aliens
Besiegt, besiegt, besiegt die Aliens」
だそうです。(ドイツ語)
⇒引用元
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
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奥浩哉の人気漫画を二宮和也、松山ケンイチ主演で実写映画化した衝撃のSFサスペンス・アクション。
2部作構成の第2部、完結編。
前作よりちょっと盛り下がったかなぁという印象もありますが、面白い映画だったことは違いない。
GANTZワールドの結末を目撃せよ。
■内容紹介 ※goo映画より
幼なじみの玄野と加藤は、地下鉄に轢かれて死んだはずなのに、謎の黒い球体GANTZ<ガンツ>が置かれたマンションの一室で意識を取り戻す。
そこでは、同じようにガンツに召還された人々が、謎の“星人”との決闘を余儀なくされていた。
やがて玄野は星人との戦いに順応していくが、激闘のなかで加藤を失ってしまう。
一度は自暴自棄になったものの、「ガンツのポイントを稼いで加藤を復活させる」という目標を見つけた玄野は、再び戦闘の場で活躍しはじめる。
しかしガンツの存在に勘づき、その謎を暴こうとする正体不明の男、手の平サイズの黒い球体<ガンツボール>を狙う怪しい黒服の集団、そして死んだはずの加藤が現実世界に突如として現われるなど、外の世界もざわつき始める。
不穏な事態がたたみかけるように続発する中、ガンツが次の標的に指定したのは、なんと星人ではなく…!?
大切なものを守るため、
彼らが犠牲にするものとは――。
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■感想
前作がとても面白かったので期待度がとても高かった作品です。
期待が大きすぎると期待を裏切られることってけっこう多い。
この作品も後半の展開に少し不満が残る。
何というかちょっと超展開チックになるので。
それでもエンタメ作品としての面白さはそうとう高い。
前作からの続きとなる謎に満ちた展開は興味深く、一気に終盤の結末まで見せられてしまう。
比較的上映時間は長めの映画(約2時間20分)なのですが、あっという間に終わったという印象が強いです。
それだけ物語に夢中にされていたのだと思う。
主役はやはり二宮和也さん演じるクロノなのだなぁと認識させられる映画だった。
わりと普通っぽい性格が妙に魅力的に感じてしまう。
優しく、弱いようでいて、強い。
それを自然に演じた二宮和也さんの演技は流石。
彼自身の持つイメージとも合致するクロノの役柄は、まさにハマり役だったのではと思います。
マツケンの演技もやはり上手い。
今作では二面性のある役を演じているのですが、どちらの役も違和感は無いし惹きつけられてしまう。
(二面性の意味についてはネタバレになるので伏せます。前作ラストで登場していた謎の真相はやはり驚かされる。…まぁズルいけども)
パート2ではクロノに良い所の多くを譲った感はあるけど、やはりこの人なしではこの物語は成り立っていないでしょう。
小島多恵を演じた吉高由里子も良かった。
かなりほわぁとした感じのこの娘、とっても可愛いかったです。
ほわぁっとしてる一方で、時々感じさせる芯の強い一面がまた魅力でした。
鈴木さん。あんた、何気に100点越えていたのか。
意外だよ! クロノの陰で生き残っていたのだとばかり…(鈴木さんゴメンなさい)。
西丈(本郷奏多)の再登場も嬉しかった。
何だかんだでGANTZワールドに最も長くいた彼が物語のひとつのキーを握っていたのですね。
ただ、ただ…嫌なヤツじゃん。
彼の歪みはGANTZワールドに縛られたが故に生まれた悲しい類のものだと思っていたのになぁ。
何気に『GANTZ2』で良いなと思ったのは、綾野剛が演じた黒服 壹です。
西丈しかり、どうもこういう危うげな役を僕は好むのかもしれない。
どこかストイックな印象もあるクールな殺し屋風情と、その正体不明感が魅力でした。
正体が判明してからが少々残念。とたんあっちの世界にいってしまうからなぁ。
山田孝之さんの存在感はやはり大きい。
前作のラストでちらっと登場した時に、絶対に物語の鍵を握る人物だ!と思ったのですが、実は捜査をする側(こっち側)の人でした。
出演時間は前作に比べると増えたけど、それでも二宮くんやマツケンに比べると圧倒的に少ない。
それでもしっかりとしたかっこ良さと存在感がありました。
結局のところ、彼の正体・目的がいまいち不明なままなのは少しモヤッとします。
物語の後半について。
クロノたちが戦う相手の正体が分かってからは、超展開チックになってしまい盛り下がります。
と同時に、その相手に対し何だか申し訳ない感情も生まれ、微妙な気分になる。
そしてあのパーフェクト・アンサー。
ちょっと悲しすぎる。
↓ネタバレ反転
(はっきり言って、GANTZ世界から一番帰って欲しかったのは彼だから。
誰の記憶からも消えてしまうこと。これほど寂しく悲しいことはないよ。)
前作の面白さが半端なく、かつ続きが気になる終わらせ方がこれ以上ないぐらいに上手かったこと。
それと比較し、後編の真相となるオチがやや安易なことと、バッドエンドとは言わないのだけれど救いようのない痛みが胸に残る結末。
その辺りが影響してか、世間でのGANTZ後編の評価は実はけっこう低い模様。
原作と大きく変わっている点も原作ファンの怒りに触れたのかもしれない。
とは言え、ストーリー、衝撃度、音楽、アクション。
GANTZはそのどれもがエンタメ映画として極めて高く、面白かったと思います。
ここまでワクワク感を与えてくれた邦画は近年少ないです。
少なくとも前作を観た人は観ないまま終わらせてはいけない。
GANTZワールドの結末をどうか目撃して下さい。
↓貼り残し
⇒img1(加藤(松山ケンイチ))
⇒img2(山田孝之さん演じる謎の記者(捜査官?))
⇒img3(鮎川(伊藤歩))
↓GANTZのテーマ曲、好きだな。
ちなみに歌詞は
「Kampfen, kampfen, kampfen die Aliens
Besiegt, besiegt, besiegt die Aliens」
だそうです。(ドイツ語)
⇒引用元
![]() | |
---|---|
題名 | GANTZ:PERFECT ANSWER |
製作年/製作国 | 2011年/日本 |
ジャンル | SF/アクション/サスペンス |
監督 | 佐藤信介 |
出演者 | 二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子 本郷奏多 夏菜 千阪健介 白石隼也 緑友利恵 玄覺悠子 若葉竜也 阪田マサノブ 越村友一 橋本まつり 水沢奈子 綾野剛 伊藤歩 田口トモロヲ 山田孝之、他 |
メモ・特記 | ![]() ![]() ![]() ※ただしPERFECT ANSWERは大半がオリジナルストーリーらしい。 |
おすすめ度 | ★★★★ |
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今宵は初めてなので先ずはご挨拶とランキングall凸ポチ。
お受け取り下さいm(._.*)mペコッ
文字化けしちゃったら(*_ _)人
かさねてランキングクリックもありがとう。
ランキングはあまり上位に上がることがないので嬉しいです。
若手の人から個性派な人まで、それぞれの役に魅力を感じることができて良かったです。
二宮さんと松山ケンイチさんの豪華な共演はまた何かの機会で実現して欲しいですね。