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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(映画)

2008-08-31 22:16:00 | 映画
(C) Lucasfilm Ltd. & TM. All rights reserved.

今回の記事は『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年、監督:デイヴ・フィローニ)です。
エピソード3の公開から3年ぶりとなるルーカス公認のスター・ウォーズシリーズの新作です。
今回はフルCGアニメーションで描かれる話はエピソード2と3との間のクローン戦争。
アナキン、オビ=ワン、ジャバ・ザ・ハットなどシリーズお馴染みのキャラも総出です。

■内容紹介 ※cinemacafe.netより

遠い昔、はるかかなたの銀河系で――。

ドロイド軍率いる邪悪な分離主義者と、正義の騎士・ジェダイ率いる共和国との熾烈な内戦“クローン・ウォーズ”によって、銀河系は疲弊していた。
どんどん激しくなっていく戦いで有利になるため、ジェダイ騎士のアナキン・スカイウォーカーは、彼のパダワン(修行中のジェダイ)になって間もないアソーカ・タノと共に将来に多大な影響を及ぼす重要な任務に送り出される。
一方、前線では、オビ=ワン・ケノービとジェダイ・マスターのヨーダが敵の強力な軍勢に抵抗するため、クローン軍を率いて勇敢に戦っていた。
銀河系の危機が迫る中、運命は勇敢なジェダイの騎士たちの手に託された…。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

STAR WARS: THE CLONE WARS



■感想
エピソード3から3年、またスター・ウォーズシリーズの新作が観れるとは嬉しい限りです。
冒頭の「遠い昔、はるかかなたの銀河系で」というお馴染みの始まり方を観た瞬間から胸が高鳴って仕方なかった!
ライトセーバーでの闘いはやっぱりかっこいいし!
やっぱりスター・ウォーズって伝説的な作品なんだなぁと思わずにはいられません。

スター・ウォーズシリーズは、エピソード4、5、6、1、2、3という順で実写版が公開され、今回は2と3の間の期間のアニメ映画という位置付け。
何というてんでバラバラの公開順……。
しかしこの2~3の期間というのはシリーズ通しての主人公ともいえるアナキン・ダースベイダーの心情が揺れ動く重要な期間であると共に、映像化するにはかなり高い映像化技術が必要なクローン戦争という舞台がそろっている。
だからこの期間の物語を、今、フルCGで映像化するのは順当なことなのかもしれない。

スター・ウォーズシリーズはもともとCG要素がかなり高い映画だったので、CGアニメとなっても違和感はありません。
むしろスピード感が上がって迫力は満点でした。
崖を登っての闘いのシーンなどは、CGならではの撮り方だったのかもしれない。実写ではあの迫力を出すのは相当難しいと思う。

キャラクターの造詣には最初はどうしても違和感を覚えてしまう。
何だか全体的にキャラクターの顔が角いんです。
特にドゥークー伯爵にいたってはなんだかすごく変。
けれども、実写版の特徴をしっかり掴んでいるので、だんだんと目に馴染んできます。
実写版ではヘイデン君がどこかダークな印象を受けるアナキン青年を見事演じていましたが、『クローン・ウォーズ』のCGアナキンも悪くない。
少し身勝手で我が強く、けれど繊細な一面を持つアナキンの雰囲気をよく出せていたと思う。
加えて今回はアナキンの新たな一面を見れます。
アソーカというパダワン(弟子)を持ったことで、アナキンの精神面は少し変化していく。
戦場で共に闘い、教え、守るべき存在ができたのです。
アナキンにはパドメという愛しく大切な人はすでにいます。
けれどそれとはまた違った存在。
そんなアソーカの存在がドラマ面をまた面白くしています。
アナキンもアソーカも、自分の実力に自信があり、師に自分の力を認めてもらおうと無茶をする似た者同士。
この二人が実にナイスコンビでした。
段々深まっていく二人の絆がほほ笑まし過ぎる。
オビ=ワンとアナキンの師弟の絆も良かったけど、このアソーカとの絆もこの映画の見所のひとつです。

だけれども、ヨーダのあの意味深な発言を考えると、この先、この二人には悲しい別れが待っている予感がする。
きっとこれもアナキンが暗黒面に惹かれる一因となって、エピソード3へと繋がっていくのだろう。

クローン・ウォーズの登場人物はとても豪華です。
アナキン、オビ=ワン、ヨーダ、パドメ、R2-D2、C-3PO、ドゥークーといった実写版新シリーズでお馴染みのキャラに加え、旧作に馴染みの深いジャバ・ザ・ハットも出ます。(不覚にもハットの子供を少し可愛いと思ってしまいました)
スター・ウォーズファンなら見て損はない映画です。


映画データ
題名スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
製作年/製作国2008年/アメリカ
ジャンルSF/アクション/アドベンチャー/アニメ
監督デイヴ・フィローニ
声の出演マット・ランター
ジェームズ・アーノルド・テイラー
アシュリー・エクスタイン
トム・ケイン
キャサリン・タバー
アンソニー・ダニエルズ
クリストファー・リー
ニカ・ファターマン
ディー・ブラッドリー・ベイカー
イアン・アバークロンビー
ケヴィン・マイケル・リチャードソン、他
メモ・特記製作総指揮:ジョージ・ルーカス
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ - goo 映画

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
迷う (萩 ますび)
2008-09-01 00:32:04
そうですかー
良かったのですね
スターウォーズがとても好きなので
アニメでの人物に
好感を持てるかどうか
不安だったんで
観る予定はなかったのですが
話は面白そうですね
あーだけどアナキンはヘイデンくんが好きかな~
返信する
こんにちは (Matthew)
2008-09-01 06:54:31
どうにも、米のアニメって、キャラが角ばってますよね。
アニメってことで、あまり興味を惹かれなかったのですが、ichi-kaさんのレビューを読んで、やっぱり観に行こうと思います。
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コメントありがとうございます (ichi-ka)
2008-09-04 01:13:15
>ますびさん
実写とアニメのギャップはけっこうありますね。でもこの映画はわりと実写版の特徴をつかめているんじゃないかなと思います。
ヘイデン君のアナキン役ははまり役でしたね。

>Matthewさん
そうなんですよ。どうにも米アニメって人物が角ばっていますよね。何でなんだろう? ストーリーは悪くはなかったですよ。むしろこの続きが作られるのならぜひ見てみたい。
返信する
やっと・・・ (Matthew)
2008-09-07 01:59:37
ichi-kaさん、こんばんは。
やっと、感想を書いたので、TB送らせていただきましたよろしくお願いします。
やっぱり、観に行って良かったです。ichi-kaさんに感謝です。
ちょっと、全体的に色味が濃かったり、リアル感を出す為のクローン兵の色剥れや機体の汚れ(そこまでやらんでも・・・)等、気になるところもありましたが、戦闘シーンはワクワクしました。スピード感があり、目が追いつかない感じです。次回作も楽しみですね
返信する
Matthewさんへ (ichi-ka)
2008-09-13 04:25:24
この映画の次回作は作ってくれるのかなぁ?ぜひとも作ってほしいですね。アナキンとアソーカのその後が気になります。
ブログ訪問させていただきますんでよろしく。
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