今回の記事は『グリーン・ホーネット』(2010年、監督:ミシェル・ゴンドリー)です。
昼間は新聞社の社長を務めるダメ主人公が、夜には相棒のカトーと共にヒーロー“グリーン・ホーネット”となり、ハイテクとメディアを駆使して悪党に立ち向かう姿を痛快に描いたアクション・エンターテインメント。
主演にセス・ローゲン、ジェイ・チョウ。共演にキャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ。
はっきり言ってあまり期待はしていなかったのですが、想像よりもずっと面白い映画だった。
■内容紹介 ※goo映画より
全身グリーンのスーツとマスクで正体を隠し、毎夜のように犯罪者と戦うヒーロー“グリーン・ホーネット”。
彼の正体、それは新聞社の若き社長ブリット・リイド。
昼間とは別の顔を持つ男ブリッドは、ハイテク装置満載の愛車ブラック・ビューティーを駆って、相棒のカトーと共にギャングの支配者ベンジャミン・コドンフスキーを追い詰めていく。
俺たちが、悪を刺す!
■感想
グリーンのスーツに身を包み……。
グリーンじゃないじゃん、ブラックじゃん。という突っ込みは置いておいて、この映画、面白かった。
期待はあまりしていなかったのですが、想像以上に面白かった。
ストーリーははっきり言ってあんまり良いものではなかった気もするし、映像も飛びぬけて凄い!というものでもなかった。
けれど、とても面白く観れて鑑賞感も悪くなかった。
映画にはまずストーリーありきだとずっと思っていたけれど、こういう映画もあるんだなぁとちょっと感心。
雰囲気とノリだけでここまで楽しい映画に仕上げられている映画はそうはないような気がする。
主人公のグリーン・ホーネット=ブリットはかなり嫌な奴。
自分勝手で傲慢であり、人をおちょくってばかりの軽い性格で、さらにやかましい。根性もあまり無さそう。
確かに憎めない一面もありますが、主人公向きのキャラでは決してない。
対する相棒のカトーは派手さは無いが、予告編でも言われていた通り超イケてる。
何をやっても器用にこなし、めちゃくちゃ強い。
(唯一ひとつだけ弱点がありますが…それは映画を観てのお楽しみ)
パッとしない見た目に反して何だかとてもかっこ良い!
彼のヒーロー時の衣装が学生服に見えて仕方ないですが、それでもとにかくかっこ良い!
またこの二人が名乗るヒーロー“グリーン・ホーネット”もすごく斬新に感じました。
はなから悪党として振る舞うその役どころは、近年流行りのダークヒーローともまた違う不思議な立ち位置です。
世間一般からも悪者扱いされてますし。
ブリットも後半に向けちょっとずつ改心していくし、筋書きとしては割とまっとうな流れを辿ります。
しかし、普通の映画を観たという印象は皆無で、最初ら最後までテンションが高くとても楽しく観ることができます。
基本は“グリーン・ホーネット”ブリットとカトーの見た目と実力、立場すらもギャップだらけのアンバランス・コンビプレーを観てニヤニヤする映画ではありますが、彼らの脇を固める共演者もなんか凄い。
ブリットの会社の秘書役としてキャメロン・ディアスが登場。
キャメロン・ディアスである必要性をまったく感じない役どころですが、意外なほどに映画の雰囲気に馴染んでいます。
グリーン・ホーネットの敵役として出てくるチュドノフスキー。
ものすごい大物感を持ちつつも変人としての素質もただ事ではないこの人物を演じているのは、『イングロリアス・バスターズ』で狡猾なナチス将校を怪演して絶賛されたクリストフ・ヴァルツ。
キャスティングも含めすごくアンバランスだ。
アンバランスだけど映画の雰囲気にはびっくりするほど馴染んでいるんですよね。
いろんな意味で驚き連発の映画だった。
けっこうオススメな映画かもしれない。
楽しい映画が観たいという方は、おそらく観て損はありません。
貼り残し
⇒img1(ブリットとカトー)
⇒img2(ブリットとレノア(キャメロン))
⇒img3(グリーン・ホーネット。光が当たってようやく緑?って言える程度)
⇒img4(公開会見の場ですが、ブリット=セス・ローゲンがまんまブリット過ぎてちょっと可笑しい)
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒グリーン・ホーネット - goo 映画
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昼間は新聞社の社長を務めるダメ主人公が、夜には相棒のカトーと共にヒーロー“グリーン・ホーネット”となり、ハイテクとメディアを駆使して悪党に立ち向かう姿を痛快に描いたアクション・エンターテインメント。
主演にセス・ローゲン、ジェイ・チョウ。共演にキャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ。
はっきり言ってあまり期待はしていなかったのですが、想像よりもずっと面白い映画だった。
■内容紹介 ※goo映画より
全身グリーンのスーツとマスクで正体を隠し、毎夜のように犯罪者と戦うヒーロー“グリーン・ホーネット”。
彼の正体、それは新聞社の若き社長ブリット・リイド。
昼間とは別の顔を持つ男ブリッドは、ハイテク装置満載の愛車ブラック・ビューティーを駆って、相棒のカトーと共にギャングの支配者ベンジャミン・コドンフスキーを追い詰めていく。
俺たちが、悪を刺す!
■感想
グリーンのスーツに身を包み……。
グリーンじゃないじゃん、ブラックじゃん。という突っ込みは置いておいて、この映画、面白かった。
期待はあまりしていなかったのですが、想像以上に面白かった。
ストーリーははっきり言ってあんまり良いものではなかった気もするし、映像も飛びぬけて凄い!というものでもなかった。
けれど、とても面白く観れて鑑賞感も悪くなかった。
映画にはまずストーリーありきだとずっと思っていたけれど、こういう映画もあるんだなぁとちょっと感心。
雰囲気とノリだけでここまで楽しい映画に仕上げられている映画はそうはないような気がする。
主人公のグリーン・ホーネット=ブリットはかなり嫌な奴。
自分勝手で傲慢であり、人をおちょくってばかりの軽い性格で、さらにやかましい。根性もあまり無さそう。
確かに憎めない一面もありますが、主人公向きのキャラでは決してない。
対する相棒のカトーは派手さは無いが、予告編でも言われていた通り超イケてる。
何をやっても器用にこなし、めちゃくちゃ強い。
(唯一ひとつだけ弱点がありますが…それは映画を観てのお楽しみ)
パッとしない見た目に反して何だかとてもかっこ良い!
彼のヒーロー時の衣装が学生服に見えて仕方ないですが、それでもとにかくかっこ良い!
またこの二人が名乗るヒーロー“グリーン・ホーネット”もすごく斬新に感じました。
はなから悪党として振る舞うその役どころは、近年流行りのダークヒーローともまた違う不思議な立ち位置です。
世間一般からも悪者扱いされてますし。
ブリットも後半に向けちょっとずつ改心していくし、筋書きとしては割とまっとうな流れを辿ります。
しかし、普通の映画を観たという印象は皆無で、最初ら最後までテンションが高くとても楽しく観ることができます。
基本は“グリーン・ホーネット”ブリットとカトーの見た目と実力、立場すらもギャップだらけのアンバランス・コンビプレーを観てニヤニヤする映画ではありますが、彼らの脇を固める共演者もなんか凄い。
ブリットの会社の秘書役としてキャメロン・ディアスが登場。
キャメロン・ディアスである必要性をまったく感じない役どころですが、意外なほどに映画の雰囲気に馴染んでいます。
グリーン・ホーネットの敵役として出てくるチュドノフスキー。
ものすごい大物感を持ちつつも変人としての素質もただ事ではないこの人物を演じているのは、『イングロリアス・バスターズ』で狡猾なナチス将校を怪演して絶賛されたクリストフ・ヴァルツ。
キャスティングも含めすごくアンバランスだ。
アンバランスだけど映画の雰囲気にはびっくりするほど馴染んでいるんですよね。
いろんな意味で驚き連発の映画だった。
けっこうオススメな映画かもしれない。
楽しい映画が観たいという方は、おそらく観て損はありません。
貼り残し
⇒img1(ブリットとカトー)
⇒img2(ブリットとレノア(キャメロン))
⇒img3(グリーン・ホーネット。光が当たってようやく緑?って言える程度)
⇒img4(公開会見の場ですが、ブリット=セス・ローゲンがまんまブリット過ぎてちょっと可笑しい)
映画データ | |
---|---|
題名 | グリーン・ホーネット |
製作年/製作国 | 2010年/アメリカ |
ジャンル | アクション/アドベンチャー |
監督 | ミシェル・ゴンドリー |
出演者 | セス・ローゲン ジェイ・チョウ キャメロン・ディアス クリストフ・ヴァルツ エドワード・ジェームズ・オルモス デヴィッド・ハーバー トム・ウィルキンソン エドワード・ファーロング ジェイミー・ハリス チャド・コールマン ジョシュア・チャンドラー・エレンバーグ アナリー・ティプトン テイラー・コール ロバート・クロットワーシー マイケル・ホールデン ジェームズ・フランコ、他 |
メモ・特記 | 原作:ジョージ・W・トレンドル |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
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