vs京都サンガFC 

2011-10-22 | J2
6節/京都 4-0 札幌/西京極
38′工藤45′71′中村65′久保

2連敗中の京都は前節よりCBに内野、RSHに工藤、LSHに中山と変更してきた4-4-2.
対する札幌は前節でジオゴを赤紙拘束、河合を累積拘束で欠き、内村-近藤の2トップでDMFには岩沼-宮澤でLSHには日高が入る布陣。

前回の函館対決では京都に徹底的に持味を発揮されゴールを脅かされ続けた試合だったが、辛くも札幌が勝利した試合だった。
今節は主力2枚欠けでどうなるモンかと杞憂しながら始まった試合は、スタート直後から札幌が鬼プレスで京都DFをパニックに陥れる高連動の攻撃を展開。
開始直後に砂川の左CKに酒井(京)のマークを振り切った日高が飛び出して頭で合わせるが枠外。
5分には京都が札幌を押し下げるべく縦の放り込みから札幌バイタル右で展開しようとした流れも、宮澤が出足鋭く切って持ち上がり古田に渡して右クロス、ファーから横走でニアに走りこんできた砂川が頭で擦らしてゴール正面の近藤が押し込む流れの決定打だったががギリのところで内野(京)にブロックされてしまう。
この右クロスには日高、宮澤、内村、砂川、近藤と5人もの札幌の選手がPAに突撃した迫力満点のアタックであった。
7分には札幌のクリアが京都ディフェンスラインまで飛ぶ、ハイボールに対応する福村(京)に鬼詰める内村が球奪し右に縦走、内野と福村に寄せられながらもキープしてクロスオーバーで中に入る古田に渡すと古田は密林化する京都DF相手にしぶとく失わずPA内の近藤とのパス交換から強振するがGK水谷がブロック、コボレを砂川が強烈なミドルで打ち込むがクロスバー直撃と僅かに得点に届かない。
20分までは一方的な札幌ペースで京都は防戦一方だったが36分に京都のCKを内野に頭で合わせられGK昊乗が難しい軌道を防いだが危険な一撃を見せられた直後、札幌の左での展開がパスミスで逆襲され中央経由から右でフリーだった宮吉(京)に通されると中に絞りながら持ち上がられ寄せ切れないところをPA内左で待ち構えるフリーの工藤に浮き球で通されダイレクトに打ち込まれてしまう。
その後も札幌優勢で攻めるが得点には届かずロスタイムのラストプレイ、札幌バイタルで中村(京)に巧くターンで振り切られ斜走での持ち上がりに、寄せがルーズな対応なままシュートされて追加被弾してしまい前半終了、

後半もこの日、獅子奮迅の鬼プレスで好機を作った内村の鬼詰めで京都ボールを球奪して近藤に渡すが枠外に散るなど良い展開を見せるが20分に京都の左CKにGK昊乗がパンチングで対応したが競った宮吉に当たってファーにコボれたところを久保(京)が下がりながら逆脚で撃たれた球が決まってしまう。
26分にも鬼詰めで奪いに行くが京都に往なされ、中村に寄せきれないままPAに入られて追加被弾。
終盤には序盤からの猛走で消耗が濃くなった札幌に京都はプレスを強め京都ペースになりセカンドが拾えなくなるも、41分には札幌ゴールキックに競りに行った上原が触れず流れた球を古田が拾ってPA内に斜走で入る岡本に浮き球のパス、コレを胸トラップからダイレクトに撃ちこんだがポスト直撃とこの日の札幌は僅かながらに脚に球がついてなかった。44分の京都のバックパスのミスで内村がGK1vs1となったがGK水谷に阻まれ零封の大敗。

圧倒的主導権を握りながらも決めきれず終わってみれば敗戦という、ここまで札幌が下してきたパターンで敗れた今節。
失点シーンの斜走、横走に対して寄せの甘い弛緩対応で2失点した部分は<河合不在>を痛感させた場面だった、反省材料に活かし締め治しを願いたい。
逆にジオゴ不在でもアレだけやれた攻撃陣には感嘆したが京都GK、DFのギリギリでの体を張ったプレイと僅かに脚につかない精度に泣く結果となってしまった。
得点は大敗だったが今後に「ヤレる。」希望を持たせてくれた内容だったと妄想しています。
地獄の敵地連戦が続くが期待してます、ガンバレSapporo!