風邪は少し悪くなった

 

治りかけで仕事が入ってきたら、少し風邪が悪くなった。少し強い薬に切り替えるべく風邪薬を買いに出る。風邪薬を買いに出るという行為がすでにおかしい気もするのだが。

 

 

ついでに響による。ガテマラの浅煎りをデミタスで頼む。本来なら店は受けたくないオーダーなのだが、実験的に作ってもらった。結果は酸っぱいコーヒーなのだが、特徴がとてもよく出ていた。青臭さとグラッシーの違いが明快にわかる。青臭いのは濃度をあげると濁りに感じるが、グラッシーの香りと強い酸が絡んでゆく感覚には一点の濁りもない。軽やかな苦味が通奏低音になり、華やかさが広がっていた。

だがね、これはマニアレシピだと思う。熱田氏も「わかるお客さんにしか出せないと思う。普通のカップかアメリカンが最適だと思う。爽やかな味わいが身上のレシピなのでデミは考えない」

まあそうだな。酸がクリーンだからこそできる芸当だが、あの強い酸は、誰もが受け入れられるものではないだろう。

 

 

ということでロックのコンサートを撮影しにゆく。いいドラムの子がいたので少し安心した。

 

 

ショスタコーヴィッチばっかり聴いていて、ロックコンサートは逆にめんどくさかった。リズムとかを頭のなかで考え始めてしまうからだ。

ただ今の若い子たちは大変だなと思う。90年代以降移調当たり前で変拍子ありのポリリズムとかそういった楽曲をコピーするのは難易度が高すぎる。