授業者日記

バファローズ・スワローズのことや授業のことについて書いていました(現在は定期更新停止中)

「たのしい授業」フェスティバル in尼崎

2009年03月29日 23時32分09秒 | Weblog
3月28日(土)~3月29日(日)の日程で、仮説実験授業研究会の「たのしい授業」フェスティバルへ参加してきた。
会場は、尼崎市中小企業センター(兵庫県)。阪神電車の尼崎駅から徒歩で3分くらいのところである。
<仮説実験授業>は、1963年に板倉聖宣氏によって提唱された、科学(自然と社会)の授業理論・方法である。問題に予想をたて、討論(仮説)をたたかわせ実験を確かめていくことを繰り返して、科学の基礎的な概念や法則を教えるというもので、一流の科学者がその法則を発見した道筋をたどり、問題意識・思考・感動を追体験する授業であるともいえる。
筆者の仮説実験授業との出会いは、高1のとき。
幸田先生の「地理」であった。
受けた授業書は、<地球>,<世界の国ぐに>,<日本の都道府県>。
授業プランは、<大陸移動説>,<外国の国名を漢字で書くと…>,<量率グラフ>,<スイカの名産地>など…。
たった1年間のことであったが、印象は強烈であった。
地理はもともと大好きな科目だったが、この授業を受けてさらに好きになった。
そんなことから、仮説実験授業に興味をもちはじめ、いろいろな本を読みあさるようになった。

塾で教えるようになって、いろいろな授業書や授業プランを実施している。
授業書:<世界の国ぐに>,<日本の都道府県>,<日本歴史入門>,<日本の戦争の歴史>
授業プラン:<○○の名産地>,<日本の国債の歴史と現状>,『だいち』,<吹き矢>
記憶しているだけでこれだけ。他にもあったかもしれない。
そんなに熱心に準備していない。むしろ手抜きである。
幸田先生のまねをしながら、授業書を配って、予想をきいて、お話を読んだだけである。
でも、生徒には大いに好評であった。少なくとも、日頃の授業よりは。

仮説社から出ている月刊誌『たのしい授業』は、毎号買いあさっている。
その雑誌の中に、フェスティバルや入門講座の告知が載っているのは最初から気づいていたのだが、とうとう2008年の尼崎の会へ参加を果たし、大変たのしい経験をできた。
そのときは、<世界史入門> と <電流と磁石> の講座を受けた。

さて、今年は、<月と太陽と地球> と <差別と迷信> の講座に参加した。
いずれもすばらしい講座で、感銘を受けることができた。
来年も是非この会に参加したいと思う。

本年は、さっそく、授業プラン <日本国憲法とその構成> を中3の生徒たちとたのしみたいと思う。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。